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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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貴族との食事会よりも 後編

シリルがサロンを出てしまった後、残った王子や聖女たち。


男女問わずちやほやされていた聖女としては、シリルが自分に興味をみせないのに驚愕する。


すると、第二王子がそばにくるのだった。

「きっと、他人の空似だ。 エマが恨まれているとはいっていたけど、そんな風にも見えない。」といい、エマをひきよせ「もし、万が一でも君に何かあれば私が守るよ」と甘い言葉をささやくのであった。 


そんな言葉に、喜ぶ笑顔を振りまくエマ。


そして、エドもいうのだった。

「確かに他人の空似なのかもしれません。 模擬戦で罵ってみましたが無反応でしたし。 今日の態度をみても、我々を覚えている様子もありません。 

しかし、彼の戦闘力は素晴らしいものでした。 残念ながら魔法は確認できませんでしたが」


「今は接触を控えておこう。 しかし、私も興味がわいた すこし彼の事を調査しよう」という第二王子であった。


そんな話は知らずで、木の上でシュンのお弁当と堪能し読書しているシリルは、今日の出来事など忘れてしまうのである。


◇◇◇

それから特に突起したこともというより、シリルの学園生活は、グレッグとの昼食以外は木の上で気配を消して食べて読書をするのである。 授業中の休憩時間にたまにキースが話してくるがそれ以外は読書する。 


小休憩なども、徐々に煩わしくなってきて、木の上で気配を消していたりして極力人と接触しないでいるようになるのだった。 結局、キース達にランチに誘われても断るようになるのだった。


それ以外は、ダンジョン虫エリアの攻略だ。 

1か月かけて蟻エリアを突破し、前期のテスト前にようやく蜂エリアも突破して中級ダンジョン70階層まで到達したのである。


その日の夜、いろんな液体をつけたシリルが戻ってきて「師匠、リンさん、コリーさん、70階層とっぱしたぞ」というのだった。 シュン達はその姿に爆笑しながら、シュンが「良かったな。 今日の夕飯は何がいい」といって、シリルに洗浄魔術をかけると「おおー ハンバーグがいいぞ」というのだった。


どんな豪華に見える料理であっても、シリルの大好物の料理はシュンの作るハンバーグなのである。

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