表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/28

⭕ 錬金術師


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 新居


──*──*──*── 食堂


 キノ()コン()が用意してくれた朝食モニングクルチェ(クルチェール)と一緒に食べていると、[ 食堂 ]にセロがはいってた。

 雪のようしろな髪をうしろで1つにむすんでいる。

 オレがにプレゼントしたかみめを使ってくれてるぅ(////)


セロフィート

「 御早う、マオ。

  彼女が人形師のクルチェール・シェムリジさんですね 」


マオ

「 うん?

  彼女??

  朝っぱらからなに言ってるんだよ、セロ。

  “ オレ ” って言ってるんだから男の子だろぉ~~ 」


クルチェール・シェムリジ

なんで分かったの? 」


セロフィート

「 錬金術師ですし。

  男性と男装している女性の区別くらい付きます。

  ですね、マオ 」


マオ

「 えっ…… 」


セロフィート

「 おや、マオは分かりませんでした? 」


マオ

「 分からなくてわるかったな!(////)」


クルチェール・シェムリジ

「 あっ……えと…初めまして!

  人形師で人形使いのクルチェール・シェムリジです 」


セロフィート

「 初めまして、クルチェさん。

  マオの師匠で錬金術師のセロフィート・セロッタ・シンミンです 」


 椅子に腰をろしてすわったセロは、キノ()コン()れた紅茶を飲む。

 クルチェ(クルチェール)はセロの美貌に緊張してるみたいだ。

 男のオレがひとれしちゃうくらいだもんな。


 朝食モニングを終えたあと、セロに案内されて《 薬屋 》の地下に在る[ 工房 ]へ向かった。


──*──*──*── 薬屋


──*──*──*── 地下


──*──*──*── 工房


マオ

「 あれ?

  オレの知ってる[ 工房 ]と違う? 」


セロフィート

は錬金術をおこなう為の[ 工房 ]です。

  クルチェさん、壊れた人形を錬成陣の中へ置いてください 」


クルチェール・シェムリジ

「 う…うん……あっ、はい! 」


 緊張してるっぽいクルチェ(クルチェール)は錬成陣の中に壊れた人形を置く。

 セロは飾りいっさい無いもの杖を持つ。

 床にえがかれている錬成陣のうえで杖のさきを軽く2回たたいた。


 錬成陣が反応してひかり始める。

 錬成陣の線から虹色のひかりてユラユラと揺れている。

 まるで床からえたオーロラのカーテンを見ているようだ。


クルチェール・シェムリジ

「 綺麗…… 」


 クルチェ(クルチェール)は錬成陣から発生している虹色にひかるオーロラのカーテンにれている。

 次第にオーロラのカーテンが低くなって、錬成陣がひからなくなった。

 実際に錬成陣が発動した所なんて見た事が無いから、これは完全にセロのヤラセだ。


セロフィート

「 錬成が終わりました。

  人形はもとどおりになりました。

  戦闘に使うとキノコンから聞いたので、壊れにくくしときました。

  以前よりも丈夫です 」


マオ

もとどおりにするだけじゃなくてコーティング迄したのかよ? 」


セロフィート

「 折角なおしたのにぐに壊れてしまってはなおした意味が無いですし。

  これからさき、どんな怪物モンスターと遭遇するか分かりません。

  旅を続けるなら怪物モンスターだけでなく、盗賊,山賊,海賊…など(など)厄介な人間と対峙する事も有るでしょう。

  強度をげるのは当然です。

  丈夫で頑丈,柔軟性のすぐれた素材を使い人形を錬成しました。

  軽くて持ち運び易いですよ 」


クルチェール・シェムリジ

「 あ…がとう……御座います…………嘘みたいです!

  諦めないといけないくらい壊れていたのに……まるで新品みたい…… 」


セロフィート

「 新品です。

  マオが助けた子ですし、サービスしました 」


クルチェール・シェムリジ

「 あの……どうやって御礼をしたらいですか?

  オレ……持ち合わせが無くて…………か…からだで──、労働で返すしか── 」


セロフィート

「 クルチェさんはワタシに対価を “ 支払いたい ” と言うのですね。

  そうですね、クルチェさんへの対価は──、今日きょうマオが助けた妖精チックさん,かんざきはるさんとパーティを組み、一緒に旅をしてください 」


クルチェール・シェムリジ

「 え……? 」


セロフィート

「 “ 労働で返したい ” との事ですし、ちょういでしょう。

  かんざきはるさんは戦闘が苦手なようですし、一緒に旅の出来る同性の話し相手──友達も必要でしょう。

  妖精チックさんは小さくても戦闘では頼りになります。

  クルチェさんも1人で旅を続けるより、頼れる仲間と旅を続けたほうが安全です。

  妖精チックさんとかんざきはるさんなら、クルチェさんをおとりにしてげる事はしません 」


クルチェール・シェムリジ

「 あ…… 」


セロフィート

「 決めるのはクルチェさんです。

  かんざきはるさんは気を失って眠っています。

  ずは妖精チックさんとはなしをしてみてください 」


マオ

「 だったらオレが一緒に行くよ。

  キノコンとオレが助けたからさ 」


セロフィート

「 それと、人形が1体だけなのはこころとも無いでしょう。

  ちょうい人形が有ります。

  人形使いのクルチェさんに使ってほしいです 」


マオ

「 なぁ~~んかいやな予感がするぅ~~ 」


セロフィート

「 気の所為です♪

  古代文明時代に作られた古代兵器にせて作った “ 自動式古代兵器人形 ” です♪ 」


マオ

「 ヤバいヤツ持ってたぁ!!

