2.ブレイバー
西暦二〇三二年、日本。
今から十年前、人類は量子コンピューターの開発及び量産に成功した。それにより世界に技術革新が起き、新型の量子CPU・イボルブシリーズの発明に繋がった事で、ありとあらゆる家電機器の小型化や高性能化が加速した。
そんな技術革新が起きた年、オンラインゲームのワールドオブアドベンチャー、通称WOAと呼ばれるMMORPGがサービス開始され、今年で十周年を迎えていた。WOAは十年経っても尚、MMORPGのユーザー数世界一位の座に君臨するゲームとなっている。
MMORPGとは、大規模多人数同時参加型のオンラインロールプレイングゲームであり、インターネットを通して昔から多くのユーザーを楽しませてきたゲームジャンルの一つ。ニ〇〇〇年頃から進化を続けてきたMMORPGの中で、今ではトップワンと言われるほどワールドオブアドベンチャーが流行の一途をたどっている。
このゲームが他の追随を許さない理由の一つが、マップの広さが現実の世界に相当するオープンワールドと言う点である。世界約三十ヶ国に及び数億単位で同時接続が可能である点と、全体を管理運営する開発元ネットワークワルプルギス社とは別に、ゲーム内の地域毎で運営会社が分けられているのが特徴だ。
世界各国で五十に及ぶ中小企業により、運営管理と地域毎のイベントや新規アイテムの実装等が委託されており、そんな前代未聞の運営体制を敷いている事でサービス開始当初は大きく話題となった。
ゲームストリーミング技術を使い、パソコンだけでなく、ほぼ全ての家庭用ゲーム機でプレイ可能。VRにもしっかりと対応していて、正に非の打ち所がないゲームと言える。
肝心のWOAはどうなのかと言うと、途方も無く広大なオープンワールドでありながら、とにかく現実志向。テレポーテーションと言った能力やサービスは存在せず、移動手段は徒歩や馬などに限られる。これによりどんな上級プレイヤーでも、このゲームの全てを体験する事が不可能に近くなっているのだ。
それこそがこのゲームの売りの一つであり、キャッチコピーは『無限の可能性を探すMMORPG』となっている。
書籍化は数百に及び、アニメ化やドラマ化による広報活動も幾度と無く行われた。
IT企業に勤めるサラリーマンである明月琢磨が、そんなWOAの世界に夢中になったのは四年前の事だ。
今日もいつもの様に仕事を終わらせ帰宅すると、真っ先にパソコンデスクに腰掛けWOAにログインしていた。
紆余曲折がありながら、四年掛けてレベルはやっと百二十五。モンスターを倒しても次のレベルまでの道のりが遠くなり、モンスター狩りに飽きを覚えてきた琢磨だった。なので最近は、インターネットゲームの醍醐味でもある他プレイヤーとの会話を楽しむ毎日だ。
琢磨は男だが、操作するキャラクターは黒髮短髪で色白な肌と赤い瞳が特徴的な小柄な少女である。前にイベントガチャで当てた赤と黒の忍び装束を着て、額当ての付いた長い鉢巻を頭に巻いている。
名前は、サイカ。
職業は、クノイチ。
琢磨がサイカとして活動しているこの場所はヨリック大陸のジパネールと呼ばれる地域で、運営管理会社はスペースゲームズ社。そんなジパネールの中心部にある首都ゼネティアと呼ばれる大きな町は、日本の関東地方からインターネットにアクセスしているプレイヤーが最初にスタートする町である。
そんな町が、サイカにとっての主な活動拠点だ。
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首都ゼネティアの中心にある大広場。
人通りの多い大きな噴水近くで、初心者の時から共に遊んできた女剣士のミーティアとサイカは一緒にいた。道行くプレイヤーの姿を観察しつつも、ニ人は他愛も無い会話を楽しんでいる。
そんな時、突然ミーティアが思い掛けない事を口にした。
「俺、引退するよ」
