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【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年  作者: 八木恵
5章:傍観者編
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冒険者育成学園 後期

冒険者育成学園の後期が始まり、俺シリルは1-Fの教室にはいり席につく。


すると、ウィリアムが俺に話かけてきた。

「シリル、女神様の啓示の話しってるか?」

「知らないぞ」

「皇国から、大天使様を使い魔にしている方々が各学園にきて、使い魔のいない生徒召喚の儀を特別にしてくださるそうだぞ。 しかも浄化もするそうだ」 


それを聞いて意味がわからないんだぞ。


「なんで、浄化するんだ?」

「はぁー、お前知らないのか。 昔は演唱で浄化魔法があったらしいが、習得が難しいんだ。 女神様が浄化能力をもった天使様を使い魔としてつかわせてくださっていて、その方々が定期的にこの大陸をめぐって浄化してくれているんだ。 それに、聖魔法も習得が難しいから、回復師の職業はみんな使い魔がいて、ステータス発行の時、職業 回復師はみな優遇されて皇国の名門学校にいって、みな教会で奉仕してくださってんだぞ。」って説明してくれた。


それでも、まだ分からないんだぞ。


「うん? 得意属性で、浄化って光の派生だぞ? なんで、習得が難しいんだ?」

「なんだ、光って? それに、得意属性って。 属性はステータスカードに1人1個だろ。 それに、その属性が、火、風、土、水、氷、雷、聖、浄化、無属性のどれかだろ。 お前って、変だな」


「ってことはだぞ、ステータスカードに書いてある属性の演唱魔法しか学ばないのか?」

「そうだ。 俺なんて、無属性だから魔弾しか学べーねけどな。 そういうシリルだって、風だろ?」

「うん、そうだぞ」としか返事できないぞ。


俺はたまたま風の魔術しかつかってなかったぞ。 さすがに、あの糞カードが1つ属性だった事は知らずにいて、今更驚いたぞ。


すると、マイルズが教室に来るのだった。

「今日から後期だ。 とはいっても特に授業内容はかわらんが、みんなにいい知らせだな。 既に知っている者もいるかもしれないが、使い魔のいない生徒に対して召喚の儀がおこなわれる。 日程だが、来月の第一週目の金曜日となった。 対象者は講堂にあつまること。 ご家族がこれるやつはきていいぞ。 その他の行事については、この召喚の儀のあとに連絡する 以上だ」


といい、始業式は終わるのだった。


◇◇◇

その日の夜、シリルは、ステータスカードの属性についてシュン達に報告する。

俺シュンがタバコに火をつけて一服する。

「さすがに、そこも変わってんとはなー。 まぁ、全てつながったな」

「ああ、茶番を終わらせるか」ってリン

「ですね。」ってゲール。

「だぞー」って言うシリルはものすごく嫌さそうな顔している。


その気持ちはわかる。

「俺もつきあってやっから」と俺がいうと、リンも「われもだ」というのだった。


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