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ログアウトブレイバーズ  作者: 阿古しのぶ
序章・エピソード1
13/128

13.首都対抗戦

 いつもの様にWOAをプレイして遊んでいる明月琢磨。今夜は首都対抗戦で大きな動きがあるとの事で、サイカを操作して戦いの準備を進めていた。

 倉庫にいらないアイテムを預けている所で、所持品の中で今のところ何の使い道もない魔石フォビドンが目に付く。

 預けようかどうか琢磨はしばし悩んだが、やはり何となく持っておく事にする。

 一通りの準備を終え、ゲームコントローラーをデスクの上に置く。キーボードの脇に置かれたドーナツを一つ手に取り、封を開け頬張った。


 そんな時、同じくデスクの上に置いて充電をしていたスマートフォンが鳴り響く。画面を見ると飯村彩乃の文字が映されていた。


「もしもし、飯村さん?」

『あ、明月先輩。こんばんは』

「どうしたの、急に電話なんて。WOAの事?」

『はい……』

「なんか元気ないね。何かあった?」

『今さっき遊んでたら、キングゴブリン……じゃなくて、プレイヤーキラーと会いました』

「プレイヤーキラーに? そっか、もうセーフゾーンから出るレベルになったんだね。ゴブリンって言うと、東のゴブリン村か」

『はい……』

「プレイヤーキラーに襲われるなんて誰もが経験する事さ。元気出しなよ。今やってるイベント終わったら手伝うからさ」

『プレイヤーキラーの事はそんな気にしてません』

「え? どう言うこと?」

『その、そのプレイヤーキラーが突然モンスターになったんです。紫色の、ドラゴンみたいな』

「プレイヤーがモンスターに? そんなスキルあったかな……」

『なんか変身した本人も驚いてる感じで、その、先輩なら何か知ってるかなって』

「僕は聞いたこと無いな。でもこのゲームって、新スキルだとか新モンスターとか、告知無しでいきなり実装するからね。もしかしたらその類かも」

『そう……ですか。何だったんだろ』

「それに殺されたの?」

『ううん、目の前でパソコンの電源落ちちゃって。今再ログインしてるとこです』

「首都以外で強制終了した場合、ログアウトと一緒でキャラクターは三十秒間その場に残って無防備な状態になるから、危ないかも」

『今ログインしました。あ、大丈夫みたいです。さっきのモンスターもいません』

「そっか。ゴブリン村は首都からそこそこ離れてるから、戻って来るときは気をつけてね。たぶん途中で定期便馬車の停留所とかあるから、利用するといいよ」

『なんか、先輩の声聞いたら落ち着きました』


 彩乃の声に元気が戻ったのが解る。


「それと、多分レッドエリアの近く通ると思うけど、何があっても中には入らない様に。今はプレイヤーキラーの人たちがいっぱいいる様なものだから」

『それは怖いですね。わかりました。ありがとうございます』

「それじゃ、明日は金曜日だから、お互い仕事頑張ろうね」

『先輩! せっかく忘れて楽しんでたのに、急に仕事の話しないでください!』

「あはは、ごめんごめん。それじゃあね」

『はい、おやすみなさい』


 通話を終わらせ、琢磨は自然と顔がにやけてしまっている事に気付かないまま、スマートフォンをデスクの上に戻すとパソコン画面に目を移す。

 しばらく黙って放置していたサイカをシノビセブンメンバーのオリガミが好き放題触っているのが見えた。



 *



 時刻は二十三時、月と星が綺麗な夜空の下、ゼネティアのウエスト砦周辺は戦場となっていた。

 サウス砦を占領して拠点にした、中部の首都マリエラ、関西の首都ローアルの大手ギルドが合わさった大連合ギルドが動き出し、ウエスト砦に攻め入って来たのだ。


 防衛側は用意した三百を超えるNPC兵士、血気盛んなプレイヤーが約百。

 攻撃側は腕に自信のあるプレイヤー達が約三百、製造された投石機や破城槌なども確認できる。


 そんなウエスト砦前は、魔法と剣が入り乱れての大乱戦となっていた。

 ウエスト砦内でも防衛に参加しているプレイヤーや、物資の調達任務で来ているプレイヤーが忙しなく動き回っている。

 作戦司令室では、防衛している中小ギルドのギルマスやその代理の者が七人、討論をしていた。


「押されてます。NPC兵士が半数倒され、敵の勢いは増すばかりです。大手ギルド連合がこれ程までとは…….」

「ガーディアンドラゴンを出しましょう!」

「いや待て、ドラゴンは砦に侵入された時の最終手段としてだな」

「出し惜しみしてる状況か!」

「そうだ、ノース砦の大手ギルドに応援要請を出してみては」

「馬鹿、あっちはあっちでメゾン大陸、韓国から来たのギルドと睨み合いをしている。応えてくれるはずがない!」


 そんな討論を黙って聞いていたワタアメが、獣人族特有の猫の様な尻尾をうねうねとさせながら口を開く。


「はいはい。まとまらない意見をいつまでも述べてても戦況は変わらないよ。そうだね、今は木曜日の夜二十三時か……。そろそろゼネティアに狩りや探索から戻って来たプレイヤーが多いはず。だから、誰かに協力してもらって、交流広場と正門前で野良プレイヤーに援軍要請をして。それと、シノビセブンにもウエスト砦で戦闘開始されたと連絡を。私たちも戦いに出るよ」


