表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
5章:傍観者編
102/122

居なくなったシリル

大天使により姿を消したシリル。


その様子をみていたリンとゲール。 

「シリルは、どこに?」とゲールが叫ぶ。

「シリルは? 私のシリルを返して!」とリンも叫ぶのだった。


シリルが忽然と消えて、叫び狼狽しているゲールとリンだ。

「あははは、平民どもあやつは無職だ! 女神の啓示により処罰した。 ありがたいと思え!」と命令口調で声高々に笑い叫ぶの司祭である。


「あはは、われ、もう耐えられん」ってリンが爆笑しだす。

「はぁーもう、横っ腹がいたくて、リンさんもなかなかの演技で」と笑いだすゲールだ。 


なんせ、あの演唱にさえ笑えたし、もう自分の演技にも恥ずかしいやらだ。


「シュンが嫌がる」と爆笑しつつリンは、顔面偏差値の高いキラキラな男女あわせて4名を闇で拘束する。

「そうですね」とゲールがいって、4名を気絶させ講堂の外にほおり投げるのだった。


一瞬の出来事で反応できない騎士たち。 そして何が起きているのか理解できない、司祭、そしてギルドマスターと学園長だ。


そんな混乱している講堂だったが、”バーン”という音と共に講堂のドアが蹴りとばされるのだった。

そして現れたのは、0番隊隊長コートにフードを被りタバコを加えた男、シュン、そして、一緒に、大魔王と元竜王もいる。

「貴様らなにもんじゃ! 聖女様と聖人様達になにしてくれてる。 騎士たちよ! とりおさえろ!」と我に返った司祭が叫ぶ。 だが、既に騎士たちは大魔王、元竜王、リン、ゲールにより拘束され気絶している。


一瞬の出来事で、なにがなんだかわからない司祭。

「お前らなにもんじゃ!」と再度叫ぶ。

俺シュンがタバコをふかしながら「あぁーん、正装できてやったってぇいうのにな。 0番隊隊長 白銀の黒帝っていわれている者だ」といってやった。


「シリルが消えてどのくれぇー経過した?」

「まだ5分未満ですね」というゲール。

「まだ、大丈夫だな。 あんま時間ねぇーから、そこの跪いてる学園長さん、おれがモーリスに残した手紙しってんか?」

「はい、存じています。 黒帝様。」


あー、ちゃんと引き継がれたな。 話が速い。

「んじゃぁ、その手紙の内容いえ」

「はい、””シリルは、黒帝の縁者であり、保護下にある””です」という。 

「んで、絶対不干渉のシリルになにしてんだ?」

「申し訳ございません」と土下座し、迷宮都市のギルドマスターも「申し話ありません」と土下座してるよ


俺はタバコをふかしてる。 

「んで、シリルは帰せるのか?」聞いたら、司祭が「あやつは無職だ!」と叫ぶ。


もうこの司祭のおっさんうざい。

ギルドマスターが「黙れ」といい拘束し、学園長が「申し訳ありません。 できません」と土下座して謝ってきた。 だろうな。 



「そろそろ10分です。」ってゲール。

俺はタバコの火を消して「迎えにいくか」って言うと、「「「だなー」」」「ですね」と大魔王、元竜王、リン、ゲールだ。 それから俺たち5人がその場から姿を消した。


シリル、無事だといいんだがな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