唐突に引退と言う言葉を放ってきたミーティアに、サイカは驚きの表情を浮かべる。
「え? 引退?」
「そう、引退。ほら結構前にさ、彼女出来たって言っただろ」
「うん」
「結婚……したんだ」
「え、まじ?」
「まじまじ」
確か彼女が出来たと喜んでいたのは一年くらい前の話だったが、それからあまり彼女とどうなのかと言う話題はあまり出しては来なかった。なのでそこまで進展しているとは、サイカも思っていなかった事だ。
「えっと、なんて言うか……おめでとう」
「あんがと。んでさ、まぁ子供も産まれちまって、いよいよ本格的にゲームやってる場合じゃ無いと思ってよ」
「あー、なるほど」
「お前はまだ独身だし、シノビセブンって言う楽しい仲間達がいるから、遊び相手に困るって事はないだろうしさ。ま、俺の装備はお前に預けとくよ。クノイチでも装備できるヤツもあるから」
「悪いよそんなの」
「俺の決意の証だ。受け取ってくれ。頼む」
サイカはミーティアからのトレード申請が来ると、しばらく躊躇したあと、渋々承諾ボタンを押した。
ニ人は長い事一緒にこのゲームでは遊んではいるものの、あまりリアルの話をしなかった為、いきなりこの様な事態となった事にサイカを操作する琢磨は動揺を隠せない。
一通りのアイテム取引を終わらせたミーティアは、
「大丈夫だって! 別にキャラデリする訳じゃないし、落ち着いたらまた遊びに来てやんよ!」
と言い残し、ピースをサイカに向け、そのまま笑顔でログアウトして行った。
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琢磨はパソコンのモニター越しにそれを見届け、ミーティアとの冒険の思い出を頭に過ぎらせる。
まだお互いレベルが一桁の時にミーティアと出会い、苦難を共にしてきた友人の一人。突然仲の良い友達が遠くに行ってしまった様な複雑な思いを抱きながら、自分もログアウトボタンを押した。
そして琢磨はパソコンの横でスタンドに立て掛けていたタブレット端末を手に持つと、パソコンデスクのすぐ横にあるベッドに寝転がる。
タブレットを操作して、最近毎日楽しみにしているゲーム実況動画【WOA実況プレイ、ゼネティアからローアルを目指す旅】の最新パートを視聴する事にした。
ローアルと言うのは、別の地域にある首都の名前で、ジパネールとは大陸こそ繋がっているものの、地域が違うので運営会社は異なる。現実世界の日本で言う所の東京から大阪までの距離に相当していて、それを徒歩で旅する様な事をこの実況主はやっているのだ。
同じゲームをプレイしていて、この実況主よりもキャラのレベルが高い琢磨でも、こんな無謀な挑戦はしない。だからこそ、いったいどんな旅路となるのか、琢磨は毎回この動画の続きを楽しみにしている。
今回の最新パートは、道中で立ち寄った村で出会ったプレイヤーと近くのダンジョンに遊びに行き、旅には何の進展も無い動画となっていた。
琢磨にとってはそれは退屈な内容で、やがてすぐに睡魔に襲われる事となり、動画を見ながら眠りに落ちてしまう。
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「大丈夫だって! 別にキャラデリする訳じゃないし、落ち着いたらまた遊びに来てやんよ!」
女剣士はそう言い残し、ピースをしながら消えて行ったところで、サイカは夢から覚める。
窓から零れる朝日に誘われ、サイカはベッドで目を覚ました。見慣れた天井を見ながら、サイカの脳裏にはまだ夢で見たミーティアと言う女剣士との別れがボンヤリと残っている。
夢の中での付き合いのみだが、その期間の長さからサイカも何処か虚しい気持ちになってしまっていた。
サイカもこんな夢を毎日の様に見ている事もあり、夢世界の事は概ね理解している。あの世界は、こことは違う異世界に存在するゲームの世界で、サイカは誰かに操作されて喋るキャラクターの一人にしか過ぎない。