 ワタアメの的確な指示を受け、ギルドマスター達はメンバーに連絡を取り始めたり、装備の準備をしたりと各々に行動を始めた。


 ワタアメもすぐに作戦司令室の扉を開け、足早に戦闘が行われている方角にある側防塔へ向かう。

 通路を進み、曲がり角を曲がる所でワタアメは気配に気付き、短剣を素早く取り出すと、隠れていたプレイヤーを短剣で刺した。


 そこにはレベル百五と表示されたアサシンの男が《ハイディング》で透明化しており、ワタアメの攻撃を受け《ハイディング》が解けた。


 レベル百十八の弓使いワタアメの不意打ちをまともに受けたアサシンは、HPを半分程削られながらも透かさず後ろに飛び距離を取る。

 だがアサシンの足が床に着地する頃、瞬時に弓へと持ち替えたワタアメが矢を放ち、アサシンの頭に命中。

 アサシンのHPは無くなり倒れた。


 その一瞬の戦闘を周囲で目撃したプレイヤー数人に向けワタアメは、

「アサシンが内部に侵入してきてるよ。ニンジャやクノイチにも注意して。奴ら壁乗り越えるスキルあるからね。クリスタル守護隊にもエウドラの実を使って警戒する様に伝えて」

 と声を掛けながら歩みを進めた。


 側防塔に到着したワタアメは、城壁の上から弓矢や魔法を放つ後衛部隊を横目に戦況を見守る弓使いのエルフ族。レベル八十七のアスタルテに声を掛ける。


「どう?」

「あ、ギルマス。来たんですね。ジーエイチセブンさんのパーティーがかなり踏ん張ってくれてます。やっぱり凄いですね」

「ジーちゃんは、前回の首都対抗戦でも大活躍だったからね。筋金入りよ。それよりも、私は今回初参加のリリムちゃんの方が気になるかな」

「ジーエイチセブンさんのパーティーにいる魔法剣士ですか?」

「そっか。アスたんはデストロイヤー戦には参加しなかったんだよね、凄かったんだよリリムちゃん」

「ギルマスが言うんなら相当なんでしょうね。でもそのリリムさん、さっきから見かけませんね」


 そんな会話をしながらも、側防塔の穴から戦いの様子を眺めるワタアメ。


「レベル百二十台がこんなに。本気で落としに掛かってきてるなぁ」

「三時の方向、一番奥に戦闘にはまだ参加していない本隊があります。そこにレベル百二十七のグラディエーターがいるとの情報があるので、その人が司令塔かと」

「距離は?」

「ニキロ弱ってところです」

「了解」


 そう言ってワタアメは弓を持ち、城壁の上へと上がる。


「ギルマス何を?」

 と心配そうに後を付いてくるアスタルテ。


「アスたんには初披露だっけ。私の固有スキル」

「えっ!?」

「今日は月が綺麗だから、良い威力が出るかもね」


 ワタアメは空に浮かぶ丸い月を見た後、背中の矢筒から矢を取り、弓を構えた。その矢は命中時に爆発して周囲を巻き込む爆発矢。


 そしてワタアメが持つ固有スキル《サテライトアロー》を発動すると、弓と矢が輝き始めた。

 《サテライトアロー》は、昼間は太陽、夜は月の光を吸収して威力と矢速が増すスキルである。一撃必殺の狙撃技ではあるが、十分間のクールタイムがある。


「まさかグラディエーターを狙うんですか!? 無茶です!」

 とアスタルテ。


「まぁ見てて」


 ワタアメは集中する。


 このワールドオブアドベンチャーには風や重力と言った概念も再現されている為、弓矢による狙撃はかなり難しいとされる。

 だがこの《サテライトアロー》は、それをも無視して何かに当たるまで真っ直ぐ飛ぶ性能を誇る。

 あとの問題は、ニキロ弱あるとされる相手までの距離は、目視では確認ができない点である。更にシステムアシストによる対象のロックオンができるのは、精々五十メートル程だ。


 しかしワタアメの表情には絶対的な自信があった。

 長めのチャージが行われ、月の光を充分に吸収した爆発矢がワタアメの手により放たれる。

 矢はまるで流星の様に白い線を描き、光の速度で戦場の上空を通り過ぎる。それがニキロ先の敵陣本隊に到達するのはすぐであった。

 安全地帯で陣営を管理して動きを指示している敵陣の中で最も高レベルなグラディエーターの男に光の線が命中。男が身に纏う高級装備諸共を吹き飛ばした。その爆発は、周囲のプレイヤーも巻き込む。




