理(ことわり)
暁の魔法使いが語り始めた。
「魔法は現実離れした現象に見えるから、なんでもできそうに勘違いする、輩がいる。
転送魔法の話をする前に聞くのじゃ。」
暁の魔法使いは、3本の線でX軸Y軸Z軸の線を描いた。
暁の魔法使いの話はこうだ。
人間は平面は自由に移動できるが、Z軸方向に移動するには、はしご、何らかの器具、地形を利用しなくては移動できない。
上には上がれなくても、下方向への落下は容易だ。
空間の移動はすべてが自由に移動できるわけではなく、移動できる方向があるという事。
そして、私たちをここに連れてきた魔法陣は世界を渡っていく魔法という事だ。
世界は、同じ場所が、実はすごい数の異世界が重なっていて、私たちを転送した魔法は、重なりの上から下に転送する魔法で、普通は下から上の重なりに移動することはできないらしい。
暁の魔法使いは、時間をイメージするように説明した。同じ場所だが、誰でも1秒ごとに1秒先に進むことが普通だが、遡ることはできない。時間の転送魔法でも行けるのは未来のみという事だ。
それじゃ、私たちは帰ることができないことかと、落胆していたら。
暁の魔法使いが断言した。
「3次元空間ででも、鳥は上方向に移動できる。道具を使えば上方向に移動できる。逆方向に移動できる手段・神の奇跡と転送魔法を併用すれば帰ることもできる。」
「もしかして、神の奇跡があれば、時間もさかのぼれるって事ですか?」
アルスタが突っ込んできた。
「ワシは見たことがないが、理屈では可能なハズだ。一番重要なのは、奇跡のために、神への信仰が大切だ。」
なんか、急に宗教の勧誘のような空気になってきた。
なんか、ものすごくミーコが警戒している。
「あなた、街で怪しい宗教の勧誘って聞いたわ。困っている人を相手に、特定の教団に取り込もうとしていない?」
ミーコの指摘にアクアが反論した。
「うちの神様はうさん臭くありません!どんな願いもかなえてくれる満願成就の神様です。
この世で魔法と呼ばれるものは、奇跡と奇跡の真似をした2流の魔法があるんです。あなたたちの真似事魔法とはレベルが違います。」
奇跡?満願成就?なんか聞いたことがあるワードだ。
そこに、暁の魔法使いが二人の間に入り込んできて、アクアを制した。
「神官様。ワシの教育が至らず、この子が失礼な事を申しました。申し訳ないが、この子に祝福を授けてもらえんじゃろうか。」
暁の魔法使いは深々と頭を下げた。
暁の魔法使いの申し出とはウラハラに、アクアは「やれるもんならやってみろ」という表情を浮かべている。
そんな表情も、気にかけることなくミーコは祝福の詠唱を始めた。
「我が主神、サドミスト。」
暁の魔法使いとアクアが驚いている。
ミーコは驚いている彼らを見て、勝ち誇った。
うさん臭いやつらが、サドミスト様の名を聞いて驚いてるわ。
詠唱を続けた。
「教会からはるかに離れ、神官もおらぬ、この地でも、日々の勤めを欠かさず、信仰を守り続けた、この者たちに祝福を給えへ賜え!今日までよく頑張りましたね。ブレスユー!」
祝福の光が、暁の魔法使いとアクアを包んだ。
ミーコが自分の詠唱に驚いている。
ミーコの詠唱はミーコが心に思ったことを、サドミスト神がミーコを使って発する言葉だ。
「あなたたち、サドミスト教徒だったの?こんな神殿から遠くの地で、信仰を護ったのですね。失礼な事を言ってしまって、ごめんなさいね。あなたたちの深印暁の魔法使いが語り始めた。
「魔法は現実離れした現象に見えるから、なんでもできそうに勘違いする、輩がいる。
転送魔法の話をする前に聞くのじゃ。」
暁の魔法使いは、3本の線でX軸Y軸Z軸の線を描いた。
暁の魔法使いの話はこうだ。
人間は平面は自由に移動できるが、Z軸方向に移動するには、はしご、何らかの器具、地形を利用しなくては移動できない。
上には上がれなくても、下方向への落下は容易だ。
空間の移動はすべてが自由に移動できるわけではなく、移動できる方向があるという事。
