作品紹介&解説ガイド
質問、または作品の進行と共に追加されることがあります。
※はじめに※
この度は【BLACK&WHITE】に興味を持っていただきありがとうございます。
本編はすでに100話をこえて連載も進み。現在は第7部までが終了しております。
しかし、そのせいで今から読もうとするといまいちわからない。質問もしにくい、ということもあるかもしれません。そのためにこのようなガイドを作成することにいたしました。
読み始める前に、読み始めている途中に、読んだ後に。目を通して活用していただけるものになっているはずです、多分。
【あらすじ】
ここではない世界。【グレートウォー】が終結した【人間世界】は、巨人がおこしたとされる【The Crash】と呼ばれる世界的災害(地震、雷、火事、津波)の傷跡からありえないほど力強い立ち上がりを見せていた。
その原因となったのが、人の腹から【超人】と呼ばれる存在が次々と誕生したためとされ。【新世紀】を迎えると、ますますその影響は強くなる一方であった。
そんな中、【某大国】の南部には【アークシティ】と呼ばれる町があった。その町は他とは違い、珍しく住人の割合が人間と超人で綺麗に半分ずつ住んでいると言われている場所。
そしてここにも他と同じく【ヒーロー】と呼ばれる超人達が、町の守護者たちがいる…………。
※ストーリーの流れ※
現在、第7章まですすんでおります。
読み方として了解してほしいことは、まず第1章をスタート地点とし。2,4,6,7と、基本偶数章では物語り内での現在の時間で進んでおります。
反対に3、5,7は過去の時間軸で話が展開されております。さらに、今後は現在とは違う並行世界の話(第7章)や未来の話もでてくるかもしれません。
(図解)
【第1章】⇒【第2章】⇒【第4章】⇒【第6章】⇒【第7章】
例外枠:【第3章】 【第5章】 【第7章】
※世界観の解説※
【グレートウォー】
・WWⅡ(第2次世界大戦)のこと。この後も、歴史的な事象はこちらの知るアメリカとほぼ変わらずに起こっているという都合のいい設定。
【The Crash】
正確には1940年代末におきた世界規模の天災である。ただ、これは後に巨人云々とされたのは目撃情報や、怪奇現象、預言などがまざっているからとの説もあり。とにかく後の超人誕生のきっかけではないか、という説がそうした伝説に。が、もちろん設定は別にあることを添えておく。
【某大国】
・United states of America(アメリカ合衆国)のことだが、本編でははっきりとそう記述することはないです。その理由はあるのですが、とりあえず作者のコダワリってことにしておいてください。
現在のこちらのそれと違うのはいくつかありまして。
人々の生活の面で1つあげると。大陸鉄道(南周りのみ)で都市を結ぶ特急が走っている。それらはほとんどが実験都市であり、他にはない都市としての特徴を持つ。国道はきちんとあるが、車が移動の中心。ということにはなっていない、などがあげられます。
【人間】
・一般人。まぁ、だいたい利己的で面倒くさく、そんでもって臆病な存在。
【超人】
・それまでも人間の規格外とされる連中はいたが、それをさらにこえてオカシイ、力を持っているとされる連中。
基本的に本編に登場する超人と呼ばれる連中は【The Crash】の後に生まれたということになっている。が、もちろんそうじゃない奴等もいる、ということをここでボソッと言っておこう。
一方で、彼等の取り扱いに苦慮した【人間】の学者が1960年代初頭に爆弾を投下する。生まれてきた子供らに超人であるかどうかを判別する【ミュータント判定】の方法の基礎理論と、同時に【超人】とは【人間】が【ミュータント】化したものであるとする一連の発表があった。
すでに【超人】のなかで【ヴィラン】が生まれる問題に苦しめられていた人間世界は。この後、新たに【ミュータントテロリスト】達を生み出すこの理論に飛びついてしまった。という歴史がある。
【アークシティ】
・この時代、人と超人が綺麗に半分こで住む町はここぐらいとされる100万人都市。この町の名前は、この町の設立から大きく貢献しつづけている地元の名士。【アークナイト】一族の名前から、とられている。
一方で、マフィアをはじめとした悪党達も多くここで活動しており。その代表例が【グレイスン・ファミリー】である。
【ヒーロー】
・善い人達(超人ふくむ)の事ね。その逆の悪いのが【ヴィラン】ね。ただし、新世紀を迎えた今。ヒーロー達の中も【複雑】なものとなっていて、掲げる正義も多種多様なものと……。
【新世紀】
・21世紀の事ね。
【ミュータント】
・人類学者が、超人を理解するためにとあえて表現したのがこれだった。しかし、それは著しく解釈を捻じ曲げられ、酷い形で一般へと広がってしまった。人種差別、思想差別と同時に超人への差別がおこなわれてしまった。
【ミュータント・テロリスト】
・人間とは超人へと進化できなかった存在。【種の優越性】の証明である、という考え方を持った負け犬達である。彼等が望むのは人間世界の崩壊と、人間の中でも特に弱い者のせん滅。血を流し、命を奪うことに長け。そして容赦がない。
【アークナイト】
・現在ではアークナイト財団を名乗る一大企業を経営する一族。
アークナイト一族は19世紀の終わり頃にこの国に医者としてやってきた。その後、色々な事業を取り込みながら着実に大きくなっていくが。【The Crash】後は国の再建に積極的に顔を出し、結果【アークシティ】が誕生した。
現在の当主は20代半ばの若きアレックス・アークナイト。彼は同時に【アークシティ】の【ヒーロー】として”光の騎士”とも呼ばれる有名人でもある。
【グレイスン・ファミリー】
・【アークナイト】を光とするなら、彼等は闇の存在と言える。犯罪組織、ぶっちゃけるとマフィア。現在は昏睡状態の父親をボスに据えたまま、その息子と娘達5人が力を握っている。彼ら自身のエピソードはまだ作られてはいないが。彼等の1人、マーリン・グレイスンは第2章で登場。
【複雑】
・昨今の【正義】もまた【悪】とおなじく多種多様化をすすめている。
政府主導の下で活動する【U.S.エージェント】。独自のネットワークを築き、犯罪ネットワークと戦う【アウトキャスト】。そしてアークシティのようにのんびりと自分の縄張りを主張するだけの【ヒーロー】達。
それぞれ互いに思うところがあり、仲のほうはあまりよくない。
【種の優越性】
・まぁ、簡単に言うと馬鹿共の寝言である。個として優れているから超人が上のはずだが、数が多いから自分等が正しい。というのが、彼等の言い分。ちなみに磁界王は、この世界にいません。
それでは本編へどうぞ。