 空を駆けた線を見上げていたジーエイチセブンは、敵プレイヤーを斬りながらも、

「ギルマスの固有スキルか。何度見てもアローと言うよりロボットアニメのビーム兵器だな」

 とワタアメの攻撃に感心していた。


「俺も負けてらんないね」


 ジーエイチセブンはスキル《インペリアルソード》を発動して全身から眩いオーラを放ち、周囲を取り囲むプレイヤーに重力が増した様な圧力を掛ける。


「おい! ジーさん! 使うなら使うって言ってくれ!」


 と近くにいた味方の槍術士から苦情が入った。

 ジーエイチセブンはそれに笑みで応えると、何も言わずに暴れ始める。

 周囲で動きが鈍った敵プレイヤー達を豪快に次々と薙ぎ払う。そこに敵の大剣使いが立ちはだかり《インペリアルソード》を発動した。


「いいねぇ! そうこなくっちゃな!」

 とジーエイチセブンが敵の大剣使いへ向かい一目散に攻撃を仕掛ける。


 《インペリアルソード》を発動したニ人の衝突は激しく、光る大剣と大剣がぶつかり合う度に空気を断ち切る様な金属音が響き渡る。


 レベル百十五のジーエイチセブンに対するその男はレベル百十九。実力は互角であるが、このレベル四の差はじりじりとジーエイチセブンのHPを削っていく。


 互いの《インペリアルソード》の効果が切れる頃、ジーエイチセブンは瀕死のHPとなり、相手の剣士はHPが半分。そこに敵のヒーラーが駆け付け、回復魔法でHPを全回復させてしまった。

 相手は勝利を確信した笑みを浮かべ、ジーエイチセブンに斬りかかる。


 だが、ジーエイチセブンが怯むことは無かった。

 ジーエイチセブンは大剣を大きく空へ向かい振り上げ、スキル《ディストーションソード》を発動する。

 長い溜めの後、前方一直線に大剣による衝撃波を放つその技は、間近で受けると相当な威力になる。


「馬鹿め! そんな溜めの長い攻撃! 隙だらけだ!」

 と、敵の剣士はジーエイチセブンを斬る。


 だがジーエイチセブンを斬ったその刃はすり抜け、そして瀕死のHPバーは全く削れなかった。


「なにっ!?」


 男は続いてニ度三度とジーエイチセブンを斬るがやはりHPが減らない。


「念属性鎧に付け替えさせて貰った。悪いな」


 全ての物理攻撃を無効にするが、魔法などで受ける属性ダメージは五倍になると言う念属性。その属性を付与する鎧はジーエイチセブン自慢の高級装備である。


 相手の戸惑いを余所に、物理攻撃に対して無敵となったジーエイチセブンが悠々と《ディストーションソード》を放つ。

 その攻撃は相手の剣士だけでなく、後方にいた敵のヒーラーをも消し飛ばした。

 そこに今度はジーエイチセブンの周囲に魔法使いが遠距離から放った巨大な火の玉が飛んでくる。

 装備の付け替えにもクールタイムが存在する為、鎧の付け替えはできない。つまりは念属性の弱点である属性攻撃をまともに受けてしまう危機がジーエイチセブンに迫った。

 だが味方である大きな盾を持った剣士がジーエイチセブンの前に立ち、盾で火の玉を防いだ。


「下がってHPを回復して下さい!」

 と剣士が叫ぶので、ジーエイチセブンは素直に後退する事にした。


 このジーエイチセブンの奮闘により、敵の戦力も目に見えて削られているのが解る。


 激しい戦闘が行われている中、ウエスト砦正門前に、先ほど作戦室で話をしていた各ギルドのギルマスが何人かのメンバーも連れて増援として合流。




 そんな状況を城壁の上からそれを楽しげに眺めているワタアメに、一人のプレイヤーが駆け寄り話し掛けた。裏門を守るギルドのギルマスである。


「ワタアメさん。裏の森林にて伏兵多数発見との報告。裏門が危ないかもしれません」


 ウエスト砦は拓けた平原に面した正門と、森林に面した裏門が存在しており、そのどちらかの門を守るのが攻防戦の第一目標である。攻撃側も同じで、一つの門に全戦力をぶつけてくる事もあれば、ニつの門を同時に攻撃したり、奇襲する事も珍しくはない。


