第4話「日常(学校)」
とうとう主人公初登場です!!!登場させるまで4話かかってしまいました。
いやー、前の回が激しすぎて今回のこの回の日常が落ち着きます。癒しになります。(作者の感想です)
彼は拳銃とナイフを両手に持ち、その目は新たな獲物を求めて輝いていた。燃え盛る車を背にしながら、ゴブリンは不敵な笑みを浮かべ、夜の闇へと消えていった。
【神界】
第1467世界担当の神エフェルシナは、その美しい艶々な黒髪を赤い簪でまとめながら、水晶の中の混沌とした自分の世界の光景に目を凝らした。彼女の世界、第1467世界は、我々が暮らしている世界線とまったく同じ世界であり、魔力の存在しない平和な領域であるはずだった。しかし、今、その平穏が脅かされていた
。
「なんてことが起きてるの!? なんで?異界のいるはずのないゴブリンが私の世界で暴れているの?」彼女の声は震え、彼女の着ている白い着物の袖がわずかに揺れた。
彼女の視線の先には、ゴブリンが転移されたことを示す魔力の歪みがあった。この世界には魔力が存在しないはずなのに、どうしてこんなものが…?
そこで彼女は、神々だけが使える神生魔法の一つである【神眼】を使った。神眼とは、相手の弱点や特性、真実や何もかもの事象を見通せる魔法であり、この状況を理解するために必要不可欠だった。エフェルシナは深呼吸をし、集中を高める。彼女の瞳は輝きを増し、【神眼】の力を発動させた。神眼を使ってその空間の歪みを見ると、その空間には黒い亀裂のようなものが見えた。「これは”界境の溝”!このままだとこの世界が危ない。異世界によって私の世界が侵略されてしまう。早くほかの神々に知らせないと。」
エフェルシナは、この事態を他の神々に伝えるために、エフェルシナは水晶から目を離し、神界の広大な空間を駆け巡った。彼女の心は、この世界を守る決意でいっぱいだった。着物の裾が風になびきながら、彼女は神々の議会へと急いだ。
【現代の世界(第1467世界)in日本】
東京の朝は、いつもと変わらない活気で満ちている。通信制高校の3年生、詩羅芽良星は、いつものように学校へ向かっていた。そんな彼の足取りは軽やかで、心は前向きな思いで満たされていた。彼は、その見た目で誰かを驚かせることはない。彼の顔は、街で見かける普通の高校生と何ら変わりない。鼻は平均的な大きさで、目立つ特徴もなく、彼の瞳は深い茶色で、常に何かを考えているかのように見える。彼の髪はくせ毛で、いつも少し乱れているが、それが彼の人柄を表しているかのようだ。彼の鋭い目は、平凡な外見の中で一際輝きを放ち、彼の内面の強さを物語っている。
おーい、ナレーションさーん 俺のくせ毛が人柄を表してるって、なんて失礼な奴なんだ! ひねくれものって言いたいのか!俺の親みたいに俺をひねくれものって言いたいのか?
(中学生の時から急にくせ毛がひどくなり、「おかーさーん なんで俺の髪の毛こんなにくねくねなの?」「それはあなたの心がひねくれてるからです」そう、この言葉がすごく主人公をトラウマにさせた。高校三年生の今でもその言葉を聞いたら落ち込むほどに)
まあ、今はドライヤーとかで抑えてましにはなったが…
そうこうしているうちに学校の門をくぐり、石畳の道を歩きながら、良星は心の中でつぶやいた。「俺の名前は、詩我羅芽 良星。通信制の高校に通う3年生だ。なぜ通信制かって?まあ、それは周りの目が怖かったんだ。怒られることへの恐れから、他人への気配りばかりしていたら、いつの間にか自分が壊れていた。でも、今は違う。俺を理解してくれる親友がいるから。 通信制であっても以外に人生は充実しているんだ。」
彼のクラスが近づくにつれ、話し声が大きくなってくる。そして、教室の扉を開けると、そこにはいつも通りの光景が広がっていた。友人たちが談笑しており、彼の2人の親友もいつもの光景の中にいた。
良星は深呼吸をし、明るい声で挨拶をする。「おはよう!」
良星は自分の席に荷物だけを置くと、親友の新木と示相のもとへ急いだ。
新木は俺のこの通信制でできた初めての親友で、明るい性格をしている。身長は彼のほうが少し高くて、うらやましい。そして彼は赤色と黒色の混じった短髪の髪型をしていて、スポーツが得意な良いやつだ。一方、示相も俺の親友であり、一際落ち着いた雰囲気を放っている。彼の青色がかった黒髪はいつも完璧に整えられ、どんな動きをしても乱れることがない。彼の冷静な眼差しは、深い知識を秘めた黒い瞳から放たれ、まるで世界の真理を解き明かすかのように周囲を見渡しているように見えるが、実際は「空きれいだな」など意味のわからないことを考えている頭のいかれた奴だ。良星と肩を並べる身長に、細身ながらもしっかりとした体つき。しかし、運動が苦手な俺を差し置いても運動がダメダメだ。
新木は、いつもの悪戯っぽい笑みを浮かべながら話しかけてきた。
