婚約破棄されたので、もう貴方の秘密は守りません。王国最大の情報組織『夜鴉』の首領は私でした
「イリス・アークライト。私は君との婚約を破棄する」
王立学園の卒業記念パーティー。
大勢の貴族が見守る中、王太子であるエドガー殿下は、静かな声でそう告げた。
怒鳴るわけでもなく、嘲笑うわけでもない。
ただ、決定事項を告げるような声だった。
「⋯⋯理由を伺ってもよろしいでしょうか?」
「隣国との関係強化のため、私は隣国の第二王女殿下と婚姻を結ぶことになった。これは王国にとって必要な判断だ」
「そうですか」
私はそう答えながら、エドガー殿下の瞳を見る。
私の右目には、人の本質を見る魔眼が宿っている。
その人間が抱える感情、本音、隠したいもの。そういったものが、色や形のように見える。これは殿下にも言っていない、秘密の力だ。
エドガー殿下の中には、まだ私への情があった。後悔や痛みもある。⋯⋯けれど、それ以上に強いものがあった。——この国だ。
この人はもう、一人の男ではなく、王になるための器として生きている。
昔は違った。
初めて会った頃のエドガー殿下は、聡明で、優しくて、誰よりも国を愛する少年だった。
私はその本質を見て、この人を支えたいと思った。
けれど、いつからだろう。
国を愛する心は、少しずつ別のものへ変わっていった。
邪魔な貴族を粛清し、都合の良い貴族には賄賂を渡す。
あの手この手で相手国の弱みを握り、間者の疑いがある者は、微かな疑いであっても処刑した。
民を守るためなら、多少の犠牲は仕方ない。
王国のためなら、誰かを切り捨てても構わない。
そうしてエドガー殿下は、少しずつ変わっていった。⋯⋯私はそれを知っていた。この目で、殿下の全てが見えていた。
それでも、見ないふりをしていた。——愛していたから。
「イリス。君には悪いと思っている」
「はい」
「だが、これが王国のためだ」
「はい」
「理解してくれるな?」
私は少しだけ笑った。
「はい。理解しております」
きっと、エドガー殿下は私が泣くと思っていたのだろう。
怒ると思っていたのかもしれない。
けれど、私は泣かなかった。怒鳴りもしなかった。
ただ、静かに膝を折り、礼をする。
「これまでありがとうございました。エドガー殿下」
「⋯⋯イリス」
「どうか、良き王になられますよう」
それだけ告げて、私は会場を後にした。
背後で、エドガー殿下が何か言いかけた気配があった。
けれど私は振り返らなかった。————もう、見て見ぬふりは出来なかったから。
◆
屋敷に戻ると、一人の青年が玄関で待っていた。
黒髪に黒い瞳。
整った顔立ちだが、笑っていないと少し冷たい印象を受ける青年。
彼は私を見るなり、片膝をついた。
「お帰りなさいませ、イリス様」
「ただいま、レイ」
「会場でのことは聞いております」
「早いわね」
「⋯⋯夜鴉ですので」
彼の名はレイヴン。
私だけは、昔からレイと呼んでいる。
かつて貧民街で倒れていた孤児だった彼を拾ったのは、私が十歳の頃だった。
皆は汚い子供だと言い、危険だと言い、助ける価値など無いと言った。
けれど私の魔眼には見えていた。
憎しみ、怒り、飢え。——そして、その奥にある異様なほど澄んだ才覚。
この子はきっと、誰よりも遠くを見る。そう思った。
それから数年後、レイは王都の裏側に情報網を作り始めた。
最初は小さなものだった。
使用人同士の噂、商人の帳簿、酒場での会話、貴族の密会。
それらを集め、繋ぎ、売り、利用する。
気が付けば、それは王国最大の情報組織になっていた。
その名は、夜鴉。——表向きの首領は私。実際に運営しているのはレイ。
そんな夜鴉は、レイによって私のために作られた組織だった。