そして、私たちをここに連れてきた魔法陣は世界を渡っていく魔法という事だ。
世界は、同じ場所が、実はすごい数の異世界が重なっていて、私たちを転送した魔法は、重なりの上から下に転送する魔法で、普通は下から上の重なりに移動することはできないらしい。
暁の魔法使いは、時間をイメージするように説明した。同じ場所だが、誰でも1秒ごとに1秒先に進むことが普通だが、遡ることはできない。時間の転送魔法でも行けるのは未来のみという事だ。
それじゃ、私たちは帰ることができないことかと、落胆していたら。
暁の魔法使いが断言した。
「3次元空間ででも、鳥は上方向に移動できる。道具を使えば上方向に移動できる。逆方向に移動できる手段・神の奇跡と転送魔法を併用すれば帰ることもできる。」
「もしかして、神の奇跡があれば、時間もさかのぼれるって事ですか?」
アルスタが突っ込んできた。
「ワシは見たことがないが、理屈では可能なハズだ。一番重要なのは、奇跡のために、神への信仰が大切だ。」
なんか、急に宗教の勧誘のような空気になってきた。
なんか、ものすごくミーコが警戒している。
「あなた、街で怪しい宗教の勧誘って聞いたわ。困っている人を相手に、特定の教団に取り込もうとしていない?」
ミーコの指摘にアクアが反論した。
「うちの神様はうさん臭くありません!どんな願いもかなえてくれる満願成就の神様です。
この世で魔法と呼ばれるものは、奇跡と奇跡の真似をした2流の魔法があるんです。あなたたちの真似事魔法とはレベルが違います。」
奇跡?満願成就?なんか聞いたことがあるワードだ。
そこに、暁の魔法使いが二人の間に入り込んできて、アクアを制した。
「神官様。ワシの教育が至らず、この子が失礼な事を申しました。申し訳ないが、この子に祝福を授けてもらえんじゃろうか。」
暁の魔法使いは深々と頭を下げた。
暁の魔法使いの申し出とはウラハラに、アクアは「やれるもんならやってみろ」という表情を浮かべている。
そんな表情も、気にかけることなくミーコは祝福の詠唱を始めた。
「我が主神、サドミスト。」
暁の魔法使いとアクアが驚いている。
ミーコは驚いている彼らを見て、勝ち誇った。
うさん臭いやつらが、サドミスト様の名を聞いて驚いてるわ。
詠唱を続けた。
「教会からはるかに離れ、神官もおらぬ、この地でも、日々の勤めを欠かさず、信仰を守り続けた、この者たちに祝福を給えへ賜え!今日までよく頑張りましたね。ブレスユー!」
祝福の光が、暁の魔法使いとアクアを包んだ。
ミーコが自分の詠唱に驚いている。
ミーコの詠唱はミーコが心に思ったことを、サドミスト神がミーコを使って発する言葉だ。
「あなたたち、サドミスト教徒だったの?こんな神殿から遠くの地で、信仰を護ったのですね。失礼な事を言ってしまって、ごめんなさいね。あなたたちの神体を見せていただけますか。」
暁の魔法使いは、もちろんと言い、短剣を差し出した。
短剣には古代文字が書いてある。
ミーコがのぞき込んで驚いている。
「ウォーシップ魔法騎士団!500年前にウォーシップ国と共に滅んだはずでは。生き延びた方がいたんですね。よかった。」
ミーコは涙を浮かべている。
ヨシダ村から見えた、遺跡のウォーシップ国。
500年前に滅びたと聞いていたが、ちりじりになった。
ウォーシップ国が滅び、後ろ盾を失ったサドミスト教徒を待っていたのは、異教徒たちの迫害だった。
あるものは、信仰を秘密にして隠れて過ごした。迫害が収まってから、ヨシダ村に教会を再興した。神官系のグループ。
あるものは、迫害を逃れて各地に散った、魔法騎士団系のグループ。
ミーコは魔法騎士団は全滅したと聞いていたので、感慨深いのだろう。
もともと、私たちは同じ、神を信じる仲間だったようだ。
暁の魔法使いは私たちを見ながら、言った。
「お前さんたちが魔法を授かったのは、ヨシダ村の教会で、その協会はサドミスト様の教会なのか。
一度、お前たちの魔法が、魔法なのか奇跡なのか調べてみるか。」
暁の魔法使いは、ニンマリ笑った。




