生き返るための活路
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あと、一球で行けるんだ...夢の舞台に!
俺は、目を覚ましたら目の前に昔、練習後に偶然見たアニメの天使キャラに酷似していた人とチームのウニフォームを着た自分がいた。何かと思って質問を問いかけてみる。
「わりぃここって何処っすか?」
と聞くと冷酷な顔で
「貴方死んだのよ。」
刹那、俺は発狂した。それも東京ドームでも響きわたるような声で。そいつは、この空間で冊子のページを捲り数秒後高い声で
「20××年8月25日午後2時17分阪神甲子園球場にて相手の打者の打ち返した白球が頭部に当たり死亡。」
目の前に自分が白球に当たり倒れた映像がでる。
「嘘だろ..なんでだよ..ガキの頃からの夢がやっと..叶いそうになったのに..何か方法はあるのか?」
「1つだけあるわよ。」
俺は藁にも縋る思いで
「なんだ、教えてくれ!」
と今にも傍若無人な振る舞いをする勢いで聞く。それに対しそいつは冷静に
「転生して魔王を倒して命を貰う。魔王は今まで殺してきた人の命を糧として生きてるのだから倒してその命を使って生き返るの」
「......魔王ってあのRPGに出てくる悪い奴だろ?そいつを殺すこと自体は問題ないが何の罪もない人の命を使ってほど生き返りたくない。」
そいつは、飽きれたように言った。
「貴方は、何億という人数の中で神の気まぐれでチャンスを得たのよ。もう死んでしまった人達は生き返らない。それを有効的に使うのがせめてもの感謝よ。」
そいつの放った言葉は、今までの人生[もう終わっているらしいが]で最も重く受け入れにくいものであった。
だが、俺はこの夢をここで諦めるわけにはいかない
「分かった。だがその転生した後を教えてくれ。魔法とか使えるのか?」
「ええ、一人一属性10000000個あるわ。その中でも当たりは風ね。風は、貴方の身体移動、身体強化など。風は元々、運動能力が高い人向きだからね。貴方のような人にぴったりだわ。」
「そうだ。金属バット、白球、スパイクを持って行っていいか?」
「貴方図々しいわね。まぁ、それくらいならできるわよ。」
「ありがとう。今更だけど、お前なんて名前だ?そして誰だ?」
「確かに今更ね。名前はトライシア。貴方の世界でいう神ね。もう時間だから転生させるわ。」
質問したいところは、いくつかあったがスルーしよう。夢の為にも絶対、魔王を倒してみせる。
「Good luck.I hope you will return to your life.」
何を言ったのかはわからないが多分、応援だろうと受け止めて意識をとばす...