「命令を」
レイが静かに言った。
「何の?」
「あの男を潰します」
「駄目よ」
「⋯⋯何故です」
「まだ駄目」
私がそう言うと、レイは不満そうに眉を寄せた。
珍しい表情だ。
普段は私の前でも感情を抑えているのに、エドガー殿下の話になるとすぐこれである。
「レイ。顔が怖いわ」
「申し訳ございません。イリス様の悲しげな顔を見たら、あの男への殺意が溢れ、漏れました」
「漏らさないで」
「努力します」
努力ではなく止めてほしい。
そう思ったが、今言っても無駄だろう。
私は応接室へ向かい、椅子に腰掛けた。
レイは当然のように紅茶を用意し、私の向かいではなく、少し後ろに立つ。
「座りなさい」
「私は使用人ですので」
「夜鴉の副首領でもあるでしょう?」
「イリス様の前では使用人です」
「⋯⋯頑固ね」
「貴女に拾われた日から変わっておりません」
レイはさらりとそう言う。
まったく⋯⋯昔からこうだ。
私が拾った小さな少年は、いつの間にか王国の影を掌握するほどの男になった。
それでも彼は、私の前ではずっとレイのままだった。
「エドガー殿下は、隣国の第二王女と婚姻を結ぶそうよ」
「存じております」
「⋯⋯さすが夜鴉ね。本当にどこまで知ってるのかしら⋯⋯」
「それはもう、この国の全てですとも。⋯⋯さて、その第二王女との婚姻の件ですが、調査は終わっています」
レイが一枚の書類を差し出した。
私はそれを受け取り、目を通す。——隣国との婚姻、共同軍事演習。他には新たな通商条約や、辺境地域への駐留。
一見すれば、隣国との関係を深めるための政策に見える。⋯⋯けれど違う。
これは同盟ではない。将来、隣国を呑み込むための布石だ。
「⋯⋯ここまで進めていたのね」
「はい」
「止められる?」
「夜鴉を使えば容易です」
レイは即答した。
「では、これまで隠してきた情報は?」
「⋯⋯」
「良いわ。正直に話しなさい。私には嘘は通じませんよ」
「⋯⋯はい。全て保管しております」
分かっていた。私には魔眼があるから。
私が捨てるよう伝えた情報を、夜鴉は情報を捨てていなかった。エドガー殿下の不祥事や、違法な工作、政敵を潰すために行った裏取引など。
全部、私が情報の抹消を命じていた。⋯⋯私はずっと、エドガー殿下に不利な情報を夜鴉だけが握り、それを私自身で揉み消すことで殿下を守ってきたつもりだった。だけどレイは、今日のような日が来ることを予想し、私の命令を無視して保管してきたのだろう。
「イリス様。命令を無視したこと、贖罪のしようもございません。首を落とせと言われれば、すぐにでも私の首を差し出します」
「⋯⋯それを本心で言う貴方が偶に怖いわ。そんな事しないわ。むしろ、私のためにしてくれて嬉しい。ありがとう」
久しぶりにレイの頭を撫でると、レイは恥ずかしそうに顔を赤らめて身を捩った。
⋯⋯思えば、情報の揉み消し以外にも、私は沢山エドガー殿下のために働いていたな。
彼が酒場で貴族子息と揉めた時は、相手方に示談金を払った。
彼が不正な資金移動に手を染めた時は、帳簿を整えた。
彼が外交交渉のために相手国の弱みを握った時は、その情報元を守った。
彼が暗殺されかけた時は、夜鴉が犯人を先に始末した。
全部、エドガー殿下のためだった。
愛していたから。あの人が良き王になると信じていたから。
だけど——いや、だから——。
「イリス様」
「何?」
「貴女は、与えすぎました」
レイの声は、静かな声だった。
でも、そこには怒りがあった。
「エドガー殿下は、ご自身が優秀だから問題が消えていたと思っているのでしょう。ご自身が王に相応しいから、周囲が上手く回っていたと思っているのでしょう」