「裏門はミナミコマチギルドと、レッドソウルギルドが防衛担当でしょ? そっちはそっちで対処してよ」

 とワタアメ。


「すみません。うちのギルド、今日はイン率が悪くて……その……」


 申し訳無さそうにするミナミコマチのギルドギルマスを見て、ワタアメは呆れたように溜息を吐く。


「かなり前からスケジュールは伝えてあったよね。メンバーへの告知はしなかったの?」

「しました……」


 そんな会話を近くで聞いていたアスタルテが口を挟んだ。


「ギルマス。俺たちみたいな中小ギルドで、そこまで求めるのは酷なのでは」

「そう言う話じゃないんだけどね。まあいいや。了解」


 ワタアメはギルドメンバー全員に通達を始める。


「みんな、裏門に伏兵有り。衰退から解除された人を中心に裏門行ってあげて」

「俺も行って来ます」

 とアスタルテも裏門方面へ走り出した。




 ウエスト砦、裏門前の森林にて前衛職を中心にした三十人程の敵プレイヤーが侵攻していた。

 先ほど、見回りをしていたゼネティア側のプレイヤーを何人か始末してしまった為、その足は急いでいる。

 裏門前まで辿り着くと二十人程のゼネティアプレイヤーが門の前で武器を手に待ち構えているのが見えた。

 門の前にいるのはレベル百にも到達していないプレイヤーばかり。それに比べ攻める彼らは皆レベル百十前後である事から、勝てると確信。一斉に茂みから飛び出て戦闘を開始する。


 攻撃を仕掛ける彼らの後方、通って来た森林から一人のゼネティアプレイヤーが後を追うように飛び出すと、後方にて呪文を唱えていた魔法職を次々と斬り倒し始めた。

 奇襲への奇襲に気付いた何人かが振り返ると、そこには虹色に輝く剣を高速で振り回し、後衛職をバッサバッサと倒す魔法剣士、リリムの姿があった。


「魔法剣士やと? 雑魚がいちびるな!」

 と五人程のプレイヤーがリリムを止めるために方向を変える。


 しかしリリムの動きが素早く、誰も攻撃が当てられない。そんな彼らを七色に光る《マッドネスブレード》が襲う。


「なんやこの動き、AGI型かいな」

「せやかて、所詮は魔法剣士や。魔法耐性の防具を付ければなんてことない!」


 彼ら五人はリリムを取り囲みながら、防具を物理耐性から魔法耐性の物に変更する。


 その様子を見たリリムはニヤリと笑みを浮かべた。

 次の瞬間、リリムが何度か斬り合ったカタールを装備したアサシンの女が一気にHPを全損して倒れる。

 攻撃力は魔力依存の高い魔法剣士。魔法耐性の防具を付ければ、ましてやAGI型の魔法剣士の攻撃など恐るるに足りないと考えていた彼らは驚愕する。


「全員や! 全員で一斉に掛かれ!」


 三人が一斉にリリムを襲うが瞬く間に返り討ちとなり、倒れて行った。


 実はレベル百十六となっているリリムの装備は、物理攻撃特化型の装備となっており、魔力依存の高いマッドネスブレードで剣を輝かせているのはフェイク。相手に魔法防御の防具を付けさせる為の戦法であった。


 そして一人だけその様子をただ眺めていた格闘家の亜人族、ケークンと言う名前の女性キャラだけがその場で冷静に立っていた。レベルはリリムと同じ百十六。

 ケークンはリリムに話し掛ける。


「へぇ。面白いねキミ」


 ケークンは防具を付け替えておらず、リリムが物理攻撃重視の装備である事に気付いていた。

 最初に斬り倒した魔法使いも含め、一人で一気に七人ものプレイヤーを倒したリリムは、喜びの素振りも見せずにケークンに向かい剣を構えた。

 ここに来て《マッドネスブレード》の効果も切れ、三分間のクールタイムに入ってしまう。


 何も言わないリリムに対しケークンは話を続ける。


「魔法剣士みたいな不遇職でそこまで戦えるなんて初めて見たよ。よっぽどその職が好きと見える。でもきっとキミと同じくらい、いやそれ以上に、俺もこの格闘家を、このキャラを愛している。だからこそ倒すよ。キミを」


 そう言い、ケークンは格闘家のスキル《気合》と《爆裂》を使い、ステータスを一時的に向上させると、全身から電気を纏ったようなエフェクトが出る。

 ケークンの後ろでは、門の前で仲間達が奮闘しているが、この状況を前に、ケークンはこの凄腕の魔法剣士リリムと一騎打ちで戦う事しか見えていない。リリムも又同様に、自分と同じレベルの格闘家に対し、無口で無表情なりに静かな闘志を燃やしていた。


 そんなニ人はしばらく睨み合った後、先に動き出したのはケークン。


 格闘家の上位スキル《残影》で瞬時にリリムへ詰め寄ると、怒涛の連続攻撃を仕掛ける。

 リリムはその攻撃を受けながらも手に持った剣による連続攻撃で反撃する。

 避けるでも防ぐでも無く、ただひたすらにお互いを攻撃するニ人。互いに物理攻撃重視の武器、物理防御重視の防具、それはお互いにじわじわとHPを削り、どちらを見ても苦しい戦いとなった

