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第17話:黒龍3体とかふざけんじゃねぇ!

───次の週


あれから1週間が経ち、学院全員でダンジョンに演習しに来ていた。学院長………サラが言うにはこのダンジョンは10階層までは弱い魔物ばかりだが、60階層から先は誰も行ったことがないらしい。


とりあえず演習では8階層までにしているらしい。そしてこの学院は5年制で人が多いと思ったけどこの前見たのは学年ではなく全校生徒だったらしく、逆に学院全体でも150人しかいないんだとか。


「罠も多いだろうから、みんな気をつけるんだぞ………って、おい!誰か罠を踏んだな!」


───???階層にて


全体を包む程の大きさの魔法陣に転移されて来た俺たちはパニックに陥っていたが、サラが上手いことまとめてくれていた。それになんだか、ここの階層はありえないほど広いが、一体何階層でどんな魔物が………出てくる……って…………。


『こ、黒龍!?しかも3体なんて………!?』


『お、終わりだ……。俺たちここで死ぬのか?』


『し、死ぬのは嫌だあ!だ、誰か………。』


「サラ!今すぐ防御結界を張れ!生徒はサラの後ろに隠れてろ!」


「………はい!張ったらすぐに助太刀に行きます!」


「いや、来なくていい!」


「な、なぜ?」


「悪いが足手まといだ!それに防御結界に集中してろ!」


「………はい。」


足手まとい、ですか。仮にも私は世界2位なのですけど、やはりシファ先生は凄いですね。あと私に出来ることといったら、防御結界を張ることなのですから、頑張らなくては!


『い、いくらシューファ教授でも無理だ……。』


『で、でも聖級1位なら黒龍1体は倒せるんだろ!?』


『目を覚ませ!黒龍は3体だし、群れだ!ただ1匹ずつ戦うのとはわけが違うんだ!俺らはもう………。』


───一方シューファは・・・


「ぐっ………。」


さっきから縮小(レダクション)を使っているが流石に黒龍は強すぎる。なかなかいい手が通らない。没収(コンフィスケイション)で黒龍の能力とか飛行機能を奪うことも出来るが………。


「うぉっと!」


こうやって強すぎる黒龍とか強さが近い相手に使うのは魔力消費が多すぎるんだ。


『グォォオオォオ!!』


1体だけならまだしも、3体いるんだ。もっと上手いことやらないと………、


「おいおい3体同時にブレスなんて卑怯だ………ろ………っと!!」


どうする?どうするどうするどうする?


「クソ!どうすればいいんだ?」


考えろ………どうすれば………あ!これなら、だが失敗すれば俺は、いや生徒もサラも死ぬ。でもこれしか方法はない!


「やるしかない………か!!」

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