「そうね」
「違います」
「分かっているわ」
「なら————」
レイの声が少しだけ低くなる。
「もう、守る必要はありません」
私は書類に視線を落とした。
そこには、エドガー殿下が進めていた計画が記されている。
国を守るため、王国を大きくするため、未来の争いを未然に防ぐため。
そのために、邪魔な貴族を粛清し、隣国に内通者を送り込み、都合の悪い商会を潰し、必要なら冤罪すら作る。
エドガー殿下は、本気で王国のためだと思っている。
魔眼で見なくても分かる。でも、魔眼で見ればもっとよく分かる。
彼はもう、止まれない。
このまま進めば、いずれ王国そのものが変わってしまう。
民を守るために民を監視し、平和のために戦争を起こし、王国のために人を殺す。
そんな国になってしまう。
「レイ」
「はい」
「私ね⋯⋯あの人を愛していたの」
「知っています」
「今も、少しだけ残っているわ」
「⋯⋯知っています」
「だから、これは復讐ではないわ」
私は顔を上げた。
「止めるの」
レイの目が、ほんの少しだけ細められる。
嬉しそうにも、悲しそうにも見えた。
「命令を」
私は少しだけ目を閉じる。
——エドガー殿下の笑顔を思い出す。まだ少年だった頃。
誰よりも真っ直ぐに、王国の未来を語っていたあの人。
あの人を支えたいと思った。
隣に立ちたいと思った。
けれど、もうその未来は無い。
「これまで隠していた情報を、全て公開して」
「全て、ですか?」
「ええ、残さず——全てよ」
「——承知しました」
レイは深く頭を下げる。
その口元が、わずかに笑っていた。
まったく⋯⋯。本当に、エドガー殿下が嫌いなのね。
そう思ったが、口には出さなかった。
◆
翌朝。
王都は揺れた。
最初に出たのは、一枚の号外だった。
王太子エドガー殿下による不正資金の流用疑惑。
それだけなら、まだ揉み消せただろう。
しかし昼には、関係者の証言が、夕方には帳簿の写しが。そして夜には、隣国貴族との密会記録が出た。
翌日。
政敵を失脚させるために証言を操作した証拠が出た。
その翌日。
国境の軍事行動を正当化するため、故意に小規模な衝突を黙認していた事実が出た。
さらにその翌日。
隣国第二王女との婚姻が、平和のためではなく、将来的な併合計画の一部だったことが暴露された。
王都は混乱した。
貴族たちはざわめき、商人たちは取り引きを止め、隣国の使節団は王宮へ抗議した。
けれど、誰も夜鴉を止められない。
当然だ。夜鴉は嘘を流していない。
ただ、これまで隠されていた真実を表に出しているだけだ。
その全てが、事実だった。
「イリス様。想定より広がりが早いです」
レイが報告する。
「そう⋯⋯」
「止めますか?」
それは、夜鴉ならここで事態を止められる、という事だ。一体レイはどこまで手を伸ばしているんだろうか⋯⋯。私は少し怖くなり、考えることをやめる。代わりに、重い口を開いた。
「⋯⋯いいえ。止めないわ」
「承知しました」
レイは淡々と答える。
でも、どこか機嫌が良さそうだった。
「楽しそうね」
「ええ、少し」
「⋯⋯少し?」
「ふふ、失礼しました。⋯⋯かなり楽しいですよ」
「正直ね」
「貴女の前で嘘はつけませんので」
それはそう。
私には魔眼がある。
とはいえ、レイの場合は魔眼がなくても大体分かる。
エドガー殿下が落ちていくのが楽しくて仕方ないのだろう。
顔には出ていない。
でも、長い付き合いなので分かる。
「殺しては駄目よ」
「まだ何も言っていません」
「考えていたでしょう」
「ええ、少し」
「⋯⋯少し?」
「参りました。⋯⋯かなり本気で考えておりました」
「本当に正直ね」