 若干有利なのは手数の多い格闘家のケークン。


 優位性を感じたケークンは、勝利を確実の物とする為、スキル《百式連弾》を放つ。

 リリムも同じ連続技スキル《マッチネスダンシング》を発動して対抗する。

 助太刀の為に近づいて来た他プレイヤーも近づき難いその猛烈な殴り合いは、今日の戦いで一番とも言える一騎打ちとなった。

 消耗アイテムを使うとクールタイムや硬直が発生するこのゲームでは、この場合、回復アイテムを使った方が負けとなる場合が多い。


 互いのスキルが終わり、HPも三割を切った所で、更に切り札を出す。

 リリムは武器を魔法剣士の為の武器とも言えるレア武器、魔力重視のエレメンタルソードを装備する。その効果を最大限に発揮できる《マッドネスブレード》は、まだクールタイムが五秒残っていて使えないが、その代わりとして、物理攻撃のダメージを一度だけ九割カットできるスキル《マジックコート》を発動した。


 対してケークンは、エレメンタルソードの一撃を喰らいながらも《覇王衝陣拳》をリリムに放つ。

 その格闘家の一撃必殺技はリリムの腹部に直撃すると、リリムの身体はくの字に曲がりながら遥か後方へ吹き飛び、リリムは地面を転がった。


 だがリリムのHPは耐えた。《マジックコート》が《覇王衝陣拳》の強烈な一撃をカットしてくれたおかげで、HPが僅か、ほんの僅かだけ残ってくれた。


 そしてリリムは態勢を立て直すと、クールタイムが丁度終わった《マッドネスブレード》を発動してすぐ様ケークンに向かって突っ込む。

 大技スキルを使った事による硬直時間が発生しているケークンは動けない。

 詰め寄ったリリムの攻撃は一撃目は命中、ケークンのHPはリリムと同じくらいまで削れ、あと一撃を当てればケークンのHPは全損する。そして亜人であるケークンの狂気モードが発動して、額に生える一本角が赤く輝いている。


 あと一撃。


 リリムのエレメンタルソードの色が青から赤に変わり、赤い刃が留めの一撃を与える為にケークンへと向かう。

 その一瞬はまるで時が止まったかの様な、スローモーションの世界。リリムもケークンもそんな世界を垣間見た。

 ケークンを斬る寸前、スキルの硬直時間が終了したケークンはスキル《捨身》を発動する。


 十秒間無敵になった後、自身が死亡すると言うその名の通り捨て身のスキル。リリムもデストロイヤー戦で味方の格闘家が使ったのを見た事があった。


 その後どうなるかは分かり切った事で、リリムの七色に輝く連撃は何度斬ろうとケークンのHPは減らず、そしてケークンの通常攻撃によりリリムのHPは無くなった。

 仰向けに大の字で倒れたリリムをしばらく立ち尽くし見下ろしたケークンは、《捨身》の効果が切れ、同じく大の字で倒れた。


 ニ人の目線の先には綺麗な星空が広がる。


 HP全損により復活地点に転送される六十秒のカウントダウンが始まった。このカウントが終わるとシステムから転送の有無を問われ、復活地点へ戻れるようになる。リリムはウエスト砦の復活部屋、ケークンも自身のギルド拠点の復活部屋に行く事になる。

 カウントが終わるまでリリムとケークンは言葉を発する事は無かったが、長い様で短いカウントが終わる頃、ポニーテールがよく似合う格闘家の女亜人ケークンが口を開いた。


「ありがとう。久々に楽しい戦いだったよ」


 そう言い残し、リリムの言葉を待つ事なく転送されて行った。


 リリムも同じ気持ちであった。

 そしてケークンにその気持ちを伝えられなかった自分に少し後悔をしながらも、リリムは復活転送の有無を聞くシステムメッセージを無視して、そのまましばらく大の字で夜空を眺める事にした。


 死んでいる時は視点を動かす事ができない為、様子を窺う事はできないが、門の前で起こっていた戦いの音が聞こえなくなり、喜びの声が聞こえる。どうやら裏門の防衛には成功した様だ。

 そして静けさがやってきてからも、ずっと綺麗な星空をただ見ているリリムの元に、一人の剣士が近づいて来て隣に座った。ジーエイチセブンだ。


「どうだった、初めての首都対抗戦は」


 リリムが答える。


「楽しかった」

「そうか。俺の作戦、ドンピシャだったろ?」

「全然」

「そうか?」

「そう」

「明日学校だろ。今日はこのまま寝ろ」

「わかった」


 そんなリアル親子の会話が行われる中、空を一つの大きな影が飛ぶのをまリリムが発見する。


「何か飛んでる」


 そう言われ、ジーエイチセブンは空を見上げるとドラゴンの様な形をした何かが、遥か上空を飛んでいるのが見える。大きな翼を羽ばたかせている。


「ガーディアンドラゴン? まだ出すタイミングではないはずだが…….」


 ジーエイチセブンはしばらく考えた後、

「俺は砦に行く。お前はログアウトして風呂入って寝ろ」

 と言い残し裏門の方へ走り出した。


 リリムは空飛ぶドラゴンの様な何かが気掛かりではあるが、父親の言うことに従い、システムメニューを開きログアウトを選択した。


 通常、フィールドやダンジョンではログアウトに三十秒のカウントがあるが、HP全損によら倒れている場合は即ログアウトができる仕組みとなっている為、リリムはすぐにログアウトできた。