ミーティアと言う女剣士を操作する誰かも同じであり、そしてミーティアが告げた結婚や引退が何なのかもサイカは理解しているつもりである。
なのでサイカがこの世界で強く願うのは、あのミーティアがこの世界に《《ブレイバーとして存在していない事》》。
サイカは一糸纏わぬ姿でベッドから立ち上がると、服を着る前に昨夜のバグとの戦いで負傷した右肩を触り、目視でも状態を確認する。
完全に傷は塞がり、何も無かったかのような白い肌がそこにはあった。
そして赤色の忍び装束に着替えると、刀を腰に下げ、ナイフ数本を太腿に忍ばせる。
バグとの戦いで破け汚れた服や、刃こぼれした刀まで、全て元通りに戻っていた。
これがこの世界のブレイバーと呼ばれる人種の特性で、身体だけでなく自身の所有物全てに自己修復機能がある事が大きな特徴だ。
サイカがいる世界は、文明としてはまだ剣と弓が主流で、煉瓦や石造りの建物が並んだ街並みと、自然豊かな大地が広がっている。夢で見るゲームと雰囲気は似ているが、別世界である事は間違いない。
サイカがお世話になっているブレイバー専用宿、一階は酒場となっており、夜はブレイバー同士が交流する場となっている様な場所だ。
部屋から出て一階に下り、昼間で開店前の酒場店内にやって来ると、カウンター越しに宿主である老婆のレイラがサイカに声を掛けた。
「あらサイカちゃん、おはよう。もう仕事に出掛けるの?」
レイラに見向きもせず、サイカは右手を軽くあげて挨拶の素振りだけ見せると真っ直ぐに宿屋を後にした。
サイカが向かった先は宿屋からさほど遠くない場所に位置するブレイバーズギルド。ここも数多くのブレイバーが、国からの依頼を受け、それを達成する事でこの国での通貨を手に入れる事が出来る場所だ。
ここは朝からブレイバー達で賑わっていた。だが今日はいつもより人数が多い事にサイカは気付きつつも、受付に足を運ぶ。
「いらっしゃい、サイカさん」
カウンターにいる受付嬢が笑顔でサイカに話しかけてきた。
「やけに賑やかだな」
「ええ、今日は国王から直々の依頼でバグの巣を殲滅する作戦が行われるんです」
「バグの巣?」
「そうです。この町から南に行ったところにある山で、バグの巣が発見されたとのことです。参加されますか?」
その問いに、サイカは過去の経験を振り返る。サイカにとって大規模なバグとの戦いは何度も経験した事があり、その度に沢山のバグを消滅させてきた。
そして走馬灯の様に脳裏を過るのは、かつての仲間達の姿だった。
「いや、私はパスだ」
「そうですか。サイカさんが参加しないのは大きな痛手ですね」
「それよりも、バグ関連以外で何かない?」
「え? そうですね……」
と、受付嬢は手元にある書類をパラパラと捲った。
「丁度いいのがありますね。本日、ブレイバー召喚儀式が教会で行われます。その警護と、召喚されたブレイバーの教育係ですね」
「召喚儀式……わかった。それで頼む」
「畏まりました。ではこの書類にサインをお願いします。教会の場所はわかりますね?」
サイカは黙って頷くと、誓約事項が記載された書類にサインをした。
町外れにある教会に向かう道中には、露店通りがある。そこは地元住民やブレイバー達で賑わい、武器や防具、食べ物に至るまで何でも売っている場所だ。
サイカもまた露店に並ぶ様々な商品を横目に、人混みを静かに進んでいた。
果物屋のおじさんがそんなサイカを見つけ手を振ってきた。
「お、サイカちゃん今日も可愛いね! どうだい! 今日は美味しい林檎があるよ! サービスしちゃうよー」
サイカは足を止め、果物屋に並ぶ山積みになった林檎に注目する。
美味しそうな真っ赤な林檎を見て、
「一つ」
と、購入の意思を示し、懐から金貨を取り出して林檎と交換した。
