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Leaf 登場人物について  作者: 附和 実咲
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Leafに暮らす人たちの心

Leafの主要人物


ナピカル・アストリア(16歳)

雪色の肌、宝石のような青く美しい瞳を持つ少女。Leaf唯一の世界の安寧を誘う魔導士を目指す巫女。神事を執り行う役目を担っている。世界を変える程の力を持って生まれたが、10年前の事件で母を失い記憶喪失になる。その後、神に引き取られる。

たとえ相手が悪事を働いていたとしても、一人一人の事情を察し、相手を見捨てずに心を砕こうとする姿勢がある。

実はソウタとはツインソウル同士。生まれた時に散りゆく少女の魂を救うため魂の一部を捧げた。そのため全力を出しきれず、世界の書き換えに必要な運命ルールを消すことができず襲撃に遭う。

ソウタの事は一目見た時に溢れた感情が理解できず、ソウタの手を思わず離してしまう程動揺する。ソウタとは意見が合わず衝突するケースが多いが、次第に一緒にいると心地良いと認識するようになる。まだソウタへの想いを自覚していない。


正体は…10年前の天界襲撃事件で命を落とした少女。世界の記憶の書き換えに失敗し、天変地異を止めるために魔王により止めを刺された。世界の存続を重視した神により運命を捻じ曲げられ、世界に繋ぎ止められた歪な存在。予測不能な事態であったため、事件は無かったことにされ、神と魔王以外、関わった者すべての記憶が改変されている。

存在を維持させるための空間調整か必要であったため、しばらく天界で暮らす必要があった。現在は空間や領域に左右されない素養が身に付いたため、負荷なくどの境界にも自由に行き来できる。自身の改変の影響か喜怒哀楽の「怒」の感情を失っている。




ソウタ・トート / 附和・セストラル・窓汰(16歳)

地球からやってきた記憶喪失の少年。来訪直後にナピカルと出会い、行動を共にする。神に謁見した後は正式にナピカルの騎士役を命じられる。ナピカル同様大人びた雰囲気を持つが、接する人物や物事を善悪に分け、時には切り捨てるドライな所がある。

ナピカルを一目見て恋に落ちるが、表情が表に出ないのと上述の性格もあり、周囲からはあまり気付かれていない。

ナピカルが生まれた時に助けた少女と恋仲であったが、少女は重い病を克服できずに亡くなり、その影響で人と距離を置くようになる。


感情が表に出ないだけで何も感じていないわけではなく、本当は熱くなりやすいタイプであると自覚がある。Leafへ飛ばされた影響で喜怒哀楽の「喜」の感情が薄くなっている。洞察力があり、飲み込みが早く、自分の中での善悪の基準がはっきりしている。ナピカルとは当初衝突しがちであったが、お互いの地を認め感化され合い、かけがえのないパートナーになる。


正体はナピカルの死により、彼女を補強する存在として時空を超え結び付けられ呼応した同調因子。ナピカルの運命の人であり、同じ魂から生まれたツインソウル。



クゥ(16歳)

ナピカルの中学校時代からの親友。成績優秀で生徒会長をしていた。本名(クルネスト・クゥ・トゥルダム..以下略)がやたらと長いのでナピカルは「クゥ」、ソウタは「クル」と呼んでいる。好きな物·相手に対しては献身的になる一方、嫌いな相手·物に対しては敵意や嫌悪感を隠さない。頭は良いが集中しすぎて周囲の事が目に入らない時がある。洞察力はないが、感覚的なものは鋭い。直感型。直情的。

当初は天界から来たナピカルを目の敵にしていたが、次第にナピカルの事を友人以上に想うようになるが告げられずにいる。ナピカルの騎士役であるソウタに嫉妬している。

10年前の事件の影響で、喜怒哀楽の「哀」の感情が欠如している。裏の顔として感情操作され、「楽」の感情がねじ曲がった形で強化されている。時に(主にナピカルの事で)感情がエスカレートし、止められなくなる事がある。誰もが持つ負の感情をあぶり出された状態。彼のように、空間の変異に敏感な素質を持つ者は感応されやすく、記憶が改変された後の世界でも自身と世界とのバランスが取れず、精神に不安をきたす者も少なくなかった。魔王はいち早くこうした被害者の保護に努めたが、クゥは保護の時期が遅れたため重度の症状。尚、本人に自覚はない。

