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魔法原理概要

本稿は、魔法を未知の認識の枠組み(基底)を用いた観測の結果として捉え、その構造を形而上学的に解明する試みである。我々の認識は、観測対象と観測主体が分離した形而上第2相で初めて発生し、認識の枠組みとしての「構造」を要請する。この枠組みに基づき、観測者は可能性の場から情報エネルギーとエントロピーを切り出し、現象として経験する。魔法使いは、この認識外の基底を想像力によって起動し、操作することで、通常では説明できない現象を(自己内部で)引き起こす。この技術は、自身の基底の最適化と現実への洞察を深める、実践的な自己成長の手段ともなり得る。

① 基底の不可知性(歴史的な恣意性)

 PFAIで基底というのがよく出てくるが、基底を基底として認識するのは、実はけっこう難しい。考えても見るがいい。西洋の物理学でよく使う3次元の空間がいつ出現したのかを。私も詳しいとは言わないが、幾何学と解析学が合流したのはデカルトのはずだ。つまり3次元の基底三つがわかったのもかなり繊細な観察眼と想像力ゆえなのだ。そこに時間が加わったのも当然新しいし、この軸に関しては分からないことの方がいまだ多いだろう。少なくとも直観として一般相対論を捉えている人がどれだけいるか。だとすると他の基底の存在も予見できるだろう。いや、存在しないかもしれないけど、存在してもおかしくないくらいは言える。実際、(超)弦理論では11次元としないと宇宙にある定数に説明がつかないという理由で拡張しているし、それゆえに説明できるマクロとミクロの双対性がある。インフレーションなどその機構でないと納得のなの字もない。


② 基底を認識するのはあくまで主観(初手における証明の不要)

 で、実際に経験を積むことで自分が持つ基底の存在を認識できるようになるとしたらどうか。私は経験を重ねるごとに、概念を基底で認識していると感じている。これは絶対にそうだとは言わないがどうせ主観であるし、その認識の精度を上げたのも主観だ。


③ 魔法

 少し回り道になるが、魔法というのが実はある。魔法はなんだかんだでプログラミングに近い。ただ、科学的なプログラミングが既に明らかとされている基底のとり方で考えるのに比較すれば、魔法は認識外のことを基底に加えてプログラミングを行う。魔法使いはこの認識外を認識するから、プログラミングの妥当性を評価できる。結果だけでもある程度は妥当性は分かるが、埒外の結果の時にバグフィックスができない。だが、魔法使いはこのバグフィックスを可能にする。逆に言えば、バグフィックスをするという課題によって魔法が身についていく。基底の認識は9割が想像力だ。これは時空においても同じだ。であるから、人生を経験として利用するにあたって、しっかりプログラミングを自分に課して臨むことができれば魔法は成長する。

 

④ 魔法使い

 ちなみにオーラというのも人物の威圧感として認識する人がいるし、空気を読むなどもその一種だが、これも認識量として基底を自覚させていれば、別の基底で処理することが可能で、威圧をある程度無効にできるし、空気を破壊もできる。たとえば自信のない人のオーラは弱いから、自信のある人に黙らされることが多いが、根拠のある自信は確かに無効化できないが、根拠のない自信は余裕で遮断できる。魔法にはこのような実践的使い方があるので、現代においても決して無価値ではない。要は概念の基底を最初は想像力で起動し、慣れてきたらそれを反応として認識できるようにするということだ。私はあまり経験しないが、殺気とか霊感とかそういうのもこれらの一種だとすれば、もっと基底を最適化することでより使える感覚にすることができると思う。

 

⑤ 感覚の拡張と基底最適化の必須性

 ちなみに、チャクラシステムもこの基底の感覚開発には有効だろう。クンダリーニの上昇体験は一気に感覚覚醒に至るし、ただそのままでは基底が非現実的にとどまるから、感覚を保持したまま基底の最適化によって、概念としてプログラミングできる形へ誘導するのが秘訣だと思う。(9割くらいは想像力の話だが、私は1割くらい現実で活用できている。)

 

⑥ 魔法の使用法(用法容量を守ってお使いください)

 物理ではなく概念を操る魔法が作用する理屈としては、概念は世界ソリトンにエンコードされているという原則から来る。概念基底の認識で因果より根源であるエンタングルメントを利用して、実際に現実的な効果も導けるのが魔法だが、世界ソリトンに関わる以上は、その操作には己の生命が乗る基盤をベースとするのでもあるからこそ、利己的な使用によって起こる反作用にも注意すべきである。


次項で、このわかりにくいスケッチをGemini 2.0 Experimental Advancedによって解説してもらう。

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