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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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シリル、接客業 カフェ編

シリルの初の接客は、カフェの日だ。 


今日は、注文はとらず客の案内、食器を下げたり、皿洗いしたり、テーブルを綺麗にしたりしながら覚える事になった。 シリルの制服は、黒のパンツに上は白いシャツで、濃いグレーのエプロンとなる。 丈は全てリンが詰めた。


カフェの開店時間、

「リンさん、おれ初めてだぞ。上手くできるか心配だぞ」と珍しく戸惑うシリル。 

「われが念話で指示すれば大丈夫だろ」と言えば、頷くシリルだった。

リンが食堂のドアの看板を”Open”にすると、既に6名ほどの女性客がまっていた。 


「いらっしゃいませだぞ」って、俺シリルがいったら、

「あら、リンさん、今日はコリーさんじゃないのね。 可愛らしい坊やね。」と言われたぞ。

リンさんの念話だと、主婦層の常連客で、席を伝えられたか俺が案内した。 


そしたら既にリンがメニューと水を配膳している。

「コリーは暫く彼の実家の手伝いで不在なんですよ。なので、この子が変わりに手伝ってもらってます。 シリルって名前です。 よろしくお願いしますね。」とリンが微笑みながらいう。

「あら、本当に可愛らしい子ね。よろしくね、シリル君」主婦の人にといわれたから、「うん、よろしくだぞ」って言っておいた。


「この子、敬語がはなせなくてすみません。 許してあげてくださいね」ってリンさんだ。

「もう、全然いいわよ。 こんな可愛い子だったら、おばさん許しちゃうわ」といって、一緒にいた他3人も「ホントかわいいわね」と言われたぞ。

なんでだぞ?


その後は、リンがシリルに念話で指示しながら、対応し、皿洗いは魔術の洗浄魔術もどきでやるシリルなのであっというまに綺麗になる。

客がこないという事もなく、ひきりなしに女性客がきて、1人2個はケーキを食べていく。 

16時には、客もいなくなり、ケーキも完売してカフェの営業は終了する。


片付けして、俺の初のカフェ接客業が終わったぞ。


◇◇◇

リンがデザートを用意すると、シュンも部屋から食堂にでてきて3人でデザートを食べるのであった。


「リン、シリルはどうだった?」

「念話で指示してたから、特に問題はない。 コリーやカールに比べたらまだまだだ。」

「だろうな。 シリルは人当りがいいわけでもねぇーからな」といってタバコに火をつけて一服してる。

「ああ、でも主婦には人気だったぞ」と苦笑いするリンだった。

 

シリルは気づいてないみたいだ。

「うん、可愛いといわれたぞ、なんでだ?」っていうシリル。

やっぱりな、お前、まだ気づいてないのかよって思いつつ俺とリンは笑うしかない。

「15歳で成長がとまったせいだ。 シリルもわれらと同じ童顔で、少年のままだ。 気付いてたか?」というリン。

「いや、わかんなかったぞ」と想定通りの返事をするシリルだ。

思わず俺たちは、「「やっぱなー」」と笑うしかなかった。


シリルの容姿は、シュンとリンがいるため本人も気づいていないが魔族に調整中もありもとから整っており上の下、さらに容姿が整ってきており少年のあどけなさをのこした上の上になっている。 髪の色は暗めの銀髪というのと、身長も小柄なため可愛らしい美少年になっているのであった。 


女性客の間では、今度は可愛らしい美少年が接客しているという口コミが広まるのである。

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