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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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シリルのダンジョン実習 後編

夕方宿に戻り、食事を食べたシリルは部屋で読書をしている。 


キースとクリスはいない。

するとキースとクリスが部屋に戻ってきた。


「シリル、夕食のあとクラス会議だったのにお前なんでこないんだ?」とキースにいわれた。

そんなの知らないぞ。

「そうだったのか? 忘れてたぞ」と俺は言っておいた。

なんか、キースが溜息ついている。 そしたら急にまじめな顔になったぞ。


「おれらには関係ないけどな、2年のSクラスの奴らが今日中級ダンジョンの61階層に行ったみたいだ。 100近い中型と大型の蜘蛛が襲ってきて、騎士団の半分以上が死亡したらしいぞ。 Sクラスのやつらは騎士団のおかげでなんとか撤退したが、みんな魔力不足手前でくたくただぞうだ。 なんで、中級ダンジョンを攻略しているやつは、40階層までってことらしい。」


キースがやや青い顔をして「100も同時に魔物きたら、俺だったらこわいな」といい、クリスも「ああ、無理だな。 その前に、俺の使い魔が中級だから逃げろって教えてくれるけどな」というのであった。


「なぁ、教えてほしいんだけど、使い魔が逃げろってどういう事だ?」と俺が聞いたら、クリスが説明し始める。


「シリルは、顕現できなかったんだな。 常識なんだが、使い魔のクラスによって増幅する魔法は1段階上までだ。 中級までの場合は上級が限界だ。 魔物に遭遇してだ、その魔物が使い魔魔法で倒せないとわかると使い魔が教えてくれて、とりあえず魔法で足止めして撤退だ。 それに、魔力量はステータスカード発行した時に固定だし、使い魔が魔力不足近くなる時も教えてくれるんだ。」

「魔力量が固定って、増えないのか?」と聞いたら、「お前、変な奴だな。 魔力量は9歳の時に安定するから増えるわけねーだろ」とキースに言われた。


シリルは、うん、そうなんか?とおもいつつも、「使い魔魔法つかってる時は、演唱魔法はつかわないのか?」と聞いたら、クリスが唖然とした顔をしてる。 キースもだ。

「使い魔魔法は演唱破棄できるんだ。 演唱魔法使う意味ないし、使わないのがあたり前だ。 それに、使い魔も演唱する必要ないっていうしな」というのだった。


「そうなのか。 ありがとうだぞ」といって、俺は読書をするのであった。

魔力量が増えないとかって、有り得ないぞ。 でも、まぁいいかだぞ。


結局、俺はダンジョン実習が終わるまで黒竜と遊び、その後学園都市の食堂に帰るのであった。


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