買ったばかりの林檎をサイカは丸かじりしながら、坂を下り、やがて人通りも少なくなってきたところで、畑が多い農業地区にやってきた。
今度は畑仕事に精を出しているおばさんが、サイカに気付き声をかけてきた。
「サイカちゃんじゃないか。おはよう」
サイカは右手をあげて無言の挨拶をする。
更に進むと、大きな教会が見えてきた。
教会の修道女がニ人、サイカを出迎える為に入り口に待機していた。
「お待ちしておりましたブレイバー様。間も無く儀式が始まります。どうぞ中へ」
サイカは修道女に案内されて、教会の中へ足を進めた。
教会の扉が開かれると、サイカの視線は、深い縦長の構造と、支柱の並びがつくりだす透視的な効果により、内陣の祭壇に引き寄せられた。そして、ステンドグラスによって作られた、神秘的な光に包まれていく。
祭壇では儀式を行う準備が既に終わっており、神父はサイカが来たことを確認すると、手に持つ本を開き、祈りの言葉を唱え始める。
神父の前にある祭壇の前には魔法陣が描かれており、その上で宙に浮いている巨大な魔石。半透明でガラスの様に綺麗なその石は、ホープストーンと呼ばれる魔石で、祈りの言葉に反応して青白く光り輝いていた。
ブレイバー召喚儀式、それはこの世に異世界からの人間を呼ぶと言う、何十年も前から行われている儀式である。
サイカ自身もここでは無い別の街にある教会で、ニ年前に召喚された。
召喚される者は、男性であったり女性であったり、妖精や機械人形の類いの場合もある。傾向として若い女性が多い事は、今でもブレイバー召喚七不思議の一つだ。
この儀式で召喚されるブレイバーは不思議な能力と驚異的な身体能力を持ち、この世界には存在しない武具を身にまとい、歳を取らず自己修復能力によりほぼ不死身である事から、当初は人間同士の戦争を有利にする兵器として利用されていた。
だが多くのブレイバー達が次々と化物になってしまう事件が多発した事で、戦争利用と言う歴史はすぐに無くなる事となった。
その化物、ブレイバーの成れの果てと言われているのが、サイカが昨夜戦ったバグである。
なぜブレイバーがバグになってしまうのか、当時はその理由までは判明できず、一時期はブレイバーの召喚が中止になった時期もある。
しかし発生してしまったバグを倒せるのもまたブレイバーだけである事が早々に発覚した事により、この世界の人類はやはりブレイバーの力を頼る事しか道が無くなってしまったと言うのが大まかな歴史だ。
長い長い祈りが続き、退屈で待ちくたびれたサイカは欠伸をした。
それと同時に祭壇に浮かぶホープストーンが閃光を放ち、卵から動物の赤ちゃんが産まれるかの様に亀裂が入っていく。そして間も無く、宙に浮かんでいたホープストーンが光を失い地面に落下すると、その衝撃で粉々になった。
粉々になったホープストーンの中心に現れたのは、崩れる様に倒れる白いローブを着た小さな少年。近くには不思議な形をした杖と思しき物が転がった。
周囲にいた修道女や神父は慌てて距離を取る中、サイカは一目散にその少年に駆け寄り、横になっている少年の上半身を抱き上げる。
「おい、おい」
と何度も声を掛けると呼び掛けに応える様に、少年の目がゆっくりと開く。
ここがブレイバー召喚儀式の最初の難関。混乱して暴れ出す者も少なくない事や、儀式には失敗も有り、最初から絶命している場合や、五体不満足となって召喚される場合もある。その為、同じブレイバーによる警護、監視役が必要なのだ。
ただ今回の召喚に関しては、一先ず成功と言えそうである。
少年は目を開け、その緑色の目がサイカの赤い瞳と合う。
すると少年はすぐに顔を青白くさせ、胸を抑えて激しく苦しみだす。
「う……がっ……あ……がっ……」
それを見たサイカは、
「落ち着け。大丈夫だ。大丈夫」
と、少年の背中をさすりながら優しい言葉を掛け続けた。
召喚されたブレイバーの多くは、最初は呼吸の方法がわからずこうやって苦しむ事が多い。