「私の救世主であられるイリス様を苦しめ、不当に独占していたあの腹黒男に漸く鉄槌を下せるのです。少しは妄想したって良いではないですか」
「⋯⋯レイ、あなたね⋯⋯」
私はため息をついた。
するとレイは少しだけ笑う。
その表情を見て、私は昔のことを思い出した。
拾ったばかりの頃、レイはほとんど笑わなかった。
食事を出しても、服を用意しても、部屋を与えても、いつも警戒していた。
そんな彼が初めて笑ったのは、私が彼の名前を短く呼んだ時だった。
レイヴン、それが彼の名前。
でも、私は言った。
「レイって呼んでもいい?」
その時、彼は小さく頷いた。嬉しそうに。
それ以来、私だけが彼をレイと呼んでいる。
それが少しだけ、彼の特別になっていることも知っている。
「レイ」
「はい」
「貴方は、私のために夜鴉を作ったのよね」
「はい」
「なら、私の命令は守りなさい」
「もちろんです」
「エドガー殿下を殺しては駄目。これは情報の保管をした時とは違って、本当に殺してはいけないわよ」
「⋯⋯承知しました」
少し間があった。魔眼は、レイの殺意をひしひしと伝えているが、一応理性で殺さないように押さえ込んでいるらしい。
⋯⋯本当にお願いよ、レイ。
◆
五日後。
エドガー殿下は王太子の地位を失った。
隣国との婚姻は白紙になり、第二王女は本国へ帰国。
王宮では調査会が開かれ、エドガー殿下の関与した複数の工作が正式に問題視された。
処刑されたり、投獄されることは無かった。
けれど、王位継承権は剥奪され、王都から遠く離れた離宮へ送られることになった。
事実上の追放である。
その前日。
エドガー殿下が、私の屋敷を訪ねてきた。
通すつもりは無かった。⋯⋯けれど、レイが言った。
「最後に見ておいた方が良いかと」
そう言われて、私は少し迷った後、会うことにした。
応接室に現れたエドガー殿下は、数日前よりずっとやつれていた。
髪は乱れ、目の下には隈がある。
けれど、その瞳の奥には、まだ王国への執着が燃えていた。
私は魔眼でそれを見る。
後悔、怒り、焦り、未練。————そして、私への愛情。
私への愛情が、まだ残っている。それが少しだけ、痛かった。
「イリス」
「はい」
「夜鴉の首領は、君だったのか」
「⋯⋯はい」
「⋯⋯そうか」
エドガー殿下は笑った。
力の無い笑みだった。
「全て、君がやっていたのか」
「私だけではありません。夜鴉が動きました」
「私を守っていたのも?」
「はい」
「私を壊したのも?」
「はい」
エドガー殿下は俯いた。
沈黙が落ちる。
その間、レイは私の後ろに立っていた。
気配は静かだ。
でも、かなり殺気立っている。
——やめなさい。
私は視線だけでそう伝える。
レイは不満そうに、ほんの少しだけ目を逸らした。
「何故、もっと早く言わなかった」
エドガー殿下が呟いた。
「言いました」
「何?」
殿下は、私が夜鴉の首領であることを聞いている。分かった上で私は、別の返事をした。
「何度も。やり過ぎですと。誰かを切り捨てるやり方は、いつか国を壊しますと。貴方は聞きませんでした」
「⋯⋯」
「エドガー様。貴方は国を愛していた。私も、それを愛していました」
昔の私は。
国のために努力する彼が好きだった。
民のために夜遅くまで書類を読み、誰よりも良い王になろうとしていた彼が好きだった。
けれど——。
「でも、今の貴方は国しか見ていない」
「王とは、そういうものだ」
「いいえ」
私は首を振る。
「王は国を見るものです。でも、人を見なくなったら終わりです」
エドガー殿下の瞳が揺れた。
魔眼は、殿下の後悔と愛情が濃くなるのを見た。
でも、もう遅い。
どれだけ彼の本質が見えても、私はもう彼を守れない。
