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✒ 弟子の憂鬱 3


──*──*──*── 未開の地


──*──*──*── 森の中


 護衛のキノコン(分身体)達に囲まれながら≪ ヒッドユ村 ≫に在る《 薬屋 》をして歩く。

 遭遇する怪物モンスターキノコン(分身体)達が倒してくれる。

 ワンパンじゃなくてデコピンで一撃なんて、さすは地上最強の怪物モンスターだ。


 あの手でデコピンをするのかは謎だけどな~~。

 倒した怪物モンスターキノコン(分身体)達がかされて回収している。

 オレが手当てしたこくじんを襲った怪物モンスターキノコン(分身体)達が倒してくれた。


 途中でこくじん達のい散らかされた死体の残骸を見付ける。

 ちゃんととむらってあげたい事をキノコン(分身体)達に伝えたら、わざ(わざ)集めて回収してくれる。

 セロに頼んで〈 (原質)(みなもと) 〉で肉体を構成したら、お墓を作ってとむらってあげたい。


 いく(自然)に還るからって、ざらしはな……。

 そうにしてもいけど、飢えた動物や怪物モンスターが掘り起こして死体をべてしまう事もある。

 そうする事に抵抗感をいだく人間もるだろうけど、社会秩序を維持する為にも亡くなった先祖をとうとび、子孫として遺体のそんそうをするのは大事なおこないだ。


 自分の先祖の歴史を知り、先祖との繋がりを子孫へ残す大切な儀式の1つ。

 セロの受け売りだけどなぁ~~。

 セロの言う事だからまでほんとうか分からないけど、わることをする訳じゃないもんな。


 セロって矛盾する事してるよな~~。

 《 墓地 》は《 どうくつ 》の近くに作ってもらおうかな?

  森の中を移動すると怪物モンスターに遭遇して危ないから、《 どうくつ 》にみちを作って《 墓地 》へ行けるようにしてもらったほうが安全に墓参りへ行けるよな。


 《 墓地 》には動物や怪物モンスターはいってて荒らさないように結界を張らないとな。

 そんみんからも見付からないようにしないと。

 見付かったら荒らされるどころか壊されねないし!


──*──*──*── ヒッドユ村


 ようやく≪ ヒッドユ村 ≫に到着した。

 キノコン(分身体)の1体がさきに≪ 森 ≫からて、《 薬屋 》のうらぐちへ向かう。

 キノコン(分身体)うらぐちのドアをけてくれる。


 残りのキノコン(分身体)達が周囲を見張ってくれているあいだに怪我人を支えながら《 薬屋 》の中へはいる。


──*──*──*── 薬屋


 うらぐちのドアをけてくれたキノコン(分身体)が[ ]へ案内してくれる。

 どうやら伝達を受けた別のキノコン(分身体)が[ ]を使えるようにしてくれたみたいだ。

 有能過ぎて助かるぅ~~。


キノコン:分身体

此方こちらの[ ]を[ りょうようしつ ]へ模様えしましたエリ。

  気持ちを落ち着けていやされるくうかんをイメージしましたエリ。

  [ りょうようしつ ]でなごめるように “ じゅんふう ” を取りれてみましたエリ 」


マオ

「 キノコン、がとな。

  はだで過ごせるように床じゃなくてたたみにしてくれたんだな 」


キノコン:分身体

「 ベッドや家具を置く部分だけ床にしてますエリ。

  此方こちらよう浴衣ゆかたですエリ。

  うえに羽織るはんてんですエリ。

  室内の温度はこくじんの過ごし易い温度に設定してますエリ 」


マオ

なにからなにまでがとな 」


 キノコン(分身体)に手伝ってもらって、怪我人が着ているバスローブを浴衣ゆかたに変える。

 安静に休めるようにベッドへ寝させた。


マオ

「 ふぅ……。

  《 どうくつ 》の改装が終わる迄、この[ りょうようしつ ]で過ごしてくれな 」


怪我人

「 σπωλйёы 」


キノコン:分身体

「 怪我人の御世話はキノコンが責任を持ってさせて頂きますエリ 」


マオ

がとう、キノコン。

  怪我がかんして元気になる迄、宜しくな。

  オレも時間を作って会いにるよ 」


キノコン:分身体

りょうようちゅうに≪ エンデカル公国 ≫の現状を教えますエリ。

  なにも知らないよりは知っているほうが役に立つエリ 」


マオ

「 それもそうだな。

  ≪ 未開の地 ≫でえいじゅうするつもりなら、≪ エンデカル公国 ≫の言葉の読み書きも出来ないとだよな。

  げんじゅうみんとしてなんとかそんみん達を誤魔化せないかな? 」


キノコン:分身体

「 セロフィート様への報告としてげときますエリ 」


マオ

「 頼むな。

  オレからも相談してみるから 」


キノコン:分身体

「 心得ましたエリ 」


マオ

「 そう言えば、だ名前を聞いてなかったよな。

  呼ぶたびに “ アンタ ” じゃなあ。

  名前、教えてくれないかな 」


怪我人

「 αεποй=ъσя=ечгнл=тпчсх 」


マオ

「 えと……長いし発音がむずかしくてなんて呼んだらいんだ?? 」


キノコン:分身体

「 マオ様、“ アスさん ” でつうじますエリ 」


マオ

「 アスさん?

  ちょうみじかっ!

  えぇと──、“ アスさん ” でいかな? 」


アスさん

「 пρнейσ 」


マオ

いんだ。

  じゃあ、今から “ アスさん ” って呼ぶな。

  オレの事は “ マオ ” でいから。

  キノコン、アスさんの事、宜しくな 」


キノコン:分身体

「 お任せくださいエリ。

  マオ様、森へははいらないでくださいませエリ。

  お散歩は≪ ヒッドユ ≫の中だけにとどめてくださいエリ 」


マオ

「 ≪ ヒッドユ ≫のそと──周辺は駄目なのか? 」


キノコン:分身体

必ずキノコン(分身体)を1体、お供に付けてくださいエリ。

  1人では駄目ですエリ 」


マオ

「 分かったよ。

  ≪ ヒッドユ村 ≫以外にも≪ むら ≫ってないのか? 」


キノコン:分身体

「 マオ様……。

  ≪ マーリマ村 ≫が在りますエリ 」


マオ

「 マーリマ村?? 」


キノコン:分身体

「 “ 神護の ” が在る≪ むら ≫ですエリ。

  ≪ マーリマ村 ≫は “ 聖女しゅっせいの地 ” と呼ばれて有名ですエリ 」


マオ

「 聖女しゅっせいの地??

  この≪ 大陸 ≫って聖女がるんだな 」


キノコン:分身体

「 今から約280年まえの事ですエリ。

  とっくの昔に聖女は死んでますエリ 」


マオ

「 だろうなぁ~~。

  ≪ マーリマ村 ≫かぁ。

  行ってみたいな。

  ちなみに現在、聖女はるのか? 」


キノコン:分身体

「 いませんエリ。

  聖女と言ってもようは、“ 超能力者 ” の事ですエリ。

  “ 超能力者 ” はめっまれませんエリ 」


マオ

「 聖女の正体は超能力者なのかよ。

  種明かしされちゃうとマンを感じないなぁ~~ 」


キノコン:分身体

「 現実は ですエリ 」


 アスさんの事はキノコン(分身体)に任せる事にして、オレは[ りょうようしつ ]をた。

 昼食ランチまえか。

 ≪ ヒッドユ村 ≫をて、周辺を回ってみようかな。

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