表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

幼馴染みの隠し事…?

久しぶりに続きを書いてみました!

ほとんど忘れてましたし、伏線をどれだけはっていたのかも思い出せなかったです笑


他にも小説書いているので、そちらもよろしくお願いします。

短編の方が読みやすいと思いますけど、ぜひ長編ものもよろしくお願いしますm(_ _)m

ハルトと出会った初日


ハルトと別れたカナセはため息をついていた。久しぶりにハルトに会えたことは嬉しかったのだが、本人から全く気付かれていなかったこと、それから無様な姿を見せてしまったことを考えると、憂鬱な気分になるしかなかった。


ハルくん、久しぶりに会ったらかっこよくなっていましたね。もしかして付き合ってる人もいるのかな…?明日聞いてみようかな。


しかしながら、そう考えている間も憂鬱になるしかなかった。なぜなら、カナセはハルトにいくつか隠し事をしているからだ。


一つは自身の父親のこと。彼女の父親はルーチェの幹部であり、過激派であること。

そのため、ハルトに言った四神の扱いはいくつか異なっていた。おそらく四神が見つかったら、四神はルーチェに監禁される。最悪、殺す事態になる。


もう一つは自身の素性のこと。ハルトには探索部隊と言ったが、実際は異なる。殲滅せんめつ部隊である。

探索部隊のやることは、シャドウの調査であるのに対し、殲滅部隊は、シャドウの殲滅。またはそれ以外の不安定要素の除外であるため、なんとも複雑な気分でしかなかった。



久しぶりに会った幼馴染みが殲滅部隊に所属してるとか、どんなコメディーですか…。

そんな自虐的なことを考えている間もカナセは憂鬱になるしかなかった。


ふと、お風呂に入って気分でも紛らわそうと考え、浴室に向かったが、困ったことにお湯のため方がわからなかった。

なんで、こういうとこだけ複雑にするんでしょうかね…?蛇口から出るタイプでいいじゃないですか。


お風呂に入ることは諦め、シャワーを浴びていると、ふとシャドウの気配を感じた。


これは今朝の隠密型のシャドウのものですか…?なぜこんなに強い気配を…?まさか、人を襲っている…?


カナセの探知能力はルーチェでも随一のものであり、強い気配を出しているシャドウならば、おおよその場所まで探知ができるほどである。


この場所はハルくんと昔遊んだ公園ですか…?早く向かわないと…。


シャワーも程々にして、戦闘用の服に着替え、ドアに手をかけたところで、急にシャドウの気配が消えた。


これはどういうことでしょう…?シャドウが自ら消えたというよりは、消滅したって感じですね。

公園に向かうのと、本部に連絡を取ること、どちらを先にするべきなんでしょうか…。


一度本部に連絡して、鑑識部隊を呼んでもらいましょう。私一人では調べきれません。


結果として、カナセの生真面目な性格のおかげ、ハルトは救われた形となった。もしもカナセがすぐに公園に向かっていたのなら、ハルトと対面するという最悪の事態になっていたのである。




公園に到着したカナセは不思議に思っていた。シャドウの魔力よりも強い魔力を感じるのである。


むしろその魔力のせいで、シャドウの魔力がかき消されているって感じですね…。


冷静に分析してみるが、カナセにはその強い魔力が四神のものかどうかを判別する術は持っていなかった。


どちらにせよ、あとしばらくで鑑識部隊が来ます…。彼らの結論を待ちましょう…。


しばらくの間、公園を散策してみるが、それ以上知ることがなかった。というよりも、ハルトと過ごした昔の懐かしい記憶が蘇ってきて、それどころではなかった。



〜回想〜


「ねぇねぇ、ハルくん?」

「なーに、カナちゃん?」


少女の声に少年は笑いながら振り返った。


「ハルくんは、わたしとけっこんしてくれる?」

「けっこんってなに?なにするの?」


ハルトの純粋な疑問にカナセも困惑するしかなかった。


「えっと、よくわかんないんだけど。ずっといっしょにいるってことだとおもう!」

「そうなんだ!ぼくもカナちゃんとずっといっしょにいたいなー。」


ハルトの言葉を聞いて、カナセは嬉しそうな顔をした。


「えへへ、じゃあやくそくだね。わたしとハルくんはけっこんする。ゆびきりしよっ!」

「うん、いいけど、ばつどうするの?」

「じゃあ、わたしがするからきいててね。

ゆびきりげんまーん、ウソついたら、コーロス。ゆびきった!」


カナセの嬉しそうな顔とは逆にハルトは複雑な顔をしていた。


「ねぇねぇ、カナちゃん。ころすってなに?ぼくこわくなってきたんだけど…。」

「だいじょうぶだよっ!ハルくんはわたしとけっこんすればもんだいないよ。

あと、ころすってのはいなくなっちゃうことだよ!」

「そ、そうなんだ…。」


幼少期ながら恐ろしいやくそくを交わしている二人であった。


〜回想終了〜



今思うと、なんとも恥ずかしい約束ですね。

ですけど、ハルくん約束は約束ですからね…?

守ってくれなきゃ困りますよ…?


カナセの目は笑ってはいなかった。



鑑識部隊が到着し、結果を聞くと、四神の魔力のものであるらしかった。

やはり、この街には四神がいる。絶対に確保しなければならない。

愛するハルトのためにも…。



カナセの長い1日はこうして幕を閉じた。



カナセちゃん視点の話でした〜

素性が明らかになってしまいましたね笑


ハルト君、頑張ってください!

お互いが気付いた時にどうなるんでしょうかね?

というよりも、ハルトくんはいろんな子と関係持ってますから、そのことがばれた時だけでもなかなかのドキドキですね笑

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