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3話:親友と獲物探し

投稿少し遅れてすいません


今回、少し短めです



「…ふぁ〜…」

朝だ、俺は欠伸をする

もう日向は起きている筈だ

今日も朝から地獄だが…今日は一緒に地獄を乗り越える仲間もいる

そう考えると少しは気持ちも楽だ



「おはよう…」

「おぅ、おはよう」

日向に朝の挨拶をした後俺は筋トレの体勢になる

今、日向は俺とは別の筋トレをやっている

俺がやると即ギブしそうな方法ばっかだ

それを大量にやっている

正直化け物としか思えなかったのは秘密だ

「…やるかっ…」

今日は仲間もいる、頑張ろう

『一緒に頑張ろうな』

俺がゴブリンにそう目で言うとゴブリンは

『貴方のせいじゃ…』

と言った感じの視線を俺に向けて来た

その視線をスルーし俺は地獄を乗り越え始めた





「…終わったぁ〜」

俺はその場に倒れ込み終わりを実感する

ゴブリンも俺と同じ様に地面に倒れ込んでいる

今日の地獄も何とか生き延びた

今日のメニューは昨日と同じだ

今日は地獄が初めてのゴブリンがいるからだそうだ

しかし徐々に厳しくなっていくのは変わらないのだ

これ以上だと俺がやばいと思うんだが…

俺達の様子を見ていたソーサラーは自分もやらされるんじゃないかとヒヤヒヤしているみたいだ

アイツもやらせるか悩んでる所だが…

魔法使いに筋肉は要るのか?

必要最低限の筋肉は持ってるだろうし…

俺がそう悩んでいると

「ミツ〜、朝飯食うぞー」

日向がそう言いながら俺に所に来た

朝飯の木の実等を持ってきてくれた様だ

「おう、持って来てくれてありがと」

俺と日向、ゴブリンとソーサラーは朝飯の木の実を食い始めた

「…なぁ、ミツ」

「何だ?」

「その、ゴブリンソーサラーってさ、…火使えんだよな?」

「そうじゃなきゃ昨日の焚き火は何だよ?」

「いや、そろそろ肉食いたいなーって、」

なるほど…火をつける方法が手に入ったから肉を食いたいのか…

「そうだな…」

火で充分に熱すれば食中毒の危険とかは少なくなるだろう…

そろそろ…俺も肉を食いたくなってきたし……

「今日から、肉も探すか」

「よしっ!、気合い入れて探すぜ!」

今日の食料集めは日向も俺も必死になってるだろう

ちなみに俺達は昨日の食料集めの時の記憶を消した

消したという事はどうでもいい事だったのだろう

うん、そうなんだろう

という訳で俺達は肉探しに出掛けた





「…最初っから思ってたけど…此処、何で動物がいないんだ?」

「さぁ…?」

俺達はあれから…3時間位だろうか?

その間ずっと動物を探している

なのに動物は見つからない

果たして此処に動物はいるのか?

…もしかしたらここら辺の動物を食い尽くしてる何かがいたり…

…やめとこう、嫌な予感しかしねぇ

「もうちょい葉っぱ小屋から離れて探してみるか…」

「だな…」







「「…いねぇ」」

あれから3時間計6時間経った訳だが…

昼飯は腹が減ったと思った時に済ませた

今の所どこで食っても同じだからな…

「ここまで探し回っていないとか…」

もしかしたら本当に動物を食い尽くしてる何かが…魔物がいるのかもな…

魔物といえば…

「そういや…魔物も見かけてないな」

「確かに…」

これまで出会った魔物といえば

俺の従魔のゴブリンとソーサラーだけだ

それもおかしいし…

…ますます何か…いる可能性が高くなってきたな…

もしかしたら、戦闘になるかもしれない…

油断しない様にしなければ

日向にもそれとなく言っておこう

多分察するだろう

「もしかしたら…戦闘になるかもな」

「…そうだな」

どうやら日向も察してくれた様だ

ゴブリンとソーサラーはさっきからビクビクしている

そのせいか余り音を立てたりはしない様だ

こいつら、何かにビビってるのか?

なら、何に…

「ぐぶぉぉぉっっっっっっっ!!!!!!!!」

「っ?!」

「ギッ‼」

とても大きい耳障りな声が何処からか聞こえてきた

その瞬間、俺はとてつもない寒気を感じた

俺は出来るだけ小さな声で日向に問いかける

「…どうする?」

「…取り敢えず…逃げるかっ」

「分かった!」

俺と日向は即座に走り出した

ゴブリン達も俺達が走り出した瞬間俺達の後を走り出した様だ








「ふぅ…」

「声は…もう聞こえないな」

あの後も何回かあの声が聞こえた

けど前、聞こえた時からもう随分聞こえていない

…恐らく安全だろう

「てか…あの声なんだと思う?」

「さぁ…」

一体何の魔物だろうか…

まだ正体も分からないが今後は気をつけよう

此処は仮の拠点だが…まだしばらくは此処で暮らす予定だ…だから

あの声の正体に勝てるようにしとかなければ

安全に暮らす為には自衛の手段も必要だ

…あれ?なら、朝の地獄もより必須ということに…

「…明日からもっと厳しく…だな」

日向はそんなことを言っていた

…死なない様に頑張ろう…

「結構、移動したと思うけど…まだ小屋につかないな」

「…確かに…」

「まぁ、そんだけ移動したって事か」

「そうだな…てか、俺ら動物探すのが目的だったのに1匹も見つからなかったな…」

「おう…」

今日の飯も木の実だけか…俺達はそう悲しんだ






葉っぱ小屋に着いた

もう夕方だ、俺達は晩飯の木の実を食べた後、明日の予定を決める事にした

「明日は葉っぱ小屋とか強化したり

新しい道具を作ったりするか」

「確かに…そろそろ道具も欲しいしな」

「てか、釣り竿作りゃ魚のいる川とかで釣りすりゃ魚食えんじゃね?」

「なるほど…魚肉か…」

「おう、まぁ、此処の近くの川にはいないから探さなきゃだけどな」

「それは…今日みたいな結果にならなきゃいいが…」

「…言うな」

俺達は少し落ち込んだ為今日は寝る事にした

明日は道具作りか…

大変そうだが頑張るしかない

素材集めとかもやらなきゃな…

…そろそろ寝るか…

俺はそう思い意識を手放した







「明日から夜も筋トレさせるか…」

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