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フレイム王国興亡記  作者: 疎陀 陽


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第百四十六話 『賛成』は、しないという男

 ロッテの、ある種では予想通りの言葉にアドルフは息を呑んだ後、ゆるゆると息を吐き出してやれやれと言わんばかりに首を左右に振って見せる。

「……そこまでクラウスを評価して頂けるのは有り難い事です。しかしながら、『アレ』は我がホテル・ラルキアの次期会長の最有力候補です。外に出してしまう訳には行かないのですよ」

 やんわりとしたアドルフの断りの言葉に、ロッテは笑って手を左右に振った。

「なにもホテル・ラルキアの次期会長を王府に『盗って』しまおうという訳では御座いませんぞ? 先程も申した通り、これは『修行』です。聞けばクラウス殿、御実家のホテルを除いては此処、ホテル・ラルキアでしか働いた事が無いとお聞きしております。どうでしょうか? まだお若い内に『外』の世界をご経験なさるのも一つの手では無いですか?」

「私も、先代も、先々代もホテル・ラルキアに生まれ、ホテル・ラルキア以外のホテルを寡聞にして知りません。ですが、それでもホテル・ラルキアはホテル・ラルキアであり続けています。ご心配は痛み入りますが、何卒ご容赦を」 

 ある企業の後継者が同業、或いは異業種の他社に『修行』という名目で出る事自体は別段、珍しい事ではない。企業にもよるが、特に同族経営の会社であればそれ自体は――まあ、失敗例もあるが、それと同等かそれ以上に成功事例が多いのは事実だ。他所で培った技術や考え方、或いは人脈と云った『自分の会社』だけでは手に入らなかった経験を手にして帰って来る事もあるのだ。王府は言ってみれば高級官僚の集まり、高級さを『ウリ』にしているホテル・ラルキアに取ってみればまたとない上客を掴むチャンスではある。


 ――クラウスが誰からも認められる『後継者』であれば、だが。


 クラウスの立場は非常に微妙である。確かにクラウスはエルと結婚し、ホテル・ラルキアの会長家である『ブルクハルト』の一員にはなる。なるが所詮は婿養子、その立場は盤石ではない。これが後継者として十分に研鑽を積んでいれば話は別だろうが、現状クラウスに他所で『修行』をしている様な時間も暇もない。それならば、ホテル・ラルキアに留まりまずは『身内』の地固めをする必要があるのは、あのユナ・ホテルとの提携の一事を見てもご理解頂けると思う。端的に言って、クラウスには信頼に足る味方がエルを除いてゼロと言ってもいいのだ。

「確かに、ホテル・ラルキアの過去の会長の方がホテル・ラルキアでその業務に磨きをかけておられるのは重々承知しております。おりますがしかし、それを以ってクラウス殿が修行をしなくても良い理由にはならないのではないでしょうか?」

「それは……」

「特に今、ホテル・ラルキアは過渡期を迎えておられる。ユナ・ホテルとの提携をした以上……言い方は悪いでしょうが今まで通りの御商売を、富裕層を相手にした御商売だけをしている訳には行かないのではないですか?」

「……」

「そう言った点では王府は優良な『猟場』だと思いますぞ。王府は、そうは申しても将来有望な官僚集団ではありますから」

 まあ、貴方は『二流』と仰いましたがね、と笑って。

「……ユナも、ホテル・ラルキアも十分に顧客と、それにその顧客の信頼は勝ち得ているのでしょう。ですが、提携して新たに起こされた『ラルキアーナ』というホテルはまだまだ市場では弱小のプレイヤーに過ぎません。いくらユナの、いくらホテル・ラルキアの資本が入っていると言ってもです」

 その分野では一流でも、子会社の資本が入った他業種では一流とは言い難いのと理論としては一緒である。別段、珍しい話ではない。

「……そうですな」

「それを除いても先の戦争、アレでホテル・ラルキアは大打撃を受けました。もし、あの時に……そうですな、『政治力』のある経営者がいればはて、どうなっていたでしょうか? ホテル・ラルキアの判断を支持しないとは申しませんが、内心忸怩たる物があったのではないですか? 貴方にも――そして、職員にも」

「……否定はしません。確かに、あの決断で我らが得た物は少なく無かった。だが、確かに失った物も大きかった。閣下の仰る通り、我らホテル・ラルキアに『政治力』があればまた、別の判断が出来たかも知れませんな」

 ホテル・ラルキアの経営が傾いた時に出た『公的資金の注入』。あの時は王家、王府からの過度な経営干渉を恐れて出来なかったが、アレだって出来る可能性があったのかもしれないのだ。見知った経営者、或いは経営陣が居る会社に強く出れないから、天下りは無くならないのである。

「でしょう? もし、クラウス殿が王府に出仕していればまた違う話も出来たでしょう。お考え違いをされておられるかも知れませんが、我々王府の人間としてもホテル・ラルキアの伝統を汚したいと思っている訳ではありませんからな。その情報すら、貴方がたには無かった」

「……だから、クラウスを出仕させろ、と?」

「出仕をさせろ、とは言っておりませんよ? 陛下が仰られてる、と言っただけです」

「それは一緒の事でしょう? 強制力、という点では」

 国家の最高権力者からの直々の『お言葉』だ。どれ程信憑性があるかはともかく、簡単に断れる話ではない。

「……まあ、だからと云って諾々と呑む訳にも行かない話ですがな」

 事はホテル・ラルキアの今後にも関わる事なのだから。

「……ふむ。それでは如何する、と?」

「当ホテル・ラルキアは各国に分館を構えております。有り難い話、各国の高貴なお方より御贔屓を頂戴しております」

「それが?」

 ロッテの言葉に、アドルフは紅茶を一口、口に含み。

「我らが故郷であるこのフレイム王国を離れるのは非常に残念ではありますが……仕方ありませんな。本館他、全ての本部機能をソルバニア王国に移しましょう」

 そう言って笑んで見せるアドルフ。その笑顔をじっと見つめた後、呆れた様にロッテは溜息を吐いた。

「……交渉において、初手で最大のカードを切るというのは間違ってはおりませんが、些か短絡的では無いですか?」

「なんとでも仰って下さい。流石に、呑める条件と呑めない条件がありますので」

「これだから九人委員会は『面倒』なのですよ。ロート商会然り、ベッカー貿易商会然り。一々、やり方が極端すぎる」

 そう言ってロッテはもう一度、深く深く溜息を吐く。

「……ホテル・ラルキアに取ってクラウス殿が『秘蔵っ子』である事は分かります。そして、そう簡単に我々に『譲って』貰える人材で無い事も。ですので無論、この話は私の方から陛下にお断りを差し上げる事にさせて頂きますよ」

「先程のお言葉をそのまま返しましょう、閣下。これだから『王府』の人間は面倒なんですよ。言葉を弄し、真実を曖昧に伝え、その上でこちらの判断を煽る様な真似をし、自身の意思と違う言葉が出てくれば『そんなつもりでは無かった』と申しますからな」

「加えて、裏に回れば強いが表で本音ベースで問いかけられたら弱い、と付け加えて置いて下され。まあ、官僚というイキモノの習性ですからな」

「戯言は結構。それで? その『対価』として我々に何を求めるのですか?」

「善意でやらせて頂くだけに御座いますよ」

「信用できません」

「信用して下さい」

「戯言は結構、と言った筈ですよ。何を要求されるのか、それをお聞きしなければその『善意』もお請けは出来ません」

 何処まで本当の話か――リズが、わざわざ一商会の、それも未だ何も為していないクラウスに目を付けたのかどうか、それはアドルフには分からない。分からないがしかし、それでもロッテが『動いた』という事実がある以上、無報酬な訳がないと思っても仕方ないだろう。

「さあ、閣下。貴方が私にして欲しい事は、なんですか?」

 だからこそそう言って、睨み付ける様にロッテを見やるアドルフに。



「何もありませんよ。私は、貴方に何もして欲しくない」



 もう一度、微笑みを湛えてロッテはそう言う。それだけでは言葉足らずと感じたか、手元の紅茶のカップに口を付けて言葉を続けた。

「逆にお聞きしますがアドルフ殿。私が一体、『何を』求めているとお思いなのですかな?」

「……そんなもの、一つに決まっているではないですか」

「一つ?」

「先日、シオン嬢が訪ねてきた件――紙幣の導入の賛成ですよ」

 アドルフの言葉に、少しだけ目を丸くした後、ロッテはおかしそうに破顔して見せた。

「はっはは。なるほど、なるほど。ですがアドルフ殿、それはハズレですな」

「……『ハズレ』?」

「ええ」

 そう言って、持っていた紅茶のカップをテーブルの上に置く。

「ホテル・ラルキアはアドルフ殿、確かに貴方を筆頭にする集団でしょう。ですが、アドルフ殿? ホテル・ラルキアの意思決定を行うのは『貴方』ではない。貴方を議長とする、経営会議の席でのみ決められる。合議制という、素晴らしいシステムで。違いますか?」

「……よそ様には『ウド』と呼ばれていますがな?」

「その判断は各人に任せますが。ですが、個人的には素晴らしい形態であると思いますよ、掛け値なしで。権力者の暴走を許さないという一点において、正に素晴らしいと存じ上げますな」

「……それはどうも。それで?」

「そんな貴方が、端っから『賛成』に回るとは思っていないのですよ、私は。松代殿からお聞きしましたが、経営会議が開かれるのは随分先の話でしょう?」

「……そうですな。少なくとも、次の九人委員会までに開かれる予定はありません」

「で、あるのであれば貴方は『賛成』などは出来ないハズだ。だって、そうでしょう? それをすればホテル・ラルキアの、伝統ある『経営会議』を汚す事になるんだから。そしてそれは、貴方としてはなんとしても避けたい事象の筈です」

 紅茶のカップの縁をそっとなぞり、ロッテは視線をアドルフに向ける。


「他ならぬ、クラウス殿の為にね?」


「……」

「クラウス殿の立場は非常に微妙だ。血縁ではあるが、近親と言う程近くはない。ご令嬢とのご結婚で姻族ではあるが、それでもその立場が脆いのは貴方も重々承知されているでしょう。そんな、生まれつきの『会長』ではないクラウス殿に取って、経営会議と云うのは非常に重宝出来る制度だ。だって、そうでしょう? 全ての責任を一人で負わなくても良いのですから」

「……そうですな。私自身、失策であったと思う施策も幾つかあります。それでも進退問題にまで発展しないのは、偏に経営会議での賛成というお題目があった事は否めません」

「だから、貴方はこの議案に『賛成』出来ないのですよ。経営会議で全ての議案を決めるという、その伝統を壊すという事は、自分で自分の可愛い『息子』の首を絞める事になるから。今後、緊急事態にクラウス殿が一人で決める……違いますね、一人で『決めなければならない』様な事をしたく無い筈ですから。悪しき前例は作りたくないでしょう?」

 そこまで喋り、ロッテは視線をアドルフに向ける。その視線を受けて、アドルフは小さく肩を竦めて見せた。

「こちらからも幾つかご質問をしても宜しいですか?」

「答えられる事であれば」

「まず……そこまでお考えであれば、シオン嬢とコータ・マツシロに私の『説得』に来させる必要があるのでしょうか? 無駄な時間だとは思いませんか?」

「私の独りよがりである、という考えも否定は出来なかったからです。状況証拠は有っても確証には至らなかった。加えて、『取り敢えず』やってみる価値は十分あると判断しました」

「露払いをさせた、と?」

「いえ。先日のユナとの提携話を評価して頂けるとは思っておりましたので、『或いは』と思ったのですよ。その点の見通しは随分甘かった、と言わざるをえないですな」

「そうでしょうね」

「ですが……そうですな。後、十年。十年経っていればまた違った展開もあったかも知れませんな。クラウス殿が後継者として盤石に育っていれば、松代殿とシオンでも『説得』されて貰っていたかも知れませんから。違いますか?」

「……可能性は無きにしもあらず、ですね。クラウスが『後継者』として誰からも認められていればね」

「……ごくごく個人的には、クラウス殿は既に十分後継者の資質があると思っておりますが?」

「クラウスの能力的な部分では私も認める所は多々あります。ですが、単純な資質や能力だけではありませんから、ホテル・ラルキアの会長という職務は。身贔屓で恐縮ですが」

「そういうモノですか」

「ええ。そして、その為にはホテル・ラルキアの『水』になれて貰うしかない。生まれながらに『ホテル・ラルキア』ではないクラウスに、他所に修行に出ている暇はありません」

 そう言って深く溜息を吐き――そして、苦笑を浮かべるアドルフ。

「それでは最後の質問です。今日、私が『賛成』しない事を知ってまで貴方がわざわざ訪れた、その理由をお聞かせ願えますか?」

 その言葉に。


「簡単です。貴方が、本当に『賛成をしない』のかを見極める為ですよ?」


 何でもない様にそう言うロッテに、アドルフは両手を挙げて苦笑の色を強くした。

「……ええ。私は『賛成』しません」

「それだけ聞ければ結構。ああ、九人委員会には?」

「参加しますよ。正直、我がホテル・ラルキアがあの輪の中に居る必要は無いのですが」

「そう仰られますな。名誉な事ですよ?」

「名誉の為に貴方と話す様な『心労』を患いたくないのでね」

 そう言って、アドルフはすっかり温くなった紅茶に口を付ける。

「ちなみに、参考までにお聞かせ願えますか?」

「はて、なにをでしょうか?」

「陛下が『クラウスを王府に欲しい』と言ったというのは……事実ですか?」

「……そのお話は重要でしょうかな?」

「重要ですよ、閣下」

「……ふむ。では、こうしましょうか。仮に嘘だとしても、私が『クラウス殿が優秀である。是非、王府に必要な人材である』と言えば、それは事実と――」

「ああ、そうではありません」

 喋るロッテを遮る。

「貴方と陛下の御関係は重々承知しております。貴方が『優秀』と言えば、クラウスは『優秀』という評価になるでしょう。そして、『今は』事実でなくとも、いずれは事実になるのは良く分かる」

「……では、なぜ重要と仰るので?」

 訝し気なロッテに、なんでも無い表情を浮かべて。



「単純に……『息子』が認められれば、嬉しいモノでしょう?」



 珍しく、呆気に取られた様に口をポカンと開けたのは一瞬。

「――はーっはは! なるほど、なるほど! これはこのロッテ、これは一本取られました!」

 楽しそうに破顔するロッテ。

「はっははは。失礼、そうですな。確かにそれはそうです。ご心配召されますな、アドルフ殿。陛下は確かに、クラウス・ブルクハルトが優秀であると認めておられますよ。稀に見る人格者であり、ホテル・ラルキアの将来を担う有望な若者である、と」

「……失礼ながら、陛下はクラウスとお逢いされた事があるのでしょうか?」

「どうでしょうか? 陛下も外遊の度にホテル・ラルキアに滞在はしておられますが、クラウス殿との面識があるかどうかまでは私には分かりかねますな」

「その……では、なぜ?」

 ラルキアは王の住まう街だ。言ってみればリズのお膝元でありそうである以上、ラルキア本館に『国王陛下』が宿泊する事はまず、ない。地方の分館の支配人クラスであれば外遊の際にリズに拝謁する機会もあろうが、クラウスは本館勤務一筋だ。すくなくとも『人格者』として評価されるほど、リズと面識があるとは寡聞にしてアドルフは知らない。

「クラウス殿と陛下に面識があるかどうかは分かりかねますが、陛下がクラウス殿を評価する理由に就いては理解できますぞ?」

「ご教授願えれば」

「簡単ですよ」

 一息。



「クラウス殿が、シオンの『友人』だからですよ」



「…………………は?」

 先程のロッテの焼き直しの様、今度はアドルフがポカンと口を開けて見せる。

「……身内の恥を晒す様でアレですが……シオンはこう……なんと言いましょうか?」

「……いえ……なんと言いましょうかと言われましても」

「無鉄砲と言いましょうか、無計画と言いましょうか、唯のアホと言いましょうか……ともかく、ある種『無茶苦茶』な人間なのですよ。ラルキア講堂の屋根は吹っ飛ばしますし、ラルキア大学の学生の半数を食中毒の恐怖に陥れますしね。普通ならそんな人間、愛想を尽かすでしょう?」

「……え、ええ」

「それでもクラウス殿は何時でもシオンを見捨てずにお付き合い頂いておりますから。シオンは陛下の教育指南役を務めておりましたからな。常々、陛下は仰っていました。『あのシオンと友人付き合いが出来るという事は、きっとクラウスは人間の出来た、素晴らしい人なのでしょうね』と」

「……」

 アドルフ、言葉もない。

「……そんな人間を良くもまあ陛下の教育指南役にしましたな? 人材難なのですか?」

「非常に残念ながら……優秀は優秀なのですよ、間違いなく。また、大した政治信条も持ち合わせていませんからな、あやつは。下手に陛下に色々と刷り込む可能性も少ないですし……そういう点では陛下の指南役はぴったりと言えばぴったりなのです。年も近いし、女性でもあるし」

「……優秀の前に、『残念ながら』と言葉が付いたのを聞いたのは初めてですよ」

「私もシオン以外に付けた事はありませんからな」

 そう言って、ロッテが小さく溜息を吐いて苦笑を浮かべて見せる。

「まあ、そういう意味では私もクラウス殿には感謝しております」

「……有難う御座いますと言えば良いのか、友人は選べと言えば良いのか、判断に迷う所ですが?」

「選んだ上でシオンと居てくれると信じていますよ、私は。まあ、希望的な観測ではありますが」

 そう言って、ロッテは席を立つ。

「……長居してしまいましたな。それではこれで失礼します」

「なんのお構いも出来ませんで」

 今日初めて、心からの笑顔を浮かべるアドルフ。つられる様にロッテも笑い、言葉を続けて。

「いえ、私にとっては十分意味のある面談でした。それではアドルフ殿、しつれ――」

 そこまで喋り、ロッテは言葉を切る。


「……すっかり忘れていました。アドルフ殿、一つ『要求』があったのですよ」


 その言葉に、弛緩しかけた表情を引き締めるアドルフ。最後の最後、どれ程の『爆弾』を落としてくるか、警戒するアドルフにロッテは笑顔を苦笑に変える。

「大した事……ではないとは言いませんが、まあ大した事ではないでしょうな」

「……なんでしょうか?」

 そんなアドルフに軽く手を振って。


「なに、今度ローレント王国で華燭の典があるのですよ。その際、ホテル・ラルキアのローレント分館の予約をしておこうと思いましてな?」


 冗談めかしてそういうロッテに、色んな意味でアドルフは脱力して見せた。


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