表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/19

1話 追放

初投稿です! 星5とブクマもよろしくお願いします。

「ジェイ、お前はクビだ」


 俺は、告げられた突然の一言に困惑した。

「アレス、どういうことだ?」

「そのままの意味だ、ジェイ、お前をこのパーティーから追放する。」

「一体どうしてだ?俺はお前の邪魔はしてないつもりだ!」

 慌てて俺はそう言った。

「お前のようなザコスキルを持った無能が俺たち勇者パーティーにいられると困るんだよ!」


 ザコスキル...

 スキルとは18歳になる若者たちが教会で神に授かる能力だ。

 使えば使うほどスキルのレベルが上がり新たな能力を与えられる。

 そして、俺に与えられたものは《ユニークスキル》と呼ばれる世界で一つだけのものだった。


 その名も「無限(むげん)


 名前だけ聞くと強そうだがその能力は、スタミナ無限、つまり疲れないというもともと身体能力(ステータス)が低いおれにはあまり喜びづらいものだった。

騎士団や有名なパーティーに勧誘されたが能力を知るとみんな離れていった。

珍しいことではないと励まされたが、その時の俺は言い表せない虚しさを感じていた。


アレスだけは可能性を信じてスキルのレベルアップを手伝ってくれたがLV2の能力はアイテムを無限に持てるというこれまた微妙なもの。

だからこのスキルで荷物持ちや囮になって頑張ってきたが。

「荷物持ちなんていくらでもいる。勇者パーティーの荷物持ちや囮として半年やってきたんだ、光栄だろ?」

「それでも!」

「いいからさっさと出ていけザコスキル!」

「...分かった。」

こうしてジェイ、俺は勇者パーティーから追放されることになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