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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
5章:傍観者編
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冒険者育成学園の合宿

合宿までの2週間は午前学科で午後は実技となる。 


学科は「数学」「地理」「歴史・女神信仰」「魔法学(攻撃・防御)」「魔物生物学」「植物学」で、実技は「体術」「攻撃・防御魔法」が必須で、「剣術」「槍術」「弓術」「銃術」「短剣・ナイフ」から3つ選択する。 シリルは「剣術」「銃術」「短剣・ナイフ」を選択する。 

この学園は、中立であるギルド運営であるため女神信仰については、歴史の中で触れるという方針で、他王国とはやや違う方針となっている。


実技は実践を意識し、模擬戦形式が多い。 魔法も攻撃と防御をおりまぜながらの実践形式である。 シリルは基本相手の実力に合わせている。


合宿は最低4人のグループで討伐するという事で、トニーとウィリアム、それにトニーの寮の同室の銀髪で魔法師のアドロフは仲がよくなり、それにシリルが加わり4人となる。トニーは、盾役で武器はバスターソード、アドロフは遠距離を得意としているが、槍もあつかえる。 ウィリアムは、短剣と長剣で魔弾で基本は遠距離攻撃となる。 シリルは双剣で近接戦である。 ある意味バランスの良い4人だ。


そして、合宿当日となる。 場所はウルフの砦で、D-Fの90名で、S-Bは他の合宿所である。

初討伐の生徒も多いため、護衛、討伐兼試験官という形で、各グループに1名のギルド隊員とランクC以上の冒険者がつく。


ウルフの砦につき、討伐の服装でグラウンドに集合する。

ウィリアムが「シリル、やけに軽装だな」といわれ、シリルは「一番、うごきやすいぞ」というのだった。 皆なにかしらの防具をみにつけているが、あいかわらずシリルは冒険者風の衣服でフード付きの黒の外装という姿である。


今日の課題は、1人一匹ワーウルフを討伐する事だった。 シリルはなにげなく索敵し、ワーウルフ4匹のところに誘導する。

トニーが「1人一匹だぞ」という合図で討伐する。 トニーは、盾で攻撃をとめバスターソードで仕留める。 アドロフは、まず風魔法で動きをとめ槍で仕留める。 ウィリアムは魔弾で攻撃するが、致命傷にはならず、少し震えながら最後は短剣でしとめた。 シリルは、一太刀で殺す。

同行していた、ギルド隊員の人が「みんな、今日の課題達成だ。 中には初めての子もいたと思うが、躊躇していたら自分が殺されると思ってほしい。 もし、耐えられないのなら非戦闘にいけばいいが、ここにいるみんなは女神様の使命があって戦闘職だ。 自分の使命を誇りにおもってほしい。」というと、シリル除くみなが「「「はい」」」と返事をするのだった。 


そして、ウィリアムが「そうだ、僕には使命があるんだ。 がんばります」と青ざめていた顔に生気が戻るのだった。 そして、ギルド隊員が「よろしい。 では、砦にもどろう」といって、みな砦のほうへむかう。 シリルは浄化はいいのか?と思うが数も少ないので特にきにせず砦にむかうのだった。


その日は、砦の食堂で夕食をたべ、入浴後、就寝となる。 トニー、ウィリアム、アドロフと同室だったが皆疲れたのか既に眠っている。

あまり身体を動かしてないシリルはこっそり抜け出して、ダンジョン課に連絡して間引きをするのであった。


課題はワーウルフ1人3匹かグレーウルフ1人2匹のどちらかだった。 トニーの提案により、経験をつむためワーウルフ1人3匹とした。


シリルの索敵で誘導し、順調に1人3匹討伐した時には既に午後2時頃だったので、そのまま砦に戻る。 次の日は、近くのギルドまでグループ単位で向かい転移魔法陣で迷宮都市のギルドに戻る。 この時点で学生カードのものはDとなり、学生任務の討伐を受ける事が可能になるのだった。

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