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ネット中傷どんとこい

『ざ〜こwwうんちww』


 パソコンの画面を見て、びっくりしました。

 信じられなかったのでもう一回見ます。


『ざ〜こwwうんちww』


 やっぱりそう書いてあります。

 この人が言うには、私はザコでウンチみたいです。

 そんな風に私のことを言うなんてヒドすぎます。

 普通の女の子である私のメンタルはズタズタです。

 さっきまではあんなに楽しかったはずのインターネットの世界。それが今はまったく楽しくありません。

 こんなとき、皆ならどうするのでしょう?

 私は――

 

「妹に泣きつきます。私は情けない姉です」


 すぐさま妹ちゃんのおっぱいに埋もれました。

 いつものように、ブラジャーを外してくれる妹ちゃんのおっぱいに顔を埋めます。

 するといい匂いがするので、空気をいっぱい吸い込みました。

 そしたら、弾力もあり、もちもちのおっぱいをいっぱい堪能します。

 こうすると精神的なダメージすらも回復するのです。

 もう何も考えたくないです。

 そんな私はザコでウンチなのかもしれません。

 妹ちゃんのおっぱいに埋もれていると思考がままならなくなります。


「そしてあたしは、お姉ちゃんのことをだだ甘やかす妹ちゃんなのだ!」


 いつも元気いっぱいの妹ちゃんは、両手を大きく広げて、いつものように私を受け入れてくれます。

 よしよしと頭を撫でてもくれました。

 自然とお顔の筋肉が緩みます。

 私にとっての至福のときです。


「妹ちゃん、いつもありがとうございます」


「えへへ」


 妹ちゃんの優しい笑顔に照らされて、こっちまで明るくなってきました。

 もしも私が月ならば、妹ちゃんこそが私の太陽です。


「やっぱり妹ちゃんのおっぱいは最高です」


 そんな私に妹ちゃんは言いました。


「お姉ちゃんをこんなにも傷つけた人をあたしは許さないぞ! だからやってやるのだ! 絶対に後悔させてやるぞ!」


「どうやってですか?」


 私が尋ねると、妹ちゃんはパンッと手を打ち鳴らして、


「まずは情報の整理をするぞ。そもそもそういうことをしてくる人に心当たりはあるのか?」


「いいえ、ネットの知人の誰かの可能性もありますが匿名なのもあってわからないです」


「ならその人について、何か知っていることはあるのか?」


「彼女とは最近お知り合いになりました。何でも私に元から興味があったようです。私のことを好きでいてくれていて、結構仲良しです」


「好きっていつからだ?」


「徐々にだと思っていましたが、思い返せば、最初からだったような気がします」


「なるほど理解したぞ。味方の振りをして後ろからグサりってことだな。厄介な人だ」


「いい子だと思っていたのでショックです」


「ちょっと待て、そもそも彼女って女の子なのか? どうしてそう思うんだ?」


「女の子っぽい雰囲気があったから……でしょうか? そういえば確証はなかったです」


「確証がないなら疑って掛からないと駄目だぞ。いい子ってのはつまりどういう感じだ?」


「敬語で喋っていて、すごく礼儀正しかったのです。家事にも精通しているみたいで、お料理もよく作ったりするみたいでした」


 気づけば、理想的な美少女像が浮かんでいた。


「なるほど、いい子なのかもしれないぞ。でもそんないい子が急に人を傷つけるようなことを言うのか?」


 でも彼女は、『ざ〜こwwうんちww』と罵ってきた相手でもあるのです。

 イメージしていた彼女とは、あまりにもかけ離れたことを言っていて混乱してきました。


「よくわからないです……」


「あー、ごめんだぞ。困らせるつもりはなかったが。大丈夫なのか?」


「大丈夫じゃないので、妹ちゃんのおっぱいを触って落ち着きます」


 宣言して、妹ちゃんのおっぱいを揉みます。

 私は服の上から先端を探すのが大好きです。お宝探しをしているような気分になれるからです。それはぷっくりと膨らんでいたりして、吸い付きたくなってしまいます。

 でも今はおはなしの途中なので揉みながら、妹ちゃんからの続けての質問に答えます。

 ある程度、質問を終えると、心なしか息の荒くなった妹ちゃんが言いました。


「うむ、ある程度はわかった気がするのだ。確認だが、お姉ちゃんは彼女に対して何もしていないのか?」


 頬を赤くして色っぽくなった妹ちゃんに何かをしてしまいそうです――。キスで我慢をしました。もちろん舌は絡めました。

 二人の間に渡る架け橋をうっとりと眺めながら会話を続けます。


「はい、私は普段から発言には気をつけています。怒らせてしまったのだとしても、まったく心当たりがありません」


「そうだろうそうだろう。お姉ちゃんはいつも正しいのだ」


 頭を撫でられます。


「……えへへ」


 なんだか恥ずかしくなってしまいました。

 ……話を続けましょう。


「で、どうするのでしょうか?」


「それが問題なのだ、さっきは意気込んだが、誹謗中傷へは反応しない方がいいらしいが。だからといって何もしないってのもよくないのだ」


「ですね……」


「ならば、報告と削除依頼なのだ。いざってときのために証拠を抑えておくことも大事だ、相手が投稿した日時とこっちが証拠を残した日時がわかるようにすることと投稿のURLもしっかり記録しよう、誹謗中傷されてるってのが誰に見せてもわかるように前後の投稿も合わせるのだ」


「噂に聞く魚拓ってものとかですね。具体的で助かります。今すぐ動きますね」


 こうして私は、中傷してきた人のアカウントを凍結に追い込むことができました。もちろん中傷してきた証拠も保存しています。

 そして相手の正体もきっちり確かめたのでした。

 なぜそうなったかというと、当人が乗り込んできたからです。


「凍結されちゃったから直接来てあげたよぉ」


 相手は私のことをよく虐めてくる近所のメスガキちゃんでした。


「収録してきたからこれ聞いてみてねん」


「は、はい……?」


 言われるがままイヤホンを耳につけます。


『ざ〜こwwうんちww』


 罵倒が耳に響きます。これは最近話題のASMRってものですね。

 このままだといっぱい罵られてしまうので慌ててイヤホンを返します。


「どぉだった?」


 メスガキちゃんは、私を覗いて薄暗い笑みを浮かべていました。


「どうも何も……」


 少しばかり興奮してしまいました。

 だから素直に答えるわけにはまいりません。

 とそこで、私はメスガキちゃんを改めて見て、恥ずかしくなってしまいました。

 なぜなら、


「イタイ格好をしています」


「こっちまでむず痒くなってくるのだー」


 妹ちゃんも同意してくれました。なぜかソファーの上でじたばたともがいていますが……。


「どエロい格好してお尻に猫しっぽプラグ挿し込んでいる人たちには言われたくないよぉだ!」


 興奮したメスガキちゃんが飛びかかってきて、私の猫耳がかっさらわれてしまいました。

 続けて猫しっぽをヌいてこようとしてきます。

 もちろん必死に抵抗しますが、組み合うと相手の方が力があり、妹ちゃんみたいなパワーのない私はすぐに追い詰められてしまいます。


「そんなによわよわじゃあ、負けちゃうよぉ」


 耳元でそう囁かれても、何も返せませんでした。

 体力の限界が近いからです。

 息も荒くなります。


「ハァ…ハァ…」


 もう駄目です。

 私は押し負けてしまいました。


「ざ〜こww運痴ww」


 組み倒された私は、逃げようともがきます。

 しかし、運痴なので逃げられませんでした。

 仰向けにされ、くぱぁとおへそを開かれます。


「ひゃうんっ♡」


 ぺろっとおへそを舐められて、脱力してしまいます。

 そのまま窪みに舌を添わせてきました。


「ふぅ…ふぅ…」


 限界を迎えた私は、もう動けません。

 されるがままの私は、おへそを弄くられたまま、今度はお尻を開かれ、


「じゃあ、お尻を傷つけないようにそぉっとヌくよぉ」


「んっ…♡ はっ…♡ ――あんっ♡」


 優しくヌかれてしまいました。

 はしたないですが、よだれまで垂らしてしまいました。

 妹ちゃんはそこまで見届けて、


「これで現行犯だな」


 スマホの画面を向けます。

 妹ちゃんは動画を撮っていたのです。


「ほら見るのだ、有能なあたしはお姉ちゃんのイキ顔も激写したぞ」


「……それはとってもエッチだよぉ」


 メスガキちゃんにも見られてしまいました。

 ごくりと生唾を飲んで、手に持った猫しっぽを眺めています。


「恥ずかしいのでそれは消してください」


「それでだ」


 私の言葉を聞き流した妹ちゃんはメスガキちゃんを見て、言いました。


「生意気な子にはお仕置きが必要だね」


 妹ちゃんがシュッと動きました。

 すばやい動きに対してメスガキちゃんは反応できません。


「お尻は押さえたり!」


 妹ちゃんが、ぐいっとメスガキちゃんのお尻を向けてきます。

 スカートだったのでパンツをずりおろします。


「な、何をするの!?」


 というわけで、お尻ぺんぺんして反省してもらいました。

 張りのよいお尻でいい音がするので、ついつい多めに叩いてしまいました。

 今は、ヒリヒリするのか剥き出しのお尻を擦りつつ、土下座してます。


「ごめんなさい」


「うちのお姉ちゃんにヒドいことをしたことについては謝ったところで許さないのだ! もうあなたをネコにするが! たくさんシゴく、これ決定事項なり!」


 するとメスガキちゃんが反抗します。


「ネコだなんてイヤだよぉ!」


 暴れて逃げ出そうとしたメスガキちゃんに、妹ちゃんが目を光らせました。


「逃すとお思いか!」


 妹ちゃんがすごい動きをして、メスガキちゃんを瞬く間に捕らえました。

 妹ちゃんとメスガキちゃんがソファーの上でにゃんにゃんし始めます。

 現在、快楽を味わされているメスガキちゃんに、


「たすけてよぉ!」


 と言われましたが、こうなった妹ちゃんはもう止められないでしょう。

 お手上げということで見物客の一人にならせてもらいます。


「――にゃああああああああああああん♡」


 やがてメスガキちゃんは果ててしまいました。

 中傷行為は駄目だということですね。

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