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第15話:生徒会長は魔女(?)だった!?

「なぁ、本当に良かったのか?こんな大金を全部貰っちゃって。」


「本当にいいんですって。私たちが戦っていないのは事実なのですから。」


「それならいいんだが。」


でも、本当にいいと言われてもやっぱり心が揺らぐな。それに王国での給料15年分がただの龍1匹で稼げてしまうなんて。


「やっぱり冒険者って、ロマンがあるなぁ。」


でもその代償に賭けるものが“命”、というのはやっぱりハイリスク、ハイリターンだよな。


「結局は安定した職に就くことが一番ってことなんだよな。」


サラには感謝をしてもしきれないな。


───数日後


そんなこんなでミラ達と生活してた休日が過ぎ、今日も今日とて教室に向かう。


「みんなおはよ〜、ってあれ、お前は確か………誰だっけ?」


「セイハですよ、四年生で生徒会長の。まさか学院で私のことを知らない人がいたなんて、びっくりです。しかも教師で。」


そう言って少し睨んでくるセイハに対して思うことがある。俺は別に教師が嫌な訳じゃないが、やりたいと思っていた訳でもない。それなのにわざわざ四年生まで生徒を覚えるなんて不可能だ。ちなみに俺が担当してるのは5年生だ。


「で、生徒会長がなんかこのクラスに用か?」


「私、魔術について研究しているんです。」


「そうなのか。それとこれは何か関係が?」


「それで研究を追究していくうちに魔術についてよく知ってる人が欲しいんです。そういうわけで、手伝ってくれる人がここにいたので来ただけです。」


「そういうことか〜、おい!リオナ!生徒会長が呼んでるz………!」


「ちょっと待って!」


「え?どうした?」


俺がリオナを呼ぼうと思ったが、やっぱりこういうのは直接言いたいものなのか?


「私が手伝ってもらいたいのはシューファ教授!あなたですよ。」


「え?おれ?」


「はい。」


「でも俺、魔法の基礎とかよく分からないからできない………」


「先に言っておきますが、サラ学院長に聞いたので、魔術のことを全然知らない、という言い訳は通用しないですよ?」


「まじか………。」


サラめ、余計なことを………。


「ということで、私のお手伝い、してくれますよね?」


「…………はぁ、わかったよ。ただ、期待して落胆するとかはやめてくれよ?悲しいから。」


「分かりました。そんなことは起きないとは思いますが、一応肝に銘じておきます。」


………多分これ、期待しまくってるよな。一体サラはどんな伝え方をしたんだ?

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