サイカにとっては、こう言った召喚の立ち会いは初めてでは無い為、慌てる事なく対処ができた。
段々と落ち着き始めた少年に向かって、サイカは優しく問いかける。
「言葉はわかるか?」
コクコクと頷く少年。
「キミの名前は?」
「……ど……」
「ど?」
まだ混乱していて、上手く言葉が出ないのか、少年は少し涙ぐみながらも、
「え……む……」
と続けた。
「ど……えむ?」
サイカがそう聞くと、少年はコクリと頷いた。
その名前の意味を知っているサイカは、あっけらかんとした表情になる。
少年の名は、ドエム。
それはサイカが今後しばらく面倒を見る事となる少年ブレイバーの名だ。
【解説】
◆MMORPG
大規模多人数同時参加型のオンラインロールプレイングゲーム。インターネットを通して昔から多くのユーザーを楽しませてきたゲームジャンルの一つで、サイカが活動しているワールドオブアドベンチャーもその内の一つ。
◆WOA
ワールドオブアドベンチャー。二○三二年に十周年を迎えたMMORPGで、ユーザー数世界一位の座に君臨するゲーム。ゲーム内でプレイヤーが体験する世界規模は現実世界相当で、自動生成ダンジョンや各種イベントがプレイヤーを大いに楽しませている。
又、アップデート内容をほとんど公開しない秘密主義運営方針は、『無限の可能性を探すMMORPG』と言うキャッチコピーへと繋がっている。
◆ゲームストリーミング
ゲームにありがちな負荷の高い処理を大きなサーバー群に任せて、そのプレイ画面だけを動画のように自分の端末にストリーミングしながらゲームをプレイできる新技術。WOAはこの技術を上手く使っていて、快適なゲームをユーザーに提供している。
◆ブレイバー
異世界に召喚された創造物の分身。本作に登場するブレイバーは主に現実世界側の娯楽である『ネットゲーム』で作成されたキャラクター達であり、人間よりも身体能力に優れ、様々な武術や魔法、銃と言った技能を持っている者が多い。そして人間やロボットに至るまで、様々な物がブレイバーとして存在している。
◆バグ
紫か黒の無機質で粘土の様なモンスター。人型、動物型、昆虫型、モンスター型、神様に至るまで、様々な物を模った形態となる。姿形はその大きさも含めて万種を超えているが、仕組みや法則が解明されている訳では無い。
◆量子コンピューター
量子力学的な重ね合わせを用いて情報の並列性を実現したコンピューター。
非公開の技術によって発明された新型の量子CPU・イボルブシリーズで、驚くべき情報処理が実現したパソコンが一般的に普及する様になった。
◆VR
バーチャル・リアリティ。現物・実物ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術。作中の時代においても、主にVRゴーグルを用いるのが一般的である。
私も何度かやった事があり、感動はするけど疲れるって言う印象が強い。
◆キャラデリ
キャラクターデリートの略称で、引退の際に決意表明として育ててきたキャラクターを消したり、アカウントごと消してしまう人がいる。
ちなみに私は幾多のネットゲームをやったが、これを行った事は無く、いつも自然にログインしなくなるパターン。
◆ホープストーン
ブレイバー召喚の際に使われる魔石で、物語のキーアイテム。イメージとしてはクリスタルに近く、青く透明で輝いている事が特徴的。召喚に用いられる物は人よりもサイズが大きく、召喚成功時には砕けてしまう。又、熱で溶かして再利用も可能である。
まるでソシャゲの石……いや、なんでもない。
◆ミーティア
サイカとは初心者の頃からの付き合いであり、いつもサイカと共にワールドオブアドベンチャーを遊んでいた大事な友人。残念ながら、この度引退を決意してしまった。
タイミング的にできちゃった結婚っぽいけど、めでたい事に変わり無し。