これらは殿下の為と思い、彼の暴走に加担し続けた私の責任でもあるからだ。
「イリス。私は⋯⋯」
「さようなら、エドガー様」
私は静かに告げた。
「どうか、離宮では穏やかにお過ごしください」
「⋯⋯戻るつもりはないのか」
「ありません」
「私を、まだ愛しているのに?」
少しだけ、息が止まった。
魔眼を使わなくても分かる。これは最後の縋りだ。
エドガー殿下は、私の中にまだ残っている情を見抜いている。
その通りだ。⋯⋯私はまだ、少しだけこの人を愛している。けれど。
「愛していることと、隣に戻ることは別です」
そう言うと、エドガー殿下は何も言えなくなった。
やがて彼は立ち上がり、部屋を出ていく。
私はその背中を見送った。
今度も、呼び止めなかった。
◆
エドガー殿下が去った後、応接室には静けさだけが残った。
私はしばらく椅子に座ったまま、冷めた紅茶を見つめていた。
「後悔していますか」
レイが尋ねる。
「しているわ」
「⋯⋯」
「でも、やり直したいとは思わない」
私がそう言うと、レイは少しだけ安堵したように息を吐いた。
「エドガー殿下を殺しましょうか?」
「⋯⋯話聞いてた?」
「聞いていました」
「殺さないで」
「承知しました」
即答だった。逆に怪しい。
「本当に?」
「イリス様が命じる限りは」
「命じなかったら?」
「事故というものは、どこにでもあります」
「レイ」
「冗談です」
たぶん冗談ではない。
私は呆れて笑った。
すると、レイもほんの少しだけ笑う。
昔のままだ。
私が拾った少年は、どうしようもなく私に甘く、私の敵には容赦が無い。
その在り方が正しいとは思わない。
でも、私はその忠誠に何度も救われてきた。
「レイ」
「はい」
「これから忙しくなるわ。私は殿下の暴走を止められず、結果として殿下を陥れる行動を取った。だから、私はその罪を償い、殿下に代わって王国を良くしていく必要があるわ」
「承知しました。夜鴉は、いつでも動けます」
レイの顔は真剣だ。私の後悔や自責の念を聞いても、失望一つ見せることが無い。本当に優しい子だ。
私の魔眼は、レイからの愛情をヒシヒシと感じている。レイが私を好きなことなんて、当たり前に知っているのだ。だと言うのに、私はこんな優しい子の愛情さえ利用し、夜鴉を思いのままに使った——いや、これからも使うだろう。
私は己の醜さに辟易しながら、それでも真っ直ぐにレイを見つめる。
「そう」
「どこへでもお連れします。誰からでもお守りします。何を望まれても、私は叶えます」
「私は、稀代の悪女よ。正直、歴史の教科書にも載るくらいの悪女だと思うわ」
「私はそう思いませんし、関係ありません。私はどんなイリス様であっても、変わらずお慕いしております」
「そう⋯⋯」
私は立ち上がり、窓の外を見る。
王都はまだ騒がしい。
エドガー殿下の失脚で、しばらく混乱は続くだろう。
けれど、国は滅びない。
むしろ、これで良かったのだと思う。
国を愛しすぎた王子は止められた。
愛していた人を失った私は、それでも前に進む。全ての贖罪を果たすために。
そして私の隣には、昔から変わらず私を見ている青年がいる。
「行きましょう、レイ」
「はい、イリス様」
夜鴉の首領と副首領。
そう呼ばれる私たちは、その日、静かに王都の闇へと戻っていった。
もう誰か一人を守るためではない。
これからは、殿下に代わって王国のために。
私は夜鴉を使う。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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