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6話 昇格試験 1
「Dランクってことは?」
「ええ、中級への昇格試験を受けることを許可するわ。」
「まああなたなら余裕よ、なんてったってステータス無限なんですもの。」
「そうっすか。」
「あ、そうそう」
「最近、初心者の冒険者をいじめる中級や上級の冒険者もいてね?注意をしようにも冒険者あってのギルド、今後の活動にも関わるし口が出せないの。」
「へーそんなやつが。」
「他人事みたいに言うけど一番危ないのはあなたよ?」
「え?」
「え?じゃないわよ、まともなスキルも持っていないと思っていたあなたがいきなり大量のゴブリンの素材を持ってきたのよ?当然気にいるわけがないわ。まあ心配いらないと思うけど、あなたも気をつけるのよ?」
なるほど、確かにそうか。
「あ、あと。中級への昇格試験何だけど三日後でいい?」
「分かりました。」
「じゃ、話は終わり。悪かったわね、急に呼び出して。」
「別にいいですよ。」
こうして俺は宿に戻るのであった。