  名前に “ 古代兵器 ” って付けるなよ!

  物騒だろぉ! 」


セロフィート

「 古代兵器ではなく、古代兵器にせて作った自動人形です。

  ドラゴンの群れを一掃するほどの威力しかそなわってないですし、害は無いです 」


マオ

「 ドラゴンの群れを一掃するちからって、物騒過ぎるからな!

  有害だよ!! 」


セロフィート

「 2人の女の子をまもる為の人形です。

  このていの強さぐらいは必要です。

  ファイアウォータウィンドサンダークールアークスプリズンジャドウセイントカオスと10属性の元素エレメント魔法マジックを使えます。

  ちなみに “ ジャッジメント ” は全属性魔法で攻撃が出来る奥義です。

  ジャッジメントには熟練度は無いですけど、10属性の元素エレメント魔法マジックには熟練度が有ります。

  熟練度をげると威力がし、攻撃範囲もえます。

  どんどん使い熟練度をげてください。

  10属性の元素エレメント魔法マジックの熟練度をげれば、ジャッジメントの威力もがり、攻撃範囲もえますよ 」


マオ

「 とんでもない人形だな…… 」


セロフィート

魔法マジック使用に特化した自動人形ですから、物理攻撃は出来ません。

  丈夫で壊れませんから、戦闘では前線にし、盾としても使えます。

  耐久性がすぐれてますし、自己回復機能も付いてますから、物理攻撃,魔法攻撃にも余裕で耐えれます 」


マオ

「 マジかよ…… 」


セロフィート

「 クルチェさんの旅に連れて行ってくれますね? 」


クルチェール・シェムリジ

がとう御座います…。

  こんなに凄い人形を作れるなんて──、錬金術師って凄いんですね! 」


セロフィート

「 ワタシは特別な錬金術師ですから。

  自動人形をれる魔法マジカルの鞄(バッグ)も使ってください。

  盗まれても困りますし。

  2体の自動人形も魔法マジカルの鞄(バッグ)もクルチェさんにしか使えないようにします。

  マオ、自動式古代兵器人形と魔法マジカルの鞄(バッグ)を錬成陣の中へ置いてください 」


マオ

「 分かった 」


 セロに言われたとおりに魔法マジカルの鞄(バッグ)ぶっそうきわまりない自動式古代兵器人形を錬成陣の中に置く。

 錬成陣の中には錬成されて新品としてまれ変わったクルチェ(クルチェール)が愛用している自動式戦闘型人形,魔法マジカルの鞄(バッグ),セロが用意した自動式古代兵器人形が有る。

 古代エンシェント魔法マジックを発動させるんだろう。


セロフィート

「 クルチェさん、錬成陣の中へはいってください。

  クルチェさんにしか使えないようにする為に必要な事です 」


クルチェール・シェムリジ

「 あ…はい…… 」


 クルチェ(クルチェール)は不安そうな顔をして錬成陣の中へはいる。

 セロが杖のさきを錬成陣のうえで軽く3回たたく。

 さっきとは明らかに違うひかりで錬成陣の線のいろが変わる。


 まるでクリスマスツリーに付けるでんしょくみたいにポカポカとカラフルにひかる。

 ひかりが消えるとなんへんてつも無い普通の錬成陣に戻った。


セロフィート

「 これでうわきが出来ました。

  クルチェさん、錬成陣からてください 」


クルチェール・シェムリジ

「 う…うん 」


 クルチェ(クルチェール)が錬成陣からあと、セロの指示で、魔法マジカルの鞄(バッグ)の中には自動式古代兵器人形と自動式戦闘型人形をれてから、クルチェ(クルチェール)へ手渡した。


セロフィート

「 マオ、クルチェさんを妖精チックさんのもとへ案内してください 」


マオ

「 分かった。

  クルチェ、《 薬屋 》に案内するよ 」


クルチェール・シェムリジ

「 う…うん…… 」


 セロに見送られながら、[ 工房 ]をると[ 食堂 ]に戻ってた。

 《 新居 》をて、クルチェ(クルチェール)を連れて《 薬屋 》へ向かった。

◎ 訂正しました。

  頑丈で丈夫,─→ 丈夫で頑丈,

  熟練度はないですけど、─→ 熟練度は無いですけど、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