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8話:親友と偵察

更新してなくて申し訳ないです


話を殆ど書き換えました

前のやつは何か違うなと思い書き換えた次第です

ホントすみません


「…ふぅ〜…」

朝だ、昨日休んだお陰でだいぶ寝覚めがいい

昨日を休息日にした日向に感謝しなきゃな…

ま、口には出さないが

さて、早く朝飯を食べに行こう




「おはよう」

「おう、おはよう」

皆も何となくだが調子が良さそうだ

休息日もこれからは考えるようにしよう



「それでさ、日向」

「ん?」

「今日は何をしようか?」

「ん〜…」

日向に今日の予定を聞いてみたが俺と同じく特に案は無い様だ


「ん〜…そうだ!」

お、日向が何か思い付いたのか?

「ん?何か思い付いた?」

「見に行ってみようぜ」

………?嫌な予感がする

「…何を?」

「この前の大きな叫び声の正体!」

「…は?」

何言ってるんだコイツ…

「だってさ、もしかしたら叫び声の正体に偶然会うかもしれないじゃん」

「…まぁ、そうかもだけど」

「その時に正体に関して、何も情報が無かったらどうすればいいか分かんないじゃん?」

「…まぁ、確かに」

「だから、偵察に行くってこと!」

…なるほど…納得は出来る…でも

「叫び声の正体はあの大蜘蛛だったりはしないか?」

「ん〜、や!何となくなんだけどさ…違う気がするんだよね」

「何となく?」

「そう、何となく」

何となく…か…

「う〜ん…」

「行くか?」

ん〜…中々悩む所だ

確かに日向の言う事は納得は出来る…気がする

だけど、わざわざ自分達から危険な場所に行くのもな…

けど…敵を知っておいて損は無いか…?

「……よしっ分かった、行こう!」

「お、あんがとな!」

「いや、敵を知っておいて損は無いだろうしな」

「じゃ、筋トレした後に早速行くか!」

「…そうだな」

地獄か…少し楽になってきたとはいえまだまだ疲れるんだよなぁ…

やるしかないんだけどな…

「今日も頑張っていくか、ミツ!」

「おう…」





今日の地獄も無事終えて休憩の時間だ

さて、何をしよう

…そうだ、昨日のあれは残っているのかを確認しよう





………あったな…けど…何があった

俺が驚いている理由は昨日のあれの変わりようのせいだ

「ここまで規模大きくなかったぞ…」

今、俺の目の前には昨日作った戦国シュミレーションゲームをイメージした魔法の軍勢がある

昨日は水魔法300人火魔法270人だった筈の軍勢が

明らかに両軍合わせて5000人を超えている

…こんな事にした覚えは無い

昨日、見てない間に何があったんだ?

ここまでの軍勢を作れば俺の魔力が枯渇しそうだし…

本当に何があったんだ…

……それより取り敢えずこの軍勢はどうしよう…


「おーい、ミツー!」

日向が俺を呼んでるな…

……忘れるか

俺はそっとその場から立ち去り日向の元へと向かった





「お、いたいた…って何でそんな微妙な顔してんだ?」

「ん…ちょっとな…」

「……?…まぁ、いいか、偵察に行こうぜ」

「分かった」





「…まだ着かないのか?」

「まだまだだろうな…」

「そうか……ハァ…」

出発してから2時間経った

ずっと歩きっぱなしだ

前にあの叫び声を聞いた時はうろうろ曲がったりしながら移動してたから

直進しているからもっと早く着く筈だが…

まぁ、余り気にせず行こう…





「…ん?」

「ん、ミツどうした?」

「何か今、ちっちゃくぐおぉって聞こえた様な…」

出発してから3時間半程度

途中休憩を一回挟んだだけなのでかなりの距離を移動した筈

そろそろ聞こえてくるだろうかと思い少し耳を澄ましながら歩いてたら聞こえたという訳だ

「今も聞こえるか?」

「今はもう…ってまた聞こえた」

「今度は俺も聞こえたぞ…」

日向も声が聞こえた様だ

「方角は多分…」

「西の方か…?」

「そうだと思う」

よし…

「近づいてみるか…」

「そうだな…バレない様にこっそりと」

「おう…」

ゴブリンとソーサラーも俺達の意志が分かった様で

少し震えているがバレない様に付いてきてくれている

本能が恐怖を感じているのだろうか?

