エピローグ
ここは神獣竜界、シリルが魔界に行って27年がすぎた。 魔界軸では9年である。
いつものように、深層の森にあるログハウスのベンチでエールをのみながあらタバコをふかすシュン。
「シュンさん、久しぶりだぞ」といって、身長も容姿もあの日別れた時から変わらないシリルがやってくる。
俺、シュンは聞いてはいたがマジ見ると笑えた。
「シリル、久しぶりなのはわかんけどよ、なんで成長してねぇーんだ」って突っ込んだ。
「わからないんだぞ。 でも、羽だけ成長したぞ!」といってコウモリ型の羽ををみせると片翼2Mはあった。
羽だけ、マジ成長してやがる。
「やっぱ、こいつおもしれー」と爆笑する俺。
俺が爆笑していたのを聞こえたのか、アークもリンも家から出てきた。
「「やっぱ、面白いやつ」」って爆笑する、アークとリンだ。
魔王就任前、シリルは次元ゲートを習得し、この日久しぶりにシュン達に会いに来たのである。
習得に数百年はかかるだろうって想定していたが、シリルはたった9年で習得したのであった。
そして、久しぶりにシリルはシュンの料理、もちろんその日はハンバーグを作ってやり大喜びのシリルであった。
その後しっかり、模擬戦したけど、ちゃんとボコってやった。
俺は、不老不死で成長が止まったままだが、シリルが成長しないとはな。 当分の間、また面白い奴と相手が出来るな、なんてその時は思っていた。 まさか、あいつがシリルも不老にするとはこの時の俺は気づいてなかった。
これで完結です。 読んでいただきありがとうございました。




