学生レベルって? 後編
魔法をみてみたいという、グレッグ。
それに対して、モーリスは試案しつつ、
「カーティス君、入試の時の魔法実技で儂にみせてくれた魔術をあの的にあててくれんか?」と的を2つさしていう。
シリルは頷いて、風の刃と炎の槍を10個ほど順次展開し、各的にあて的を破壊する。
それを見ていたグレッグは目を見開くのだった。
「無演唱だと!」と叫び、「しかも威力が中級、いや上級に近いし、2属性がほぼ同じって!」とやや興奮気味にいう。
そして、なにやら自己解決したのか、落ち着きはらったグレッグ。
「すまん。魔術の事は知識としてしっているんだが、初めてみたんで、驚いてしまったんだ。 本当に無演唱なんだな。」と関心している。
一方、シリルは、そんなに驚く事なのかが理解できないでいた。
そんなシリルの事は置いて置き、話を続けるグレッグ。
「学園長。 使い魔を顕現できなくても、威力がありますので授業としては大丈夫です。 ただ、どの生徒もまぁ大人もですが魔術をしりませんので、魔法についても学生レベルを教える必要がありますね。」
「ああ、そのようじゃな。。。 ポーター先生、カーティス君に教えられそうで安心じゃ」とモーリスはモーリスで胸をなでおろすのだった。
その後、グレッグと相談して、月曜~木曜の昼食の時間に教わる事になり、場所も今の訓練場で行う事になった。
その後、学生レベルについて教わり、その後はネクタイの縛り方をグレッグから教わり、学園の路地で転移して食堂の中庭に戻るのであった。
◇◇◇
「ただいまだぞー」
シリルが戻った時、ちょうどシュンが昼食の準備がが終わっており今日はチャーハンだった。
シリルが着替えて食堂で、みんなで昼食だ。
「シリル、遅かったっすけど、何かあったんすか?」
シリルが、グレッグと模擬戦の話や、毎週お昼に学生レベルについて当面教わる事になった事や、ネクタイの縛り方を教わった事などをシュン達に話すのだった。
「よかったじぇねーか。 なら、月曜~木曜は弁当つくってやんよ」
「お! うれしいぞ。 師匠のご飯がお昼もだべれるぞ!」と大喜びするシリルであった。
その後は、シュン達と模擬戦に魔術の練習、夕食後も模擬戦をし、リンのデザート後は就寝まで勉強といういつもの生活になるシリルである。