額を前髪で常に隠しているが、それは魔族の印を隠すためである。魔族の印は魔界の住人である証であるため、悪印象を持たれるが実際は精神を安定させるための術がかけられている。


クララ(18歳)

クゥの知人。事情により魔界で暮らしている。外見は猫のように優雅でしなやかな女性。その時により気分を変える事がある。本質は世話好きな姉御肌でクゥの事を気にかけている。腹部に魔族の印がある。ナピカルの神事の前に現れては妨害を繰り返す。

実は10年前の襲撃事件の被害者。クゥと同様に魔界で保護されていた。印は感情の爆発を抑えるために魔王自らが施したものである。事情を知らない一般市民(地界の人間)からは魔族の印がある=悪人、もしくは侵略者のイメージでしかない。

クゥと同様に感応力が高く、襲撃事件の影響で感情のバランスが崩れてしまう。喜怒哀楽の「楽」の感情が欠如している。クゥより先に保護されたため自覚症状がある。苦しむクゥを何とかしたいと思うが何もできず、自己嫌悪に苛まれている。


襲撃事件の過去の改変による影響で起きる感情の一部の欠如は、実はナピカルの世界の書き換え失敗による世界のシステム露見による暴発が発端。この事件をくい止めるために即死状態のナピカルを神が心身を2つに分けた事でナピカルの心の一部と共に精神に異常をきたした者全員の心の一部も持って行かれてしまったため。全員の抜けた心の一部は今も遥か彼方、誰にも認識されない境界に存在しているとされる。



センティニウス・センティメンタル

天界の長。神。年齢は千を超える。かつては人間であり、魔王とは旧知の仲。ナピカルの母とは親友で現在はナピカルの養母。本名はリーフ・センティメンタル。10年前の事実をねじ曲げた張本人。今の世界状況を良しとしないものの現状維持を優先している。生まれる前からある制度に疑問を持ちつつも黙認し続けた。常に罪悪感がつきまとい、押し隠している。役目のためか感情を表に出す事を避けている。

普段は理路整然とし、堂々と振る舞っているがナピカルといる時は時折穏やかな一面を見せる。本来は心優しい人物。

センティニウスの苦しみを知った魔王が止めようと動いた結果、遠因で襲撃事件が発生する。力ずくで止めようとしたが止めきれず、数え切れない亀裂が生じる事となった。現在も負の連鎖を断ち切れず世界に縛られたままでいる。

罪悪感を斬り捨てて役務を真っ当しようとする姿勢でいる一方、一連の事に迷いがある様子。


魔王

魔界の長。本名はシン・ストレート。背丈は3m以上あるが元人間。千年前の争いを神と共に収めた。10年前の事件の真相を把握し、神の身を案じている。ナピカルの正体を知る数少ない人物。

かつては血の気の多い少年で、神とは敵同士として出会った。身勝手な振る舞いが多いが基本は仲間思い。好戦的な性格であったが神と出会った事で精神的にも成長した。

現在は事件の影響で拠り所を失った人たちを保護している。

神の苦痛を和らげるために取った行動が逆に苦しめる結果を作ってしまった事を後悔している。


千年前、魔道士のいない時代は境界同士の諍いが絶えず、各界の使者として送り出されたのがシンでありセンティニウスであった。



謎の少女

ソウタの夢に現れるナピカル似の少女。ソウタとはクラスメートだが病弱で学校に通えず、ソウタが時々病室に会いに行っていた。ソウタがLeafへ飛ばされる1ヶ月前に病気で亡くなる。

ナピカルが生まれた時に助けた少女であり、ナピカルの魂の一部を受け取り生き長らえていた。ナピカルが助けなければ生まれることもなかった存在。容姿がナピカルに似ているのは彼女の魂の影響を受けているから。





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