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詩歌集2

トリガー

※フィクションです。




 ─カチャーン!




 小学校の時の給食の時間。


 俺のスプーンが床に落ちた。


 わざと落としたわけじゃない。


 手が机にぶつかった拍子に落ちたのだ。


 スプーンの落ちる音が教室内に響いた瞬間だった。


 俺は席を立ち、教室を出て走って逃げた。


 校門を出て、近くの小さい公園のところまで走って逃げた。


 突然の行動だった。


 当時の俺は真面目でつまらないやつだった。


 テストはいつも百点だし。


 宿題もいつもきちんと提出していた。


 学級委員長もよくしていた。


 問題行動をするやつじゃなかった。


 だけどあの日。


 スプーンが床に落ちたあの日。


 あれから、俺は変わった。


 テストは0点ばかり取るようになった。


 宿題もほとんどしなくなった。


 学級委員長もサボりまくって、途中で降ろされた。


 ただ、スプーンが床に落ちただけなのに。


 俺は、俺自身が驚くほどに、あの日を境に人が変わった。


 変わった…というより、変わりたかったのかもしれない。


 真面目なだけのつまらない俺の日々を…


 変えたかったのかもしれない。


 何でもいいから、トリガーが欲しかったのかもしれない。


 俺のトリガーは、あの日…スプーンが床に落ちた時。


 ただそれだけのことなのに。


 あの日から俺の人生は大きく変わった。


 スプーンが床に落ちただけなのに。





何故この詩を書いたのか私自身よく分かってないので、感想をいただいても返信が難しそうで。なので、感想欄は閉じます。


お読みくださりありがとうございましたm(_ _)m

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