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第44話:神頼み(?)

「雲行きが怪しくなってきたな………。」


聖女、彼女は15歳という最年少で聖級魔導師になった実力者だ。彼女自身の強さは神級にも満たないだろうが、味方がいると彼女の価値はグンと上がる。


そうなると………3人で相手は神級上位ほどの実力者パーティーになるだろうな………。これはまずい、こちらは神級下位2人なのに対して相手は神級上位2人+聖女。普通に考えれば勝てるわけが無い。


「これは………本気でやらないと勝てないな。」

「明日その3人を呼ぶので、シファ先生も明日の昼頃またここに来てください。」


「あぁ、わかった。」


サラとの話し合いが終わり、俺は学院長室を後にしていた。それにしてもこの状況………勝つのは至難の業だ。俺もできる限りのことは尽くすが………


「あとは3人の潜在能力次第、か。」


ここはもう神頼みだ。俺は限界まで成長させることは出来るが、限界を突破させることはできない。

できる限りの事を尽くしても、結局は3人次第………


「頼んだぞ………。」


ちなみにこの学院対抗戦に本気になっているのには理由がある。この学院対抗戦の結果で、今年の学院の資産が変わるからだ。


それが変わったら、つまりサラにも迷惑をかける………師としてそれは避けたい、だから俺はこの学院対抗戦に本気を出す。


───ガクッ

話し合いですっかり忘れていたが、今日は疲れがすごく溜まっていたんだ。早く寮に行って寝よう………疲れ果てた思考の中には、早く寝るという選択肢以外は思い浮かばないのであった。


───翌日


昨日の話し合いから、俺はこの学院対抗戦でどのような策を取るかを考えていた。正直、聖国と当たるのは決勝戦らしくそこまでは余裕で勝ち進める。


これは決勝戦までは普通に進み、決勝戦で新しい作戦を実行すればワンチャンって感じか………その新しい作戦を考えるのが難しいんだが………そこはおいおい考えるとしよう。


そんなことを考えながら学院長室に着いた俺はその扉を開けた。


───ギイィィ

その扉を開けた先にはリオナ、セイハ、それと見知らぬ顔の女生徒が1人だ。


「それではシファ先生も来たことだし、これからの方針と作戦を練りましょうか。」

『はい!』

「わかった。」


3人とも元気いっぱいだな………いや、これは緊張しすぎているのか。普通に考えればここの部屋には世界1位と2位がいる、普通の人間が緊張しないわけが無い。


だけどこれから戦う相手は俺らと同じ聖級魔導師、こんなので緊張してたらダメだ。


「やっぱり、俺の考えたメニューをやらせるか……。」

「………はい?」


そんなことを呟くと、サラは驚いた様子で聞き返してきた。………どうしたのだろうか?

今日の大量更新はこの話で終わらせていただきます。

ここ数日間、テストのせいで更新が止まってしまい申し訳ありませんでした。明日からは週4,5投稿を続けていこうと思います。この作品が良いなと思ったら、下の評価やブックマークをしてくれると力になります。これからもどうぞよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
お疲れ様です。一気にこんなに多く更新していただき、ありがとうございます。
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