子猫との生活
ずーっと体調不良で進みませんでした。
ボチボチですが最後まで頑張ります。
健太は子猫を抱いたまま、自分の部屋へ入っていった。
「こら!チビ。今日から俺が面倒みるんだから噛んだりするなよ!」
健太は子猫を指差し偉そうに子猫に言った。
子猫は「ミャーミャー」鳴きながら手で顔をクシュクシュとしながら…
『おい!けんた…』
「ん?」と、言って辺りを見渡し、子猫を見た。
「チビ。なんか言ったか?って、喋るわけないか。」
健太は、あはは。と笑いベッドに寝ころんだ。
『おい!けんた…おれだにゃ。おれが、しゃべらにゃいだと!』
健太は、ビックリして飛び起き、子猫を2度見した。
『けんた…びびってんのか。まぁーびびるはずだにゃ』
と、子猫は健太の膝の上にピョンと飛び乗り健太の顔を見た。
「な、なんだよ。夢を見てるのか?」
『ゆめじゃにゃいにゃ。』
『これも、にゃにかの、えんだにゃ。』
『けんた…たのみがあるにゃ』
『おれの、かぁーちゃん、さがしてくれにゃいか。』
健太は瞬きしながら子猫の顔をまじまじと見た。
「なんだ。チビ…おまえ…」
と、言ったまま、健太は固まったが…
「チビ…おまえの母ちゃん、どうしたんだ?」
子猫が話し出した。
『かぁーちゃん、おれたちを、うんだあと…』
と、言って子猫は声をつまらせた。
「おい。どうしたんだ…」
『かぁーちゃんは、つかまったんだにゃ』
『そのまま、くるまでつれさられたにゃー』
子猫はミャーミャー…と鳴いていた。
健太は目頭をおさえながら…
「人間って酷いもんだよな。」
「自分勝手だし…」
「って、まぁー俺も人間だけどな…」
『で…かぁーちゃん、さがしてくれるのか?』
健太は
「んー…」
と、言いながら考え込んだ。
しばらくして健太が口を開いた。
「よし!わかった!」
『ほんとか?ほんとに、かぁーちゃん、さがしてくれるんだにゃ?』
そこから、健太と子猫の母親捜しが始まった。
まだまだ続くと思います!
気長に、お待ち下さいね!