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第0話 原因

後書きに要約と裏設定が書いてあります

 その世界は崩壊を迎えていた、惑星ソユーズは現地人たちの起こした核戦争により500億いた人類は3000万にまで減り、核爆発により舞い上がった塵は世界を覆い核の冬をもたらした。


 上空を覆う塵は光を遮り、惑星に寒冷化をもたらし、気候の急激な変化は植物の生育に悪影響を与え、緑は徐々に消え始めた。

 植物が生えなくなってきた地域は砂漠に変化し始め、それらの影響は連鎖的に他の生物にも波及していく。


 この惑星は滅亡に向かっていた、この時までは。






 生き物には魂がある。

 植物や動物にも有り、当然人にも有る。

 人などの高次の精神性、またはたくさんの経験を積んだものほど魂は大きく育ち、死ぬことでそのエネルギーを肉体から切り離し、天へと昇る。

 天空にはライフストリームと呼ばれる惑星を覆う精神エネルギーの流れがあり、これに取り込まれる。

 ライフストリームは惑星の維持や新たな生命の発生を促す、天空の見えない海のような存在であった。


 だが約500億の死がそれを変えた。

 短期間で発生した500億の魂魄エネルギーはライフストリームに収まりきれず、行き場を探す膨大なエネルギーは惑星の中心、地核を目指した。


 地核には星を興した原始の創生霊、神と呼ぶべき存在が眠っており、500億のエネルギーはその眠りを覚ますのに十分すぎた。


 神は目覚めると同時にその存在を昇華させ、より高位の霊核を得た。


 高位神となった神は人格を得、存在を喜びで満たし、我が子らを見ようと地上に赴けば地上の荒廃振りに唖然とした。


 神はこれをどうにかしようと地上世界への介入を始めるが、いくつかの試みが失敗したところで沈黙した。






 そして100年が経つ、その間に自らの姉妹神たちが治める異世界を訪問し知識を蓄えた神は惑星のテラフォーミングを決意する。


 高位神となった神の治める星はエーテルやダークマター等の精神物質も存在させることが可能となり、ライフストリームを通じてそれらの精神物質を配置し、生物たちにも影響を与え、新たな世界へと作り変えようとした。


 ただし生物たちへの影響は慎重にあたる必要があるため、実験としてテストプレイヤーを喚び観察する。




 この日、ソユーズの姉妹神の治める地球から20人のニートが消えた。



500億の魂を生贄に神を召還、ここから神のターンと思いきや、実はこの神様ポンコツだったのでことごとく失敗。

異世界に赴いた際に得たゲーム知識を元にテラフォーミングを試みる。

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