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望郷  作者: 白山月
11/21

デマ

パーティ戦を終了すると、各パーティーで反省会という名のうちあげをする。


私は、アパルーサ、フェザー、シリウスでジャイアントトードの中と外でそれぞれ何があったか説明しあった。

私の猫パンチのようなふわっとした攻撃で、ジャイアントトードが倒れる事を不思議がっていたが。

重力魔法を載せたパンチなので、あんなに威力が出るという事で、みんな納得してくれた。

特にフェザーは、自分の弓攻撃の命中率と威力が爆増したことに興味津々だ。


フェザーは、にこやかに話をしながら考えた。

重力魔法で矢が引き寄せられ、命中率も威力も爆上がりしたのか。

この女使えるな。

にこやかにマキを見つめた。

そんなに見つめられると、ちょっと困るな。


マキは周りのテーブルをみわたした。

正面の席にはアルスタ達がいる、

女性冒険者二人がアルスタにべったりだ。。。

男性冒険者にアルスタが話しかけようとしているが、女性二人のブロックでままならないようだ。

アルスタはいい人だから無下にできないんでしょうね。

アルスタ、やさしいなぁ。


左だいぶ遠くのテーブルにミーコがいる。

ここは、なんか険悪な雰囲気。

何かトラブルがあったのかな?

メンバーの一人がミーコに食って掛かっている。何を話しているか全く聞こえない。


少し離れたテーブルにカトー君がいる。

カトー君のパーティは、魔法使い、神官、戦士女性に囲まれている。

なんか、デレデレして、みんなに優しい。。。

カトー君らしいといえばらしいけど、

女だったら誰でもいいのかな?

なんか腹立ってきた。

真面目に考えた私がバカみたいじゃない。

もー!

カトー君にはがっかり。


そこへ、フェザーがにこやかに私に声をかけてきた。

次の模擬ダンジョンは、フェザーのパーティに参加してほしいとのお誘いだった。

すごく真剣なまなざしだったが、私は、もうすでに4人とパーティを組むつもりだったので、断ることとなった。


翌日になり、次の模擬ダンジョンの準備を開始した。

模擬ダンジョンは、自部たちで5人のメンバーを集め、攻略計画をたて、実際に攻略する。

メンバー4人はアルスタ・カトー君、ミーコ、私、は確定なのであと1名見つければいい。

だが、その一人が難しかった。

なぜなら、訓練所内でミーコの悪い噂が広まっている。

あることない事いろんな噂。

どうやら、前回のパーティ戦で、ミーコのパーティメンバーの一人が、ミーコの回復魔法の詠唱が気に入らなかったらしい。


ミーコから聞いた話では、女エルフが魔物にお腹をさされて。ひどいケガをした。

ミーコの回復魔法で一命はとりとめたが、胸のサイズを対価に持っていかれたようだ。

だが、命が助かったのだから、感謝するところだと思うが、どうしても、許せないそうだ。


きっと、昨夜の打ち上げでミーコに食って掛かってた人だろう。


ミーコは「人いは命より大切なものもあります。それの気持ちを汲めなかった私の修行不足でした。サドミスト神に与えていただいた試練です。」といい、噂を全く気にしていない。


それからいろんな人に声をかけて回ったっが、誰も私たち4人のパーティに参加してもらえない。

困り果てているところに、前の実習で私のパーティにいたエルフのフェザーがやってきた。

「マキ、私がパーティのメンバーになりましょうか。実はダンジョン内では弓は使いにくくて、パーティから追い出されてしまって。でも、マキさんの魔法があれば、早く撃てて命中率と威力が上がる。だから冒険者になるにはここしかないと思ったんです。」


みんなで話し合った。

マキの話では、戦力として期待できそうだ。

ここで断ったら、ほかの人が確保できるだろうか?

うちは接近戦メンバーばかりだからバランスよくなるのではないか?

でも、なんでメンバー集めに苦労したことを知ってるんだろう?

マキも、積極的に参加させたいようだ。

いろいろ話し合ったが、メンバーに加えることにした。


「ありがとうございます。パーティメンバーに加えていただいて光栄です。

今日は、用事があるので先に帰らせてもらいます。」

フェザーは背を向け、立ち去った。

「ちょろいぜ」ニヤリとした笑みを浮かべた。


フェザーの参加で、ダンジョン実習のメンバーはそろった。


必要な装備をそろえ、準備を整え。

演習開始日になった。



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