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Nightmares Never Die  作者: 山田夜守
第四章 The Saint and The Glow of Weapons
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第1話殺戮の夫婦 the murderous couple

???「ここですか....主よ。

どうか、私に力をお与えください」

とある人物がロシアの南、コーカサス地方に位置する国アルメニアに

とある目的で入国しており、アルメニアの隣国アゼルバイジャンとの国境付近にある村に到着した。

その人物はnightmareであった。


_________________________________


一方、時間を遡り、暗殺者アサシン部隊はbwss社の本社でブリーフィングを受けていた。


ケイン「今回の標的は二人っすか?」

Leitz「ああ、そうだ」

ケイン「前回のアフガンは一人の予定だったのに、途中からアホみたいに湧いてきましたから、二人ならまだマシっすね。

そういえば、前回の件は片付いたんすか?」

Leitz「ああ、やはり「カール・シュバルツ」の陰謀だったようだ。

彼とその部下は逃亡を図ったが、 間一髪のところを内部保安課が捕らえたよ。

彼の身柄を拘束した際、彼は犯行動機を白状したぞ。

中々、抵抗が激しかったようだが」


カスパー「カール・シュバルツの処遇はどうなったのですか?」

Leitz「内部保安課によって殺害されたよ」

カスパー「もう一つ質問したいことがあります。

毎回思っていたのですが、nightmareの死体の行方はどうなっているのですか?」

Leitz「我々、black warrior holdingsが保有している研究所に送られる。

流れとしては、君たちや前回の大鴉レイブン部隊が殺害したnightmareの遺体は回収課に引き渡され、その後は研究所に送られるといった具合だ。

彼の死体も回収されたよ」


エドワード「犯行動機をお聞きしても?」

Leitz「どうやら、ハウザー君を研究対象にしたかったそうだ。

彼自身、nightmareの謎の解明に熱心だったからね」

エドワード「.....たとえ、そうであっても、敵と通じてまで実行することでしょうか?

リスクと利益の兼ね合いが取れていないように感じます」

Leitz「常軌を逸していると感じるが、彼にとってはそうだったのだろう」

ネロ「私は発信機の件に関しても疑問が残ります」

Leitz「君たちが本社にいる間に彼の部下がハウザー君に取り付けたと聞いた。

シャワー中に服に取り付けたそうだ」

ネロ「.....なるほど」


Leitz「では、そろそろ本題に戻ろうか。

今回の標的のnightmareだが、さっき言った通り、男女の二人だ。

本名は男の方が「バグダサール・ギシェリアン 」、女の方が「アナヒト・ギシェリャン 」という。

この二人は夫婦だそうだ」

Leitzは二人の写真を提示した。


Leitz「彼ら二人は夫婦で、武器商人であり、現在は彼らはアルメニアやアルツァフ共和国などで活動している「ゼンカー」という民族主義組織の親玉でもあるそうだ」

エドワード「.....アルメニアやアルツァフ共和国とは、また嫌な場所ですね」


ロシアの南、コーカサス地域に位置するアルメニアは隣国アゼルバイジャンとは度々紛争を繰り返していた。

アルメニア系住人が多いアルツァフ共和国、別名ナゴルノ・カラバフ共和国はアゼルバイジャンのど真ん中に位置しており、両国の争点になってもいた。


Leitz「ああ、厄介この上ない問題が多いこの地域だな。

これまでのnightmareの発見報告もこの地域では多い」

カスパー「見つかったnightmareはどうなったのですか?」

Leitz「協力的であれば、我々の企業ホールディングスが迎え入れている。

だが、非協力的であれば、君たち特殊作戦課の出番さ」

カスパー「nightmare収集の目的は脅威の排除と聞いたのですが、そうなのですか?」


Leitz「そうだな、nightmare同士は互いに殺害が可能だろう?

それでいて、非協力的であってはいつ我々に牙を向けるかわからない。

これでは、危険極まりないだろう。

だから危険な芽は早いうちに刈り取っておくのさ。

そして、以前も話したと思うが、

各国の政府は未だ、nightmareを認知していない。

もし、仮に認知したとしたら、何をするかわかったものではないだろう。

まず、人間とは違う我々が基本的人権が得られるかも甚だ疑問であるな。

兵器化しようと画策するかもしれないし、生態解明という名目で実験体にされる可能性もある。

そういうわけで世間の目からnightmareの存在を秘匿するという目的もあるのだよ。

これはある意味、人間を守る役目も帯びているといえるな。

危険なnightmareを駆逐することによってな」


カスパー「なるほど、わかりました。

研究所があるということは生態を研究する目的もあるのですね?」

Leitz「ああ、それもあるな。

ちなみに、協力的なnightmareには我がホールディングスに迎え入れられ、適正検査を受けた後、特殊作戦部内の適切なポジションに配置される」

エドワード「今日のカスパー君は質問が多いね。

僕の君に対する質問タイムも近い内にあるだろうから楽しみにしておいてくれよ」

ダスク「うわ~、カスパー、かわいそう~」


Leitz「そして、今回は我々、bwss社の特殊作戦部所属のnightmareの戦闘員がアルメニア国内で殺害された。

彼ら二人の犯行である可能性が高い」


Leitz「君たちにはこの二人の殺害を実行してもらう。

前回のアフガンでのように、別の企業の特殊作戦課の協力も取り付けたかったのだが、生憎、どの部隊も任務があるそうだ。

今回、「ゼンカー」には我が社のnightmareのエージェントを忍び込ませている。

彼から有益な情報をいくつかもらっている」


ネロ「詳しい彼らの居場所などはわかっているのですか?」

Leitz「ああ、すでに判明している。

アゼルバイジャンとの国境付近の「サルブ」という村だそうだ。

この村では最近、かなり大規模な民族浄化がアゼルバイジャン系住人に対して、起きているそうだ。

そして、その過程で大規模な戦闘も起きている。

ニュースなどでも度々、ゼンカーが無差別に住人を虐殺していると報道されているな。

そして、ゼンカーは最近この村を根城にしているらしい」


エドワード「記事の材料になりそうじゃないか、カスパー?」

カスパー「ああ、それに、この状況は看過できないな」


Leitz「今回、私は別件で君たちの指揮を取ることが出来ない。

現場のことは普段のように、フェルナンデス君に一任するとしよう」

ネロ「ええ、承知しました。

この国では何に装えばいいでしょうか?」


Leitz「うーむ。

今回は臨機応変に様々な素性を装ってほしい。

何を装うかはフェルナンデス君、君の裁量に任せるとしよう」

ネロ「ええ、わかりました」


暗殺者アサシン部隊は支度を整え、アルメニアに飛行機で飛んだ。

アルメニアの「ズヴァルトノッツ国際空港空港」に到着し、一同は手配した一般乗用車で移動していた。










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