頼れるのは叔父さん?
多美子が叔父さんの住所を見つけ、ある決断をします。読んでいただければ嬉しいです。
ビニール袋は、チャックで止まるようになっていて、
ぴったりと封がされていた。
多美子はビニール袋のチャックを開けて、中の紙を取り出した。
それは三枚の紙切れだった。
一枚は、メモ用紙か何かの紙切れで、名前と住所が書いてある。
名前は城田和夫。
もう二枚は立派な紙で、一枚には多美子とママの名前が書かれている。
もう一枚にはママの名前と紙切れに書かれた人の名前が載っている。
多美子は、この時、これが戸籍であることを知らなかった。
立派な二枚の紙を何度も見比べてわかったことは
紙切れの人が、ママの弟、多美子から見て叔父さんに当たるということだった。
伯父さんの名前と住所がある。多美子は叔父さんに一度も会ったことがなかった。
住所にはスカイコーポ101号室とある。一人暮らしなのだろうか。
ママの弟なのだから結婚しているに違いない。
でも、結婚していたら、アパートなんかに住んでいないに違いない。
いろいろな想像が多美子の頭の中を駆け巡る。住所は見覚えがあるところだ。
住所は歩いていけばなんとかいけそうだ。1時間ぐらいかかるだろうか。
もし、一人暮らしだったら叔父さんの体に跨って、
千円ぐらいはもらえるかもしれない。
読んでいただきありがとうございました。ご意見、感想を聞かせてください。




