デマ
パーティ戦を終了すると、各パーティーで反省会という名のうちあげをする。
私は、アパルーサ、フェザー、シリウスでジャイアントトードの中と外でそれぞれ何があったか説明しあった。
私の猫パンチのようなふわっとした攻撃で、ジャイアントトードが倒れる事を不思議がっていたが。
重力魔法を載せたパンチなので、あんなに威力が出るという事で、みんな納得してくれた。
特にフェザーは、自分の弓攻撃の命中率と威力が爆増したことに興味津々だ。
フェザーは、にこやかに話をしながら考えた。
重力魔法で矢が引き寄せられ、命中率も威力も爆上がりしたのか。
この女使えるな。
にこやかにマキを見つめた。
そんなに見つめられると、ちょっと困るな。
マキは周りのテーブルをみわたした。
正面の席にはアルスタ達がいる、
女性冒険者二人がアルスタにべったりだ。。。
男性冒険者にアルスタが話しかけようとしているが、女性二人のブロックでままならないようだ。
アルスタはいい人だから無下にできないんでしょうね。
アルスタ、やさしいなぁ。
左だいぶ遠くのテーブルにミーコがいる。
ここは、なんか険悪な雰囲気。
何かトラブルがあったのかな?
メンバーの一人がミーコに食って掛かっている。何を話しているか全く聞こえない。
少し離れたテーブルにカトー君がいる。
カトー君のパーティは、魔法使い、神官、戦士女性に囲まれている。
なんか、デレデレして、みんなに優しい。。。
カトー君らしいといえばらしいけど、
女だったら誰でもいいのかな?
なんか腹立ってきた。
真面目に考えた私がバカみたいじゃない。
もー!
カトー君にはがっかり。
そこへ、フェザーがにこやかに私に声をかけてきた。
次の模擬ダンジョンは、フェザーのパーティに参加してほしいとのお誘いだった。
すごく真剣なまなざしだったが、私は、もうすでに4人とパーティを組むつもりだったので、断ることとなった。
翌日になり、次の模擬ダンジョンの準備を開始した。
模擬ダンジョンは、自部たちで5人のメンバーを集め、攻略計画をたて、実際に攻略する。
メンバー4人はアルスタ・カトー君、ミーコ、私、は確定なのであと1名見つければいい。
だが、その一人が難しかった。
なぜなら、訓練所内でミーコの悪い噂が広まっている。
あることない事いろんな噂。
どうやら、前回のパーティ戦で、ミーコのパーティメンバーの一人が、ミーコの回復魔法の詠唱が気に入らなかったらしい。
ミーコから聞いた話では、女エルフが魔物にお腹をさされて。ひどいケガをした。
ミーコの回復魔法で一命はとりとめたが、胸のサイズを対価に持っていかれたようだ。
だが、命が助かったのだから、感謝するところだと思うが、どうしても、許せないそうだ。
きっと、昨夜の打ち上げでミーコに食って掛かってた人だろう。
ミーコは「人いは命より大切なものもあります。それの気持ちを汲めなかった私の修行不足でした。サドミスト神に与えていただいた試練です。」といい、噂を全く気にしていない。
それからいろんな人に声をかけて回ったっが、誰も私たち4人のパーティに参加してもらえない。
困り果てているところに、前の実習で私のパーティにいたエルフのフェザーがやってきた。
「マキ、私がパーティのメンバーになりましょうか。実はダンジョン内では弓は使いにくくて、パーティから追い出されてしまって。でも、マキさんの魔法があれば、早く撃てて命中率と威力が上がる。だから冒険者になるにはここしかないと思ったんです。」
みんなで話し合った。
マキの話では、戦力として期待できそうだ。
ここで断ったら、ほかの人が確保できるだろうか?
うちは接近戦メンバーばかりだからバランスよくなるのではないか?
でも、なんでメンバー集めに苦労したことを知ってるんだろう?
マキも、積極的に参加させたいようだ。
いろいろ話し合ったが、メンバーに加えることにした。
「ありがとうございます。パーティメンバーに加えていただいて光栄です。
今日は、用事があるので先に帰らせてもらいます。」
フェザーは背を向け、立ち去った。
「ちょろいぜ」ニヤリとした笑みを浮かべた。
フェザーの参加で、ダンジョン実習のメンバーはそろった。
必要な装備をそろえ、準備を整え。
演習開始日になった。




