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この世界の秘密
「鏡の世界…?」
レイがそう言った時、
大きな鏡が秘密姫の前に現れた。
リョウとレイは、その鏡の方へ行き、
手を伸ばす。
「ダメっ!!鏡の世界から出たら、消えてしまう。」
秘密姫は、リョウとレイにそう言った。
「何で、消えるですか?」
レイが秘密秘めにそう聞くと、秘密姫は今までの事を話始めた。
「私は5歳の時、お祖母さんの家で、大きい古鏡を見つけたの。
その古鏡はとっても綺麗で、触ってしまったの。
そうしたら、鏡に吸い込まれたの。周りを見てみると、落葉がいっぱい落ちていて、一時間ぐらい遊んだわ。そして、可愛い妖精を見つけたの。一緒に家に行こう?と言って、妖精と一緒に鏡に入ったの。そして出たときには、妖精は羽根だけ残して、灰になってしまったわ。その時は、鏡の世界にいるのかと思って、何回も何回も鏡の世界に行っていたわ。でも、ある日貴方達が見たように、親に変だと言われていた私は、鏡の世界に引きこもったわ。そして時が経ちこうなってしまったの。それに私はまだ、5歳のまま、鏡の世界に引きこもったときからまだ、10ヶ月しか経ってないの。」