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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
外伝:魔王誕生
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魔王種誕生?

とある日、四天王たちはシリルに負けないため、4人で魔王城にある室内訓練場で訓練をしている。


現魔王ルファーが訓練場に訪れる。

「お前たち、最近訓練ばっかしてるな」といって声をかけたのである。 

「最近こないですが、まだ、シリル君には負けられないんで」

そんな四天王の反応に、現魔王がニッコリ笑いながらいう

「だな。」

「そういえば、魔王様、今日はやけに嬉しそうですね」

「そりゃ嬉しいよ。 楽しみにしてたからな」というが、四天王の4人はなぜなのか理由がわからない。


すると、訓練場の扉が開くのである。

「お! 魔王さん、四天王さん、久しぶりだぞ!」といって入ってきた少年は、髪色は綺麗な色の紺でちょっと長めのショートヘアで、瞳は金色で身長は163CMであり、容姿は少年のあどけなさをのこした可愛らしい子が黒のフード付きパーカーで、7分丈のカーキ色カーゴパンツで走ってくるのである。 後ろには大魔王がニヤニヤしながら入ってくる。


そんな少年の登場に、現魔王がビックリしている。

「シリルか!」

「うん、そうだぞ」と言うのである。


四天王達もまさか姿形が変わったシリルの登場に驚き、そして「「「「ま、魔王種っすか。」」」と叫ぶ。

そして、「「「「シリル様、可愛いんすけど」」」と叫ぶのであった。 


「かわいいいうんじゃないぞ」と不貞腐れるシリル。 

「ははは、お父さんから魔族にはなったって聞いてたけど、まさかの変わりようだ。 それに、背が低くなるとはな」と爆笑している現魔王である。

「これから、また成長するかもだぞ」と拗ねている。 

「当面、我のとこで住むから、相手してやってくれ」という大魔王。

「おう、そうなんだぞ。 あ!四天王さん、模擬戦しようなのだぞ」といって四天王のほうへ行くシリルである。


久しぶりのシリルの登場。 しかも魔族になり、種族はまさかの魔王種だ。

そんな四天王達の戸惑いに察した大魔王。

「四天王たち。1対1でやるなら、本気でいかないと負けるかもだ」と大魔王に言われ、気合をいれる四天王であった。 そして、シリルとの模擬戦がはじまる。 


現魔王が大魔王に「魔族になってさらに魔力増えてますねシリルは。 んで、なんで王宮ではなくお父さんの家に?」と聞くと、大魔王が笑いながら「シリルは、シュンとアークに育てられたんだ。 森の中がいいらしい。 我の家は森にちかいんで、ひとまずだ。 それに、育ての親が親だ、自由奔放にふりまわされるぞ」と苦笑する。


現魔王が「でしょうね。」といい、「俺もあと10年で引退できるかもだー」というのである。

「シリルが魔王になるかは本人次第だぞ。 まぁ、計画は考えてあるがな」とニヤリ笑う大魔王である。


そう、この日、シリルは人界と別れを告げて、魔界へ居住を変えたのである。

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