クエストチャレンジ
関所を通り、北東半島エリアに入った。
出発の日に、ギルドでヘキサウォールからヘプタウォールに荷物運搬のクエストがあったので、請負って出発することができた。
荷物運搬は、道中の地図ももらえるので、始めていく場所で、この仕事はありがたい。
ヘプタウォールは、北東半島付け根の海辺にあり、大陸北部と南部をつなぐ陸路と海路が交わる場所にあり、北東半島エリア最大の街で、交通の要所となっている。
当然、大陸北部に進むための関所の街だ。
北東半島はヘプタウォールから東に伸びている。
私たちは荷物運搬のクエスト達成の報告にギルドに行き、暁の魔法使いの情報を集めた。
いろいろ聞いた話をまとめた、暁の魔法使いのウワサだ。
・基本的に不愛想
・全属性の魔法を使いこなす、魔法の達人。
・歴史上もっとも多くのドラゴンを倒した魔法使い
・転送魔法のエキスパート
・魔法の解析は、理屈を通して説明するのでわかりやすい
・でも理屈っぽくてメンドクサイ
・魔法の解析費用はほかの倍くらいとられる
・すごく高齢でもう冒険に行かず、半島の先端で定住しているとの事だ。
・高齢で、モウロク
・へんな宗教に関わってるから、深入り厳禁
・ここ数年誰も見かけていない
・死んだウワサは聞いていない
実際にあった人の話では、皆、不愛想と言う。
「どんな人だろう?」
変な宗教って詐欺みたいなのだったら、トッチメないと、とミーコは意気込む。
カトー君は、研究一筋の私みたいなタイプだから、きっと話が合うという。(カトー殺す)
アルスタは、定住しているならとにかく行ってみようと話をまとめた。
ギルドで北東半島先端付近のクエストを探した。
北東半島先端の洞窟に、赤い鳥の魔物が住み着き、増えすぎているので、減らしてほしい。
全滅ではなく討伐数に応じて支払われる途中撤退も容易なクエストがあった。余計な荷物を持たずに行けるので、請負った。
何日かかけて北東半島の小さな村を経由して進む。
ギルドでもらった地図によると、この村の東に目的地の洞窟付近があり、その先に暁の魔法使いの家がポツンとあるらしい。
村で一泊し、明日早く起きて、装備を確認し、洞窟に向かう。
洞窟に到着すると、中から異様な熱気が。
隊列を組んで、慎重に中に進む。
洞窟の奥に、何かか燃えている、揺らいだ明かりが見える。
私たちは慎重に進み、ようやく明かりの正体が見えるところまでやってきた。
フェニックスだ!
洞窟内が大きなホールに、たくさんのフェニックスが、いろんな場所でくつろいでいる。
すごい数だ。
アルスタが、作戦を考えた。
ミーコが、炎防壁の魔法で護りを固めてから、マキの重力魔法でフェニックスを地面におろし、アルスタとカトーがトドメをさす。
さっそく、ミーコの詠唱が始まる。
我が主神、サドミスト。供物は目の前の鳥料理。まだ倒す前で、出世払いというような都合のいいことをいう、調子のいいことを言い出す、自尊心の小さな下僕たちを、全面だけで構いませんので、どうにか紅蓮の炎から守り給えへ! ファイヤーシールド!
目の前に防御魔法が展開された。
私はカトー君の風魔法で上空に打ち上げてもらい、飛んでいるフェニックスにパンチと重力魔法を叩きこんだ。
地面に叩きつけられたフェニックスには、大きな重力が与えられている。
私、アルスタ、カトー君は、フェニックスに落ちるように吸い付けられ、剣やけり攻撃を叩きこんだ。
一瞬で、一羽のフェニックスを葬り去った。
よし次だ!
次のフェニックスを狙っているときに、私たちの背後から猛烈な勢いで、氷の弾丸が飛んできて、
近場のフェニックス10羽ほどを一気に殺し、背後から大きな声がした。
「人の鳥を勝手に盗るな!」
若い女の声が響いた。




