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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
4章:学園編
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学生任務、初討伐へ行く 前編

学生任務で街中の依頼を追加で2件ほどし、キース達全員が試験をしてランクDとなった。

シリルは既にランクDなのだが、彼らが試験に行く時に誘われ、既にDだと伝えたところ顰蹙(ヒンシュク)を買ったが、「なんでだ?」の一言で終わるのだった。

そして、今日はじめての討伐となる。


シリルは、一度帰宅して昼食をたべてから、着替えてキース達をギルドで待ち合わせをしている。

シリルの服装は、黒のフード付きの外装に中は軽装な冒険者風だが特に防具は身に着けていない。

キース達がくると、軽鎧など防具を身に着けていた。

キースが、やけに軽装なシリルにつっこむが、このほうが動きやすいからというシリルにそれ以上の突っ込みは出来ない。 

実際、シリルの着てる冒険者風の服装は、シュンの付与魔術で攻撃に対して耐性があるのだが、言う必要はないので言わないでいる。


◇◇◇

ギルドの学生任務から、ワーウルフ5匹の討伐依頼をうけようとすると、クリスがグループの戦力を聞く。

「俺とディアナは後方支援しかできないが、この中で接近戦できるやついるのか?」

「私も弓だから後方なんだよね」と弓をみせるジェニー。 

「俺の武器 槍だからな。中距離戦だ」というキース。

うん? 接近戦できる奴いないのかだぞ?


「俺、接近戦できるぞ。 槍もつかえるが剣のほうが得意だぞ」と俺がいうと、キースが「え! お前小柄なのに、できんのか?」といわれた。 「もっか成長中だぞ」と俺はムッとなっていう。 15歳の俺の身長は168CMだぞ。 キースが185CMで、クリスは190CM。 彼ら達から見たら、身長は低いし、平均より低いのはわかってるんだぞ。 気にしてる事、突っ込まないでほしんだぞ!


◇◇◇

結局、後方が多いが大丈夫だろうという事で、ワーウルフの討伐依頼を受け、森の中にいる一行。


シリルは索敵をしながら、ワーウルフが2匹いる場所へキース達を誘導している。

理由は、森へ向かう道中クリスとディアナの言葉数が少ない。

「クリスとディアナは、初討伐なんだ。 俺とジェニーは、数は少ないけど経験があんだ。 シリルお前は?」とキースきかれた。

「俺、すげー田舎だったから、狩りとか魔物の討伐はあたりまえだったぞ」というと、「なら大丈夫だな」と安心した顔するキース。


そのため、いきなり5匹では大変、いや面倒になるかもと思い、2匹にして彼らの戦力を見る事にして、向かっている。

そして、ワーウルフ2匹に遭遇する。


ジェニーが弓をいるが、致命傷にならず、クリスが土の初級攻撃魔法を放ち、ディアナも光の初級攻撃魔法を放つが、致命傷にならずであった。

キースが槍と火の初級攻撃魔法で1匹を仕留め、シリルが長剣でもう1匹に止めを刺した。


初の討伐で、青ざめるクリスとディアナだった。 

「シリル、討伐証拠とってくれるか?」というキース。 彼らの様子をみて、心の中でため息つきつつ、無言で頷き討伐証拠をとることにした。

その間ジェニーがディアナをなだめ、キースがクリスをフォローしていたようだ。

そんな事はお構いなしの俺、討伐証拠もとったし、「あと3匹だぞ。 いけるか?」と聞くと、みな行くというので、俺は、索敵をしてワーウルフ3匹いるところへ誘導する。

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