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龍騎中学
2560年
『早く起きろ しおん』
『今日から中学生だろ!』
とそう言われて布団を剥ぎ取られる
「もうすこし寝かせて~」
眠たそうにいう
『もう学校に行く時間だよ』
といつものようにガミガミいう
「いま行くよ」
そう言って起きると中学の新しい制服を着て
家を出た
「ここが龍騎中学か」
そう言って上を見る
桜の花びらが風をうけて降り注ぐ
「クラス分け 見るかな」
ドン
「すいません」
と人にぶつかった時に瞬間的に謝った
するとふわっと甘い香りがする
『すいません 僕もよそ見しちゃって』
「君って自分のこと僕っていうんだね」
『そうだよ あっもう時間がないからまた後で』
「綺麗だったなぁ あの人名前聞けばよかった」
あの時からだ
あの千年ごえの愛を渡す時は
あの日の続きの物語は
ここからまた
歯車は動き出した…




