表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺、猫になっちゃいました  作者: 如月りん
1/2

子猫との出会い

今回は、ちょっと漫画チック的な感じで書いてます。

まだ、考え中ですので更新は遅れますが、頑張って最後まで書きたいと思ってます。

お楽しみに〜!


私… ふたばと健太は、幼馴染み。


15の冬…


「ねぇー…健太。明日のテストどうする?」


「どーするもなにも。頑張んないとな!」


健太は、口をとがらせて答えた。


「ふたばは、テスト勉強してんのか?」

「まぁー お前の頭じゃ勉強する必要ねぇーか!」

と…健太は、ふたばの、お尻を叩き走りだした。


「ちょ…ちょっと何すんのよー。こら!待て!健太ー」


ふたばも、健太を追って走ってると

どこからか、子猫の鳴き声が…


「ミャーミャー…ミャーミャー」


「健太。ちょっと…」

「なんだよー!」


ふたばは、辺りを見渡したが、子猫の鳴き声しか聞こえない。


「健太。子猫の鳴き声… 聞こえない?」

「はぁー鳴き声?んなもん、聞こえねぇーよ!」

「健太、頭だけじゃーなく耳まで悪くなった?」

「うっせー」


健太は、歩きだした。


ふたばは、笑ながら、子猫の鳴き声がする方へと探し出した。


「健太ー…いた!猫ちゃん!」

「早く、来て!」


子猫は、狭い壁と壁の間に挟まれたままプルプル震えていた。


「なんだよー!寒いから帰るぜ!」

健太は、ポケットに手を突っ込んで帰ろうとしていた。


「健太ってさぁー そんな冷たい人間だったんだ。あぁー…ガッカリ」


ふたばは、狭い壁に手を伸ばし、子猫を出そうとするけど、手が届かない。


「あーん… あと少しなのに…」


健太が、近寄ってきて


「ったく… しょうがないなぁー」

「どけよ!」

と、言い健太が手を伸ばした。

「痛っ… つぅーこいつ、引っ掻きやがった。」

その時、子猫がピョンと狭い壁の間から飛び出てきた。


ふたばは、子猫を抱きかかえて

「きゃわゆい!寒かったね。」

「健太。どうしよう…」


「どうしよう…って こいつ、俺の手、引っ掻きやがったんだぜ!」

「少しは、俺の心配しろよ。」


「だって… この寒い空の下に、こんな小さな子、置いていって行っちゃうの?」

「可愛そうだよ。」


ふたばは泣きそうな顔で健太の顔を見た。


「わかったよー…飼い主が見つかるまでだからな!」

と、言いながら、子猫を、ふたばから取り上げた。

「じゃーな!」

健太は子猫を抱き家の中に入っていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