紙切れ物語-神様という存在を借りて-
神様は言います。
微笑みなさいと。でもそれは、強制ではありません。
ただ、皆と同じように。悲しんでいる姿は見たくない。それだけなのです。
私はこれまで、たくさんの笑顔を見てきました。でも、私は悲しそうな顔を見たことはありません。
だって、笑顔の方が見てて心が安らぐじゃないですか。
いいんです。『神様は辛い時に助けてくれない』なんて言われたって、『もう信じない』と離れていったって。
私は、あなたの笑顔しか知りません。
いえ、たとえあなたの苦痛を知ったとしても私は微笑むでしょう。
なぜなら、あなたの苦痛を私が知った時、あなたはまだ生きているのですから。
明日は笑顔の日になると信じて、私は微笑みかけます。たとえあなたに見えなくとも。
だから、いいんです。都合がいい時だけ祈りに来たって、私に苛立ちをぶつけたって。
私はそれでは返せないほど、あなたから笑顔を貰っています。
これからも笑顔でいてください。
これは、私ではなく、あなたの友人からのお願いです。そしてそれは、私の願いでもあるのです。
RE:ありがとう。
ごめんなさい。新興宗教くさかったですかね。
そんなつもりは無いのですが、今回の隠れテーマは『奇跡』ということで神様に見立てて話しました。
下手に信じ込まないでネ