「創造神にあっちゃた!?」
2話目です~
・・・
「・・・あれ?ここは・・・」
俺は知らないうちに、暗闇しか見えない場所にいた。
「ん~自分がなんかちっちゃくなってたのは覚えてるけど、どうなってんだ?」
こんなことを呟いた瞬間、視界が真っ白に覆われて反射的に目を閉じてしまった。
・・・・・
目を開いた時、そこは暗闇ではなく、遺跡のような建物があるところにいた。
そのことに、ぼ~としていると、何かが目の前に飛んできた。
「あ、やっと見つけた!どこいってたのよ」
なんと、そこにいたのは、
・・・幼女だった。
「・・・え、え、は?」
・・・・・・バタッ
俺はまたしても、気絶してしまった。
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「あ、やっと起きた」
ようやく目を覚ました俺は、目の前に幼女が居る事を改めて認識した。
「えーと、・・あなたは誰ですか?」
「私?私はあんたがさっきまでいた世界の創造神よ」
「あ、そうですか・・・えーーーー!?」
なんと、幼女はあの世界の創造神だというのだ。
俺が驚くのも無理はない。
「・・・創造神さんが俺に何か用事でもあるんですか?」
「あるわよ。なんたってあんたが別の世界から転移してきたんだから。しかも魂だけで」
「そうなんですか。・・・じゃあ俺の魂があの少年の肉体に入り込んだんですか?」
「その通り。あなたが入り込んだせいで元の魂が消滅しちゃったのよ」
「まじか・・・なんか申し訳ないな」
自分が入り込んだせいで元の魂が消滅しちゃったとなると、心が痛む。
「・・・とりあえず、俺はこの世界の事を知らないので教えてくれますか?」
「もちろん。そのためにあいにきたのだから」
創造神さんの話によると、この世界は【セレスタル】というらしく、魔法が存在し、多くの大陸に住む国民たちが戦争を繰り返しているということだ。
そして、この世界には、6つの種族が存在しており、【人間族】・【獣人族】・【魔族】・【水棲族】
・【悪魔族】・【天使族】がいる。
【人間族】・【獣人族】・【魔族】・【水棲族】は、大陸と海に生息しているが、【悪魔族】は魔界、
【天使族】は天界にいるのだという。
そして俺の魂が入り込んだ少年は、タクミ・ファイズランといい、準男爵の爵位を持つ法衣貴族であり
俺はそこの三男、つまり家を引き継ぐことができず自分で暮らしていかなければならないらしい。
「ふう、とりあえず一通り話したわね」
その時、一つ疑問が思い浮かんだ。
「最後に一つ質問いいですか」
「いいわよ」
「この世界には、何か能力みたいなものはあるのですか?」
「あ、その事を話忘れていたわ」
どうやらあたりのようだ。
この世界には、【ステータス】と【スキル】が存在し、【ステータス】には体力・スタミナ・魔力の基本性能と、筋力・走力・守備力・器用さの肉体的数値、知力・精神力・信仰心の精神的数値・運などのその他の数値がある。
【スキル】は、剣術や弓術などの自分の出来ることをおおまかにしたものがのっていったり、高速剣や一点集中などの、~発動~と頭の中で念じて使うもの、他に魔法などもここに分類される。
「とりあえず、大事なことは覚えたわね」
「はい、大丈夫です」
「そう、ならもうそろそろ現実に戻すわね」
「分かりました」
「必要そうなスキルと加護はしておいたからそれを使って頑張って生きなさいよ」
「はい!それでは行って来ます!」
「よし、行きなさい!!」
そして、俺の意識は闇に沈んでいった・・・
1000文字超えちゃったよ・・・