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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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魔の森で生活

シュン、リン、コリー、シリル、大魔王と元竜王は、魔の森のログハウスで、楽しくバーベキューをしている。 みんな、エールを片手にだ。 しかも、元竜王以外は素の状態である。 

食堂撤退時、シリルは魔の森で大魔王と元竜王といたため、コリーが魔族になったシリルに会うのは初めてであった。


「シュンさんがいきなり撤退するっていうんで、急いで片付けしてここにくれば、知らない可愛い少年に”コリーさん、久しぶりだぞ”ってシリルの声でいわれてこっちはびっくりっすよ」といい、「魔族になったシリルだって聞いて、まぁ、納得っすけどね。 しかも魔王種ってびっくりっすよ。 でも、なんで背低くなったんすかね」


「魔族年齢でいうと、シリルは6歳未満だ。 5歳までの成長は速いが、その後一定期間成長がとまるだろ。 それに合わせてるんじゃないかと我は考えているぞ。といっても初のケースだ。 想像でしかないがな」と大魔王が肉を食べながらいう。


ほうほう、シリルはそういう事か。

「ってぇー事は、シリルは未成年ってことか?」と俺がニヤリわらう。

「魔族年齢でいうとそうなるな」と、大魔王は肉をほおばってる。 


「師匠、おれは酒はのむんだぞ」といって、シリルはもっていたエールを隠すのだった。

「抜けてるくせに、こういう時は察しがいいよな」と俺が笑いながらエールをのみ「まぁ、年齢不詳でいいんじゃねー。 俺も自分の年齢しらねーし」と言っておいた。 まじ、もうカウントしてないからわからん。

「われもだ」というリン。

「我もしらんぞ」といい大魔王に、「あー忘れたのじゃ」という元竜王だった。


本当に俺らって何千年生きてるかしらない。


「なんで魔の森を拠点にするんだ?」とシリルに聞かれ、「傍観すんのにな、ここが便利だからだ。 っていうよりな」といって、シュンが今の状況を説明する。 


「そういう事なのかだぞ。 おれ、興味ないぞ。 てか面倒だぞ」というシリル。

「そう、面倒なんだ。 でもよー、毎回俺も面倒だかんよ、人間がどーすんだか、たまにはのんびり見ておこうかなって感じだ」というと、「「「「なーるほど、確かに面倒だし、面白くないな」」」とみな同意してくれた。


「だろ。 お花畑の妄想あいてすんの面倒だかんよ、たまには人間が解決してみろってな」といって、俺はエールを飲む。


俺はタバコに火をつけて一服する。

「とはいっても、シリルの卒業式後に一度どっちにしろ撤退だ。シリルは、その時ちょっとお別れで、大魔王と魔界で生活だな。」というと、「おう、わかったぞ。 魔界も楽しいぞ。」と嬉しそうにいうシリルだ。


結構、魔界も好きみたいだな。


人間社会とは離れ、シュン達は暫くの間魔の森を拠点として生活することにした。

シリルは、魔の森から上級ダンジョンを攻略し、ヒュドラとも仲良くなるのだった。 黒竜のところにも遊びにいく。

魔の森を駆け巡ったり、シュン達とも模擬戦をしたりなど比較的のんびりした生活をするのである。

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