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〜 返事 〜

(・・・言わなきゃ。)

そう・・・


渚は「好き」と言われた時から

本当は気付いていた。


渚「・・・好き」


琉生「・・・え?」


渚「・・・好きだよ」


琉生「・・・本当に?」


渚「うん・・・好き」


琉生「・・・渚。


ありがと、大好きだよ」


そっと華奢な体を

ゆっくり抱きしめた。


渚「・・・苦しい」


琉生「ごめん想いと力が混ざっちゃった」


渚「・・・フッ、なにそれ」


琉生「あ・・・笑った」


渚「・・・?」


琉生「いや、何でもないよ」


渚「そ・・・」


琉生「うん・・・あっ、もう12時回ってる・・・」


渚「ほんとだ・・・」


琉生「寝ないとね?」


渚「・・・うん」


琉生「おやすみ、渚」


渚「・・・おやすみ」


琉生「好きだよ」


渚「・・・うん」


その夜

胸がざわついてあまり眠れなかった2人。


朝起きれば今日は琉生は試合のためいなかった。


渚は学校に行き読書をしていた。


玲「あれ?卯月?」


渚「あ・・・葉月さん」


玲「・・・おはよう」


渚「お、はよ・・・」


玲「あー、琉生は試合かー。


てかさ、玲でいいよ」


渚「・・・あ、うん・・・」


玲「応援行かなくていいの?」


渚「大丈夫・・・」


玲「じゃあ私に付き合ってくれる?」


渚「・・・え?」


玲「変なことじゃないよフッ


ただ新しいカフェができたから

一緒に行ってくれないかなって思っただけ」


渚「あー・・・うん、いいよ・・・」


玲「ありがと、じゃあ行こう」


渚「うん」


ーーーーーーカフェ


渚「ここは・・・」


玲「そっ、漫画喫茶」


渚「へー・・・」


玲「落ち着きそうだから来てみたかったんだよね」


渚「・・・そうなんだ」


玲「うん、あ・・・何飲む?」


渚「・・・抹茶ラテ」


玲「おっけ、抹茶ラテとカフェラテください」


渚「え・・・お金」


玲「いいから、ここは払うよ


連れてきたのはこっちだし・・・」


渚「・・・ありがとう」


玲「ほい、どうぞ」


渚「・・・いただきます」


玲「・・・美味しい」


渚「・・・うん」


玲「琉生と上手くいってる?」


渚「まあ・・・」


玲「そっか・・・退屈になったら来なよ」


渚「え?」


玲「あいつさプレイガールだから・・・」


渚「そ、そうなんだ・・・分かった、ありがと・・・」


玲「・・・ん」


一時間くらいして二人はカフェを出た。

歩いてると試合帰りの琉生がいた。


琉生「・・・あれ?2人?」


玲「うん、私が連れ出した」


琉生「どういうこと?」


玲「お前がプレイガールだから気をつけてねって忠告しといてあげたんだよ」


琉生「おま・・・え」


玲「・・・じゃ、あとはお2人で〜」


琉生「・・・渚?変な話聞いた?」


渚「・・・大丈夫」


琉生「そっか、よかった・・・


あれ・・・?雅と絢じゃん」


雅「あ〜ん・・・」


絢「お、お、いひい・・・」


雅「(笑)」


絢「雅もあ〜ん・・・」


雅「・・・ん、おい、しい」


絢「可愛い」


雅「うっ・・・うるさい、ッ」


絢「・・・照れてる〜」


雅「・・・もう、ッ」


絢「あれ?琉生と卯月?」


琉生「よ、デート?」


絢「そっちこそ」


雅「よかったら一緒にどう?」


琉生「どうする?」


渚「どっちでも・・・」


雅「はいじゃあ決定〜一緒にどうぞ♪」


2人「う、うん・・・(汗)」


二人は夜まで

付き合わされたのだった。

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