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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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閑話:キース達

長期休暇も終わり、後期の始業の日である。


キース、ジェニー、クリス、ディアナは既に登校している。 


すると、クリスがキースとジェニーに嬉しそうに近づいてくるのである。

「ディアナと俺、王都に帰省している時に再召喚の儀うけたんだ。」

「本当か! で、どうだったんだ?」


そんなキースの質問にクリスが目を輝かせてる。

「俺もディアナも最上級の使い魔だ。 というか、今の使い魔がクラスアップするんだ。 後方支援だけだと思ったが、攻撃もアップした。 しかも、魔力量も増えたみたいだ。」

「ええ、びっくりです。 ステータスカードの魔力が、BからSになりました」



そんなクリスとディアナの変化に、関心するキース。

「本当か! 俺も受けようかな」

「冒険者になるなら受けたほうがいいぞ。 それに、使い魔いわく魔物が活性化するとかいっていたしな。」

「でも、大丈夫ですよ。 なんせ、第二王子たちはみなクラスアップどころか、天使にも大天使という存在がいるそうです。 その方たちが使い魔になったらしくて、人並み以上の魔力量になったとか。 ステータスカードで、SSSSになったみたいです。 聖女も同じで聖魔法とかで複数の人を一度に回復できるようで、光の攻撃魔法も威力が凄いらしいです。 その方々が王国も含めて私達をお守りしてくれるって、私の使い魔がいってましたわ」と説明するディアナ。 



「いくら王子たちが強くなったとは言っても、冒険者を目指す俺としてもやっぱり強くなりたいし、俺うけようかな」というキース。

「うん、私も、受けたい」というジェニーだ。


再召喚の儀で話が盛り上がるキース達4人だったが、

「シリル、遅いな」って言うキース。

長期休み前に、たしか始業式はくるっていっていたのなと心の中で思うキース。


「キース、俺の前であの無職の話はしないでくれ!」と突然とイラっとするクリスだ。

「ええ、あの人無職なんです。二度と名前とかも出さないでください。」と嫌悪した言い方をするディアナだ。


キースがこういつらなんだと思いながらもその場を治めるため「悪かったな」というのだった。 ジェニーがキースに小声で「クリスとディアナ、変よね」といい、キースも「ああ、どうしてシリルの事そこまで嫌うんだ?」というのだった。


そして、始業が始まり、グレッグが教室にくる。 後期の授業などの説明をするのだった。


グレッグが最後にいうのだった。「カーティスだが、」というと、数名の生徒が嫌悪感むき出しになる。 グレッグもなんだこいつらと思いつつもスルーして説明を続ける。「家庭の事情で行事のみ参加していたが、急遽引っ越すという事になり学園にはもうこれない。で、実はな、2年の前期にすでに卒業資格をとっていてな、卒業式に参加できればするそうだ。 以上、解散」というのだった。


それを聞いたキースとジェニーは食堂へ向かうが、食堂があったはずの場所は何もなかったのだった。


◇◇◇

始業式の数日前に遡る。


俺はタバコを加え学園長室にいる。 いつもの私服ではなく0番隊隊長コートをきている。 もちろん、フードを被っている。


そして、モーリスが膝まつき「おかえりなさいませ、黒帝様。 この度のご訪問の理由をお聞かせください」という。 


「俺はまだ傍観者だ。ただ、モーリスお前は気付いているよな。 歴史を忘れるな。 もし秩序が乱れた場合、調停者として現れるだろう。」といって立ちさるのだった。


そして、1通の黒帝印と普通の手紙がおいてある。 

普通の手紙には、”シリル・カーティスは、家庭の事情により引っ越すため卒業式まで学園には登校できない事ご理解ください”と書いてあり、

黒帝印の封を開くとこう書いてあった。

【シリルは、黒帝の縁者であり、保護下にある】


それを見て、何かがおこる嫌な予感しかないモーリスである。

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