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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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貴族との食事会よりも 前編

翌日、教室にいって席に座るとキースとクリスがシリルの所にくる。 

するとクリスが「シリル、まずいぞ。 昨日の態度は、とりあえず俺が王子にシリルは田舎に暮らしていて敬語がはなせないといって納得してもらったよ。」といい、「でな、王子がお前に会わせたい人達がいるっていうんで、今日のお昼に俺とディアナと一緒にきてくれ」という。 


王子とか貴族とか面倒だぞ。


「だめだぞ。今日はグレッグ先生と昼食の日だぞ」

「昨日のうちにポーター先生と話してある。 頼むから来てくれ」というクリス。


勝手にグレッグ先生との時間を断ってほしくないぞ。


「嫌だぞ」って、俺 機嫌悪いぞ。

「すこしだけいってくれないか」と嘆願するキース。

もう面倒だぞ。 「ちょっとだけだぞ。 おれ、弁当あるから」というと、クリスが「ちょっとでいい。 本当ありがとな」というと始業ベルがなりグレッグが来るのであった。


◇◇◇


そして、昼食時間、嫌がるシリルをクリスとディアナが必死でつれていき、着いた所は温室のサロンで、昨日いた集団はすでに各々丸テーブルに座っている。 


シリル、クリス、ディアナが案内されたのは8人掛けの一番大きな丸テーブルで、シリルの左隣から昨日話かけた男子生徒、ピンク頭の女生徒、紺色頭の女生徒、短髪赤茶の男子生徒で、1席があいている。


話かけた男子生徒が第二王子だとクリスが小声で教えてくれる。 

第二王子の合図でなにやら昼食が給仕される。 


「俺 弁当あるからいらないぞ」と俺が給仕にいうと、第二王子がくすりと笑いながら「君では滅多に食べれないから、是非 堪能してくれ」といわれ仕方なく一口たべるが師匠の料理のほうが美味しいので食べるをやめた。

「おれ、弁当のほうがいいぞ」というと周りもくすくす笑うけどスルーた。


周りくどいのとか面倒だぞ。 早く、弁当たべたいぞ。


「会わせたい人がいるって聞いたぞ。 いないのなら、俺 帰るぞ」というと、第二王子が「私の聖女が、君が昔亡くなったって聞いた幼馴染に似ているというんだ。 彼女の幼馴染の2名もね」という。


ピンク頭が上目遣いで目をウルウルしながら「ねぇ、あなた、本当はシリル・マクレーンじゃない。 私の幼馴染に似ているの。 私、エマよ。 覚えてない?」といい、紺色頭も「私、ティナよ。 ねぇ、一緒によく遊んだの覚えてない?」といい、短髪赤茶髪が「おれだよ。 エドだ。 昔よく遊んだろ。 覚えてないか?」という。


俺は、あーあいつらだ。 

魔法の実験された奴らだと思いだしたが、関わってほしくないし、興味もないなーと思い、顔色一つ変えずに、「俺は、シリル・カーティスだぞ。 まったくお前らの事知らないぞ。 他人の空似だ。 ということで、俺は帰るぞ」といって、席を立ち、帰る事にした。

昔は恨んで復讐って思ったけど、こう会ってみてもなん感情もないぞ。 憎しみも感じないぞ。 あるのは、興味がないだけだぞ。 


そしたら、3人が追いかけてきてエマがシリルの腕をつかもうとしながら、「嘘よ、私達 謝りたいの。」と言ってくる。


俺は、エマの手を冷たくはらいのけながら、「初めてあう人に謝られる理由はないぞ。 それにおれ知らない人にさわられるの嫌いだぞ」と言って、やっと解放されたぞ。

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