「なあなあ、良星、アメリカでの殺人事件知ってっか? あの緑の“グリーンモンスター”がさ、シャーッ!」と、彼はモンスターの鳴きまねをしながら手を大きく広げた。
良星は眉をひそめ、困惑気味に答えた。「え、何それ? 新木?」
「知らないんだ、詩羅芽は?」示相も興味深げに加わった。
「なんだよ、示相、お前まで?」良星は軽く肩をすくめた。
新木は自信満々に言った。「世の中じゃこのニュースで持ちきりだぞ。普段ニュースを見ない俺でも知ってるぜ。」
「え!? 新木が“ニュースを”見るなんて」良星は驚きと皮肉を交えて返した。
新木は少し赤くなって拳を振り上げた。「なんだと? てめえ、しばくぞ!」
示相は冷静に説明を続けた。「アメリカで起こった事件なんだけど、心霊スポットに訪れていた5人の大学生が殺されたんだ。」
「ふ~ん、でもアメリカだったら殺人なんて日常茶飯事じゃね?」良星は無関心そうに言った。
「問題はそっちじゃねえ。その5人を殺った“犯人”の方だ。」新木は声を低くして真剣に続けた。
良星は興味を引かれたように首をかしげた。「その犯人がなぜ注目されてるんだ?」
示相は軽く笑って答えた。「毎日ニュースを見ているあの詩羅芽が何で知らないのかね?」
「悪い、今日は寝坊して、朝の星占いしか見てないんだ。ところで今日は最下位だったぞ。」良星は苦笑いしながら言った。
「だから今日はいつもより学校来るの遅かったんだね。」示相は納得したように頷いた。
新木は肩をすくめて言った。「最下位なんてよかったじゃねえか。」
「ちなみに最下位のその順位は君のうお座の星座だよ。」良星は微笑んで告げた。
「何余計なことしてくれてるんだ、この野郎。今日の一日、最下位って肩書背負って生きてけっていうのか?」新木は愚痴りながら頭を抱えた。
良星は腕をグッドにして笑顔で言った。「Yes, we can!」
示相は吹き出して、「やっぱ君たち二人って本当に仲がいいんだね。」
良星と新木は同時に叫んだ。「よくねえよ!」そう言われるといつも怒る二人だ。
良星はふと真剣な表情になり、「要はあれだろ、その犯人がさっき言ってたグリーンモンスターなんだろ?」と問いかけた。
示相は頷いて、「ご名答。正確に言うと、その生き物の動画が拡散されてるって状況だね。」と答えた。
「その動画は5人の大学生が心霊スポットの配信していた時のものだな。」新木はスマホを取り出して言った。
「その配信中にそのグリーンモンスターというやつが現れて、5人をも倒したと。」良星は驚きを隠せない様子だった。
「そう。」示相は短く答えた。
「それは驚きだね。そんな生き物がいるなんて」良星は感嘆の声を上げた。
新木はスマホを操作しながら、「今はこの配信の動画は規制されてるけど、俺のスマホに保存されてるから後で送るは。」と告げた。
「OK。」良星は軽く手を挙げて同意した。
示相は顔をしかめて、「胸糞悪いのはそれだけじゃないんだ。アメリカの方ではその生物について公式に一切話されてないんだ。」と不満そうに言った。
「ところで、そのグリーンモンスターって、なんでそんな名前がついてるんだ?」良星はふと疑問を抱いた。
「それがまた怖い話なんだよ。」示相は声を潜めて話し始めた。「配信を実際に見ていた画面越しの目撃者の話によると、その生物は全身が鮮やかな緑色で覆われてるんだ。身長は子供の様で、身体能力は度を越えてるほどの人外だったらしいよ。実際に僕もその配信の動画を見たんだけれども一瞬しか映らなかったもののあれは”モンスター”だね」
「確かにそれはモンスターっぽいね。だけれどもフェイク映像だったりして」良星は興味深そうに聞いていた。
新木も頷いて続けた。「それはないな。 実際の配信映像をフェイクかどうか調べた奴が何人もいたが皆そろえて”フェイクじゃない”ってさ あと、この配信を行っていた5人は実際に亡くなっている フェイクだっとしてもそこまでしねえよ」
「わお、ヤバそうなにおいがプンプンしてくるな。」良星は恐怖の混じった苦笑いを浮かべた。
「だろ?」新木も同意した。
その時、先生が教室の扉を開けて、「ホームルームを始めるぞ」と声をかけた。良星は一瞬立ち止まり、軽く溜息をついて自分の席に戻った。教室内は静まり返り、授業の始まりを迎えた。
しかし、今日一日中、良星は”グリーンモンスター”のことで頭がいっぱいだったため、授業の内容が頭に入ってこなかった。
作業の一部、AIによる使用をしました。(https://www.microsoft.com/en-us/licensing/news/Microsoft-Copilot-Copyright-Commitment)(https://openai.com/policies/terms-of-use/#3-content)