 一方その頃、ワタアメはウエスト砦のクリスタル部屋にいた。

 部屋の中央に浮かぶ大きなクリスタル、これがこの首都対抗戦での防衛対象であり、これを他首都のプレイヤーに壊されると砦の陥落となる。

 周囲はクリスタル守護の役割を担ったギルドのメンバーが、アサシン等の隠密プレイヤーが侵入して来ていないか警戒をしている。

 とは言っても、クリスタルの専属防衛は事が起きるまでは暇なもので、離席や居眠りをしてしまっているプレイヤーも見受けられる。

 ワタアメは敵勢力が攻撃の勢いを緩め、防衛が安定したのを確認した後、休憩がてらクリスタルの様子を見に来た次第である。


 そんなクリスタル部屋に偵察隊のプレイヤー達が数名慌てた様子で中に入ってくる。

 偵察隊の一人がその場の全員に聞こえる様に言った。


「メゾン大陸、ゾーニャのギルド拠点が消滅! ノース砦も壊滅状態です!」


 すぐに辺りのプレイヤーがざわつき、離席や裏作業をしていたプレイヤーも何人か動き出す。

 ワタアメが問う。


「ぶつかったって事?」

「いえ、それが……実際に目撃した者と、ノース砦のプレイヤーからの報告によれば、突如ドラゴンが現れ、敵味方双方が壊滅したと」

「ドラゴン? ガーディアンドラゴンの事?」

「そうではない様です。紫色の見たことのない見た目で、恐ろしく強かったとのことで……」

「紫色? デビルドラゴンの事かな……でも、そもそもの話、首都対抗戦の期間中、砦周辺のレッドゾーンはモンスターは湧かない。つまり……モンスターテイマー? でもドラゴンを操るなんて聞いた事無いし……」


 ワタアメがそんな考察を淡々と述べていると、今度は裏門の様子を見に行っていたはずのアスタルテが血相変えて部屋に入って来た。


「ギルマス、ドラゴンが!」


 アスタルテがそう言うと、室内にいたプレイヤーは、ほとんど全員が外に出て空を見上げる。


 確かにドラゴンの様な影が、ウエスト砦の上空を飛んでいる。高度が高くかなり小さく見え、月と星の明かりで影になってしまっているが、確かに翼を羽ばたかせたドラゴンだ。

 通常、モンスターであっても、名前やレベルが確認できるものだが、距離が離れすぎており確認ができない。

 謎のドラゴンは砦の上空を旋回する様にゆっくり飛んでいた。


「前にあったドラゴン襲撃イベントと雰囲気が似てますが……」

 とアスタルテ。


 そこにジーエイチセブンもやって来て、

「ギルマス、あのドラゴンは何だ? もうガーディアンドラゴンを出撃させたのか? そんな状況じゃ――」

 とワタアメの表情を見て言葉が詰まる。


 そこでアスタルテもジーエイチセブンもワタアメがまるで地獄絵図でも見ているかの様な、誰よりも強張った表情になっている事に気付いた。


「ギルマス?」

 とアスタルテ。


 首都対抗戦イベントが定期的に開催される様になって三年は経つが、砦で防衛側が召喚できるガーディアンドラゴンを除いて砦周辺のレッドエリア内でモンスターが出現すると言う事例は無く、周囲のプレイヤーもその異常な光景を前に騒めき対処に困っていた。

 ただし正門前で激しい戦いを繰り広げているプレイヤー達はガーディアンドラゴンが砦から召喚されたと思っている者が多く、構わず戦いを続けていた。


 しばらく黙っていたワタアメが口を開く。


()()に手を出してはダメ。全員に砦への撤退命令を出して」


 意外な一言に騒めきが一瞬止まった。


「おいおい、そりゃないぜ。勢いが弱まったとは言え、敵さんは今も攻めてきている。わざわざ撤退なんて……」

 とジーエイチセブンが抗議した。


「今丁度、ノース砦の大手ギルドが謎のドラゴンによって壊滅したと言う報告があったところって言えば解ってもらえる?」

「まさか」

「そのまさかの事態が起きてるの。ダメ元でガーディアンドラゴンを召喚して、あのドラゴンとぶつける。その間に皆は砦内へ撤退、そしたらしばらくログアウトして避難して。砦を十分二十分、無人にする」

「そんな命令、みんなが従うとでも?」

「従う人だけでいい。アイツに目を付けられたら、たぶん砦防衛どころではなくなる。私のギルドには私から絶対命令で指示するから、他のギルドにも伝えて。この砦を一旦放棄するって」

「わかったよ。あのモンスターが何なのか、ギルマスは知っているんだな?」


 そのジーエイチセブンの問いに、ワタアメは黙って頷いた。

 すぐにウエスト砦内、及び砦の外にいる防衛側のプレイヤー全員に急な撤退命令が出され、ガーディアンドラゴンがワタアメの手により召喚された。砦の中央にある召喚広場に巨大で赤いドラゴン、レベル二百が出現。


 ワタアメが空を飛ぶ謎のドラゴンをガーディアンドラゴンの攻撃対象に設定すると、ガーディアンドラゴンは本当に生きているかの様に空を飛び始める。



 ワールドオブアドベンチャーでは前代未聞となる、ドラゴン対ドラゴンの空中戦が幕を開けた。



 ガーディアンドラゴンが紫のドラゴンに体当たりを仕掛けるも、紫のドラゴンはそれを避ける。だがガーディアンドラゴンは翼を器用に使い、旋回すると巨大な火の玉を吐いた。

 火の玉は紫のドラゴンに直撃、爆発をするが無傷。巻き込まれればどんなプレイヤーでも即死級とされるガーディアンドラゴンの火の玉であっても、ダメージを与える事はできなかった。

 紫のドラゴンは、反撃と言わんばかりに口から光線を出す。ガーディアンドラゴンはそれを間一髪で避け、紫のドラゴンの後ろに回り込むために翼を羽ばたかせ横移動する。紫のドラゴンもそれを追いかける様に移動を始めた。


 そこからは星空の下で、空中で巨大なドラゴン同士の激しい争いがしばらく続いた。何度火の玉を当てようが紫のドラゴンにダメージを与える事叶わず、ガーディアンドラゴンは避けられなかった光線により身体の一部分が損壊。

 技量は同等であるが、ダメージを受けない紫のドラゴンに太刀打ちができない。


 ガーディアンドラゴンは体当たりしてそのまま噛み付くと言う手段に出るも、逆に紫のドラゴンにも噛み付かれてしまい、ガーディアンドラゴンの首がガラスが割れる様に損壊した。

 そこでガーディアンドラゴンは力尽き、真っ逆さまに頭から墜落して行った。そんなガーディアンドラゴンのHPバーは減っていなかった。


 その様子を側防塔の穴から眺めていたワタアメにジーエイチセブンが話しかける。


「ログアウトしろって言っておきながら、自分がログアウトしないとはな」

「ジーさんに言われたくない」

「それで、あのドラゴン、いやドラゴンと言っていいのかもわからないが、()()が何なのか知っているのか?」


 ジーエイチセブンがアレと呼び目線を向ける先には、紫色のまるで粘土で作られたかのような巨大なドラゴンが、空から地上に降りていた。砦の正門前に残っていた攻め側のプレイヤーが、攻撃を仕掛けた事で、紫のドラゴンは次々とプレイヤーを喰らう姿があった。

 ドラゴンの攻撃を受けたプレイヤー達は、HPバーが減っていないのに、ガラスの様に割れている様に見える。


 ワタアメもそんな謎であり驚異的な強さのモンスターを見ながら、しばらくの沈黙。ジーエイチセブンはそれでもワタアメが返事をするのを待った。


 するとワタアメが口を開いた。


「特別に少しだけ話すとしようかの」


 ワタアメの口調が変化した事にジーエイチセブンは何処か違和感を感じる。そしてワタアメは目線を砦前で暴れるドラゴンから変える事なく語り始める。


「産まれた時から武器を持ち、戦う事を定められた呪われし勇者がいてな。訳も分からないまま、人間に言われるがまま、化物と戦い、仲間を失い、自分を見失い、苦悩しながらも戦う運命を背負いし勇者……さて、勇者はなぜ戦わなくてはいかんのじゃろうな」

「おいギルマス、さっきから何を言ってるんだ? 何かの設定の話か?」

「良いから黙って聞けよ人間。勇者でも手に負えん化物がこちらに来るなど、正直認めたくは無いのじゃがな。元の世界のルールのままであれば、アレを倒せる者は限られておる」

「何を……言ってるんだ……」


 戸惑うジーエイチセブン。

 ワタアメが訳の分からない事を突然語り、そしてジーエイチセブンの方を振り向くと、まるでこの状況を心底楽しんでいるような顔をするワタアメにジーエイチセブンは寒気を覚えた。


「お前……ギルマスか?」


 雰囲気が普段のワタアメとはまるで別人である事から、目の前の獣耳少女ワタアメに少しの恐怖心を抱くジーエイチセブン。


「なんじゃ。わっちが怖いか人間」

「お前はそう言うロールプレイをする奴じゃない。誰だお前は」

「ロールプレイ……ね。ククッ。じゃがな、ジーエイチセブンよ。もし聞いておるなら、見ておるなら、お主もただ夢見てるだけでは済まぬぞ。わかっておるな?」

「おい、質問に答えろ!」


 苛つきを隠せなくなったジーエイチセブンがそう声を荒げると、ワタアメは瞬時に短剣を取り出すし、ジーエイチセブンの喉元にその矛先を突き付け寸止めした。その動きが速すぎてジーエイチセブンは反応ができず、武器を手に持つ事すらできなかった。


「調子に乗るなよ人間。わっちはお主に話し掛けておるのではない、ジーエイチセブンに話し掛けておる」


 そう言いながら顔を近付けるワタアメ。今にも唇が触れ合いそうな程の距離で、ワタアメの恐ろしく冷たい眼がジーエイチセブンの目前にある。


「俺には訳が分からない。誰だお前は」


 ジーエイチセブンは再度質問するが、ワタアメは返答しない。しばらく緊迫した空気に時が止まったかの様な感覚をジーエイチセブンは感じる。

 やがてワタアメは短剣を下げ、ジーエイチセブンに背中を向け、一歩二歩と進み距離を広げた。


 ジーエイチセブンはもう一度何かを言うべきかと言葉を考えたが、先にワタアメが口を開いた。


「私はワタアメ。大丈夫、いつもの私だよ」

 と、ワタアメは笑顔で振り返る。


 そこにはジーエイチセブンが知っているいつものワタアメの姿があった。


「おいおい、ふざけた冗談はやめてくれよ。ビックリしたじゃないか」

「……さて、あのドラゴンも何処かに行っちゃった事だし、そろそろみんなに再ログインの指示出していかないとね」


 そう言われて、ジーエイチセブンは側防塔の穴から外の様子を確認すると、そこにプレイヤーやドラゴンの姿は無く、静まり返っていた。


「いったい何だったんだあれは」

「さあ? 何か新しいイベントでしょ」


 ワタアメはそう言い残し、砦のクリスタル部屋に向かい側防塔を後にした。


 先ほどの人が変わったかの様な雰囲気の彼女に、やはり違和感を拭えないジーエイチセブンであったが、とにかく謎のドラゴンという脅威が去ったので、砦の態勢を立て直す事が先と考える。




 この時、実は砦内部には他にもログアウトしていなかったプレイヤーも何人かいたのだが、謎のドラゴンが飛び去った方角を気にする者は誰もいなかった。






【解説】

◆フィールドやダンジョンでのログアウト

 ワールドオブアドベンチャーでは、街中でのログアウト行為はすぐに行えるが、それ以外の場所だとログアウトに三十秒の時間を要する。例え端末側から強制終了させたとしても、キャラクターはその場に三十秒間残ってしまい無防備となる。


◆エウドラの実

 スキル等で姿を消している者を十分間、見破れる様になるワールドオブアドベンチャーのアイテム。


◆ワタアメのサテライトアロー

 固有スキルで、相手ギルドから警戒されるほどの超長距離狙撃を可能とする。その威力は、太陽や月の光に依存する為、ゲーム内の天候に左右される。

 ジーエイチセブンはそれが放たれる様は、ロボットアニメのビーム兵器みたいだと言う。


◆クールタイム

 一定時間が過ぎるまで同じ行為を行えない時間の事。


◆AGI型

 ステータスの割り振りを極端にAGIへ振って、素早さを追及した育て方の事。


◆NPC兵士やガーディアンドラゴン

 首都対抗戦で砦防衛側が召喚する事ができる。消費したゲーム内通貨に応じて強さが変わり、それぞれ数時間単位のクールタイムがある為、あまり乱用はできない。特にレベル二百のガーディアンドラゴンは、一度召喚すると三十時間のクールタイムがある。


◆属性ダメージ

 ワールドオブアドベンチャーでは、地属性、水属性、火属性、風属性、氷属性、光属性、闇属性の七属性が存在しており、それらの攻撃を受けた際に受けるダメージを属性ダメージと言う。これ以外の攻撃は物理攻撃(無属性)となる。

 しかし無属性が一切通用しない念属性も存在していて、基本的に幽霊系のモンスターが持っている属性。だが、一時的にその念属性状態となれる防具がレアアイテムとして存在している。


◆念属性

 全ての物理攻撃を無効にするが、受ける属性ダメージは五倍になると言う念属性。幽霊の様な状態になれる。


◆カタール

 ポピュラーなタイプの短剣。


◆WOAの魔法剣士

 ワールドオブアドベンチャーの剣士と魔法使いをある程度やり込むとなれる職業。タンカーにもなれず、火力としても中途半端な為、人気は無く、不遇職業とも言われている。


◆「いちびるな」

 調子に乗るな、図に乗るなと言った意味の関西弁。


◆クリスタル部屋と砦の陥落

 防衛側の砦にある部屋で、このクリスタルを破壊されると砦は陥落となる。一度陥落すると、首都対抗戦の防衛施設から除外されてしまう上に、相手に大量の貢献ポイントを与え、敵の拠点を作られてしまう事が多い。


◆モンスターテイマー

 ワールドオブアドベンチャーの隠し職業の一つ。モンスターを飼い慣らし、戦わせる事ができる。ただし、ボスモンスターを仲間にする事はできないらしい。らしいと言うのは、本当にそうなのか明確に判明していないからである。

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