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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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シリル、接客業 食堂夜の営業編

カフェの接客は、シリルはリンの念話の支持通りに席に案内して対応しているので特に問題もなく接客している。


今夜は食堂の営業もあり、シリルにとっては初めての夜の接客となる。 

食堂の準備は、シュンが魔術を使ってやり、リンがテーブルなどの準備をするため、シリルはその間読書か訓練場にいる。


オーダーや会計は、リンがし、シリルは配膳と片付けだ。 

基本、指示は都度シュンとリンが念話でする。

リンが食堂のドアの看板を”Open”にする。 4人組の仕事帰りの男性がはいってくる。 


「いらっしゃいませだぞ」

「リンちゃん、コリーさんは?」って来店した男性客が苦笑いしながらいう。

「コリーは今彼の実家の手伝いで、この子に代わりに手伝ってもらっているんです。 テーブル席でいいですか?」

「ああ、テーブルで」

「こっちらにどうぞだぞ」とシリルがいって案内する。


リンがメニューと水を配膳すると、男性客が「コリーさんも美男だけど、今度は可愛らしい美少年かよ。 リンちゃんどこで探してくるんだ?」

「うふふ、この子は、もともと家に住んでるんですよ。 いつもは、部屋にいるんですがね、コリーがいないので手伝ってもらってるんです」

「へー、そうだったのか。 手伝いか。えらいな坊主」といわれ、「うん、がんばるぞ」というと、なぜか来客たちは微笑ましく笑うのであった。


シュンとリンの指示で配膳やお酒をだしたり、片付けたりするシリル。

厨房で、シュンが魔術で料理や皿洗いをしているので、基本シリルとリンは食堂のフロア内にいればいい。 閉店30分前まではほぼ満席状態だ。 といっても、料理が出来るのが早いので回転率がいいのである。 

シリルは配膳や片付けのみと言っても、自頭は悪くないし、体力もあるので徐々に慣れていく。


「シュン殿、いつものじゃ」といって、ドアが開きモーリスがはいってきた。 

「お!いらっしゃいませだぞ」といったのはシリルだ。

そして、シュンの念話で指示されたシリルはモーリスをカウンターに案内する。

「カーティス君か。 学生服きとらんとまた違うのじゃな」といって座る。 


その後、リンがワインの小樽をだす。 10分後、シュンがタバコを加えながら「たく、またこんな時間にきて太んぞ」と言いながら、フライドポテトとピザを出す。

「また、3か月も休業にしておったからじゃ。 恋しくなって食べにきただけじゃ」といってワインを飲みながらピザをつまむ、モーリスだ。 


「コリーさんはどうしたんじゃ?」と聞かれ、「あいつは、ちょっと別件で今いねぇーんだ。 だから、シリルに手伝わせてる。」とシュンが厨房から答える。

「そういう事じゃったのか。 にしても、カーティス君が接客できるんじゃな」と苦笑している。

まぁ、普段のシリルを知っていれば、誰でも思うだろうな。

「リンがおしえてぇんからな。 まぁ、経験だ」

「にしても、学生にみえんな。」とまた苦笑いするのだった。

「だろー。 まぁ、あいつ抜けてんから、本人は気付いてねぇーな」といって笑うのであった。


モーリスも会計を済ませ、他の客も会計し帰宅した所で閉店。


◇◇◇

食堂を片付け、食堂で3人で賄いとエールをのむ。


「シリルもまずまずだったな。 シリル、接客はどうだった?」とリンが聞く。

「うん、学園より楽しかったぞ。」とエールを飲みながら嬉しそうにいうシリルだ。

「「だなー」」と俺たちは、自分達の学生時代を思い出しながらいうのであった。


その後はシュンとシリルは、リンのデザートまで軽く模擬戦(シリルは魔力不足になるまで)をし、リンのデザートを食べ各自部屋へいくのである。 シュンとリンは夜中の間引き後はセックスをし、シリルは魔術の勉強である。


ちなみに、シリルの性生活は淡泊で、月2回ほど数名のサキュバス達を呼べはいいほうだ。 

かなり雑な扱いをするシリルであるが、サキュバス達には人気で呼ばれた際は次いつ呼ばれるかわからないのでシリルに奉仕するが、わかってないシリルである。 


魔族化により、魔族に対して更に色気がでているシリルであるが、やっぱり当の本人は気付いていないのである。 サキュバス達は実は頻繁に呼んでもらおうと魅了するのだが、残念ながらシリルは耐性があり効果がなく、雑にあつかわれても呼ばれれば断ることもせず逆に他を断ってでもシリル優先となっているのだった。

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