っと、余計な事に気を割いている暇は無い

油断しない様にしよう





「ぐおおぉぉ…」

そろそろ声がかなりデカくなってきたな…

俺も日向も迂闊に喋らなくなってきた

ゴブリン達は機械みたいな感じだ

全く動かないし動いたとしても何かロボットみたいな動き方だ

最初見た時は笑いそうになってしまった…



「ミツ…」

「どした?」

「見えたぞ」

「っ…俺も見えた…」

ようやく見つけた…

俺達は今、茂みを壁にして隠れている

そしてその茂みの数m先には…

「何だあれ…」

オークの群れがあった

恐らく30体はオークが居る…

一体一体が体長3mは超えているだろう

そして、腰布しか身につけてない様だが…

「…筋肉やばいな…」

日向の言う通り、筋肉がやばい

天然の装甲だと言われても納得出来るぐらいの筋肉だ

顔は涎を垂らして気持ち悪い癖に…

武器は…棍棒か…

今は寝ている様だし…もう少し観察していよう…




「……ん?」

何だろう、さっきから地面が少し揺れている様な…

俺は少し気になり周囲を見渡してみるが…特に何も無い

「…気のせい…か?」


「ぐぶおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


「「!?」」

突然、オークの群れの奥から他のオークより一回り大きいオークが出てきた

他のオークの二倍はあるだろう

そのオークが大声を上げた後、他のオークは気怠そうに起き始めた

「やばっ…」

一体のオークと目があってしまった

「ぐぶぉぉ!!」

「「「「「ぐぼぉぉぉ!!!!」」」」」

どうやら俺達の事を報告されたらしい

ならば、やる事は…

「逃げるぞ!!」

「おうっ!」

俺達は即座に後ろに振り向き走り出した

…何か逃げてばっかだな





「アイツらっ…まだ追いかけて来んのか」

「ほんと…しつこい!」

かなり走り続けているがまだオーク達は追いかけて来る

最初は恐らく全部が追いかけて来てたが今は4体程度だ

少なくはなっているが、まだ追いかけてくる奴らがいる

まだ安心なんて出来ない

「てか、アイツらの目何か怖いんだが…」

「え?」

目?そんなに怖いだろうか

「何か…俺達を性の対象として見てそうなんだが…」

「………まさか、そんな訳…」

俺はもう一度まだ追いかけてくるオークの目を見てみた

何となく日向の言う事が分かった瞬間、俺は走る力を強めた

「絶対に…捕まるかぁ!!」





「ハァ…ハァ…撒けた…か?」

「多分な……ハァ…」

本気で怖かった…アイツらどんだけ追いかけてくんだよ…

「てか、もう夕方じゃん…」

「道理で腹が減ると思ったら…」

「………早く帰ろう」

「そうだな…」

あの目はもう忘れたい…





ようやく家に着いた…

もう辺りは真っ暗だな…

「余り情報は得られなかったな」

「…まぁ、アイツらの状態とかが分かっただけでも良しとするか…」

「だな…」

じゃないと、今日は何だかモヤモヤしながら寝る事になる





「おやすみ」

「おう、また明日」

夕飯を食べ地獄を終えた後、俺はもう寝る事にした

忘れたいんだ…あの目を…

日向も何となく同じ気持ちの様だ

ひたすら筋トレをしていた…

疲労で倒れるなよ…ってそんな事は無いか

そんな事を思いながら俺は自室に戻った





「ふぅ〜…」

今日も色々あったな

偵察に行ったらオークの群れ

そして多分オーク達のボスが出るわ

俺達を性の対象として見るオークがずっと追いかけてくるわ…

しんどかった…

昨日の休息がもう無くなった気がする…


…そろそろ寝るか

明日からオーク達が俺達の事を探し回るかもしれない

気を付けなければ…

そう思いながら俺は意識を手放した…

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