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第26話:従魔契約の後は精霊契約!?

精霊、それは理から外れた存在だが、人間、それ以外の魔獣などにも害をなさない存在である。それに人間が使うのは『魔術』、つまりは自分で術式を組んで発動する、説明がつくものだ。しかし精霊が使う、または精霊の力を使って発動するのは『魔法』、強く念じることで発動する。


つまり魔法は、この世の理から外れたもの。これまで魔法を使える人間はいなく、使えるのはエルフとドワーフのみだった。だから人間は魔法の研究が進んでいなかったのだが………。


「まさか俺が精霊魔法を使えるようになるとはな………といっても、まだ精霊契約を結んでないから俺はまだ使えないんだけどな〜。」


精霊も4属性魔術と同じ、火、水、雷、土属性の精霊がいる。そしてその属性の力が強いところにいるほど精霊は強くなる。火精霊なら気温が高いとこや火の近く、水は川や海などの近く、雷は空の近く、土は自然の中など、至って単純だ。


風を起こすには水と火、または水と雷だから、


「とりあえず水の精霊は欲しいよな………。」


───数十分後


あれからしばらく歩いてエルフの里から少し離れた泉に着いた。ここの水は『泉の聖水』と言われている。エルフの里に来る時に使ったあれだ。


「ここなら精霊がいると思ったんだが………やっぱりそう簡単に見つかるわけなかったか。」


『ねぇ君、名前はなんて言うの?』


───バッ


誰だこいつは?水色の髪。人型の魔獣か!?


『ちょっとストップストップ!!うちは敵じゃないよ!』


「じゃあ誰なんだ?」


『私は水の最上位精霊のアクアだよ〜。』


「最上位精霊!?なんでそんなやつがここにいるんだ。」


最上位精霊はその属性の中でもかなり適した場所にしか居ないと言われているんだが………こんな森の奥の泉にいるんだ?


『あなたの魔力はとても綺麗だからね。それにつられて私だけじゃなくて中位精霊や上位精霊も来てるよ。話変わっちゃったけどあなたはなんて言うの?』


「俺はシューファだ。」


『じゃあシューファ、私と精霊契約しない?』


「いいのか!?」


『もちろん!まぁ私と契約する魔力があるかって話だけど………見た感じシューファは多そうだし大丈夫そうだね!

じゃあ精霊契約、私アクアと魔導師シューファの契約を認める。………よし!これでOKってシューファどんだけ魔力あるのよ!全く減ってないじゃない!』


「あ、あぁ。俺は元から魔力多いし、この前フェンリルと従魔契約を結んだからそこから倍以上になったからな。」


『フェンリルと契約したって………シューファは一体何者なの!?』


「昔の縁があってフェンリルと契約できたただのアラサー魔導師だよ。」

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