第6話「日常(家庭)」
今回は今まで読んできている人たちには物足りない…かな?
しかし、大事な回なんですよ、これ(今回の話)が。
次回が本当の本当の本当に”大事”であるため、読んでくれたら幸いです。
端的に言うと、次回の話につなげる踏み台回です。
しかし、これを読まないと次回は理解ができません。
次回が面白いのは神エフェルシナに誓います。
だから、読んでください。
【現代の世界(第1467世界)in日本】
良星は学校から家に帰ってきて、「ただいま」と言いながら靴を脱いだ。リビングからは母親の声が聞こえてきた。「おかえり、良星。今日は早かったのね。」
「うん、ちょっと疲れたから早めに帰ってきたんだ。」良星はそう答えながら、階段を駆け上がり、自分の部屋に向かった。部屋に入ると、彼はそのままベッドにダイブし、友達の新木から送られてきたグリーンモンスターの動画をスマホで再生した。
画面には一瞬、緑色の怪物が映し出され、あとはスマホを地面に落としたため、地面の映像と無残に殺されゆく人たちの声が響いていた。動画は地面と声がほとんどだったが、かなりグロテスクで、良星は思わず顔をしかめた。「うわ、これ本当にやばいな…」
動画が見終わると、良星はすぐに新木にメッセージを送った。「新木、今動画見たけど、これ本当にやばいな。アメリカの警察は何を考えているんだ?早く討伐部隊を結成して倒しに行けばいいのに…」
新木からすぐに返信が来た。「だよな。俺もそう思った。あの怪物、どう見ても普通じゃないよな。」
良星はさらにそのモンスターについてネットで調べ始めた。検索結果には様々な情報が溢れていた。「地元の猟友会が7人の討伐部隊を結成し、討伐に向かったが帰ってこない…か。多分奴にやられたんだろうな。」良星は記事を読みながら、眉をひそめた。
ネットニュースには、モンスターについての憶測が飛び交っていた。「アメリカ軍が作った秘密兵器」「これは中国が作った生物兵器」「何かの生物の進化」など、様々な説が書かれていた。
「どれもこれも信じられないな…」良星はため息をつきながら、次々と記事を読み漁った。彼の心は不安と興奮でいっぱいだった。
良星はふと、心の中で呟いた。「もし、この怪物が日本に来たらどうするんだ?この国は。」
彼の頭の中には、日本の軍事力の現状が浮かんできた。自衛隊は確かに存在するが、市民がいる中での街中での発砲は厳しい。さらに、自衛隊を動かすためには時間がかかる。実際、過去の災害でも自衛隊の派遣が遅れて被害が増したことがあった。
「自衛隊を動かすのに時間がかかるし、街中での発砲も難しい。奴が日本に上陸した時点で100%終わる。ある意味、奴が最初に出現したのがこの国じゃなくてよかったの…か?」
そう思っているうちに、誰かが階段を上がってくる音が響いた。良星は耳を澄ませた。「兄ちゃん、ご飯だけど、早く降りてきて。いらないんだったら別にいいんだけど。」妹の声だった。
「わかった、すぐ行くよ。」良星は返事をしながら、スマホを置いた。
妹とはあまり仲が良くない。それはそうだろう。自分は通信制の高校に行き、家にいる時間が長い。通信制の高校に通っている兄がいるってことは、世の中の目からするとあまりよく思われないから、それがすごく嫌なのだろう、うちの妹は。前まではすごく仲が良かったのにな。これが唯一、通信制の高校に入って気がかりに思うことだ。
「兄ちゃん、早くしてよ。ご飯冷めちゃうよ。」妹の声が再び響いた。
「わかったってば、今行くよ。」良星はため息をつきながら、調べ物を中断し、1階のダイニングに向かって階段を下りた。
階段を下り、ダイニングに行くと、テレビからニュースが流れていた。コメンテーターが深刻な顔で話している。
「今日の夜中の東京は非常に天候が不安定です。特に落雷がね。そのため、気象庁は”特別落雷避難命令”を出しました。東京の街頭地区に住んでいる方々は指定の避難場所に避難してください。過去に例を見ないほどの落雷が落ちる確率が非常に高まっています。自分の家で一夜を過ごそうと考えている方は危ないです。指定の避難所へ避難してください。」
こんなニュースに家族のだれ一人共感を持っていなかった。なぜかというと、”雷”だからだ。雷の性質上、どうせ落雷するのは高い建物である。うちの近くには8階建てのマンションが建っており、落雷するのはそこであろう、みんなそう思っている。また、そのマンションには避雷針もしっかりついているしな。母さんはため息をつきながらリモコンを手に取り、チャンネルを変えた。母さんはこのようなニュースが嫌いであるのだ。ほかのチャンネルでは、先ほどの報道番組ほど大々的に”雷”について取り上げてはいない。ここら辺の地域も避難地域に該当するが、あまり避難しようとしている音は聞こえてこない。周りの近所も同じ気持ちなのだろう。どうせ、たかが”雷”だ。家にいれば大丈夫。
俺は席に着き夕ご飯を食べ始める。妹は相変わらず、スマホを片手にTikTokを見ている。いつも通りの光景だ。
「ごはん中はスマホをいじるのはやめなさい」と父親が注意する。
「はーい」と妹は答えながら、スマホをしまったふりをして、隠れて操作を続けていた。これもまた、いつも通りだ。
夕食を終えた後、俺はお風呂に入り、ドライヤーで髪を乾かした。避難指定区域に住んでいるため、親友2人から心配そうなメールが届いていた。
「大丈夫?避難するの?」とメッセージが来ていた。
「大丈夫だよ。家族もみんな平気そうだし」と返信し、ベッドに入った。俺の通信制高校は週に1回の登校で、明日は休みだ。とはいえ、高校三年生であるため、受験勉強をしなくてはならない。これもまたいつも通りだ。
しかし、その”いつも通り”は今日までだった。
午前1時13分49秒。妹の部屋からTikTokで流行っている音楽がまだ流れていた。その時、突然の閃光と轟音が庭を襲った。
ドーン!
その一瞬で、人工芝を敷いた庭は真っ黒こげになり、雨が降っているにもかかわらず、火が上がった。しかし、時間が経つと徐々に雨で消えていった。
作業の一部、AIによる使用をしました。(https://www.microsoft.com/en-us/licensing/news/Microsoft-Copilot-Copyright-Commitment)(https://openai.com/policies/terms-of-